まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

standard

生産管理
2014年2月13日

SOP | 厳密に作業手順を定めて行動すれば一定の品質を確保できます

sop
SOPとは標準作業手順書を意味するstandard operating proceduresという言葉の頭文字をとって略した名称です。

このSOPは標準的な作業手順を定め、それに従って行動することによって高い品質を目指そうとするものです。高い品質のモノを組織として作ろうと考えた場合、厳密な手順を定めてその通りに動く必要があると言われていますからね。
  • 適当にやると…
例えば、パン工場で「今日はアンパンに隠し味で味噌を入れたい気分…」といった感じで従業員が勝手に行動をしたら、『いつもおいしい○○社のアンパン』といった製品のイメージを守ることは困難となってしまいますよね?

また、レシピを勝手に変えなくとも、各自が自己流の仕事のやり方でカレーパンを製造していたら、やはり均質な製品を作ることは難しくなりそうですよね?

このように、何かを組織として行おうと考えた際にはしっかりとしたやり方を決めておき、それを順守することが必要なのです。
  • レシピとかマニュアルの事?
と、なんとなくレシピとか作業マニュアルといったイメージで説明してきましたが、このSOPはそれらのモノよりも厳密なものになります。

具体的に作業の手順などを順序立てて細かく説明したものになり、働く人はこのSOPを守ってその通りに動くといったイメージのモノになります。

レシピとかマニュアルが、自分の感性を元にして表現を付け加える余地のある演劇の台本や楽譜のようなイメージに対して、SOPは厳密にその通りに動く必要があるコンピュータのプログラムとかマーチングバンドの動きのようなイメージになります。
経営
2012年6月30日

デジュールスタンダード | 定められた標準ですが、自社に有利な標準を定める作戦も有効です

デジュールスタンダード_001
デジュールスタンダード(dejure standard)とは標準化団体などによって規定された公的規格の事を言います。

デジュールはラテン語で法律上のといった意味の言葉ですので、定められた標準といった意味の言葉になるのです。

ISOとかIEEEなどがこの標準化団体です。これらの団体によって規定された標準(ISやJIS規格など)を元に、製品を各メーカーが作っていくというわけです。

みなさんも乾電池を使った事があると思います。この乾電池は単3の電池ならば単3を使うと書かれている製品には、メーカーは関係なく使う事ができると思います。

この乾電池の規格はデジュールスタンダードの例です。

この乾電池の形状を各メーカーが勝手に決めていたりしたら結構不便な世の中ですよね?ソニーの電池はパナソニックの製品には使えない世の中はあんまり住みよい世の中ではなさそうです。

このように標準を決めて、みんなでそれに従う事によって世の中が便利になるのです。
  • 規格の例
世の中には様々な規格があふれています。その規格にみんなが従う事で便利な世の中が実現されています。

ネジ一つとっても、サイズさえ合えば別のネジを買ってきても使うことができます。当たり前のことかもしれませんが、これはすごいことなのです。

ネジをよく見ていただければ、かなり複雑な製品です事がわかります。ネジ山の大きさや角度などをネジを作っている工場が思い思いに作っていたら大変なことになります。

そのようにならないようにデジュールスタンダートが定められているのです。
  • 標準に従う事に意味がある
では、標準が定められたとして、なぜ皆がそれに従うのでしょうか?従わなくても別にかまわないのではと考える人もいるかもしれませんね。

しかし、標準に従わないと製品が売れないといった実害が発生します。

なぜかというと、世の中に出回っているもののほとんどが、ある規格に従って製造されているならば、その規格に合わせなければせっかく作った製品も価値を生まないためです。

例えば、USBにもタイプがたくさんありますが使っているPCやスマホに接続できないUSBの規格を独自で作ったとしても、そんなものは利用価値のないただの紐にしか過ぎません。

このまんがでは、乾電池の標準規格を無視した、三角形の乾電池を手に入れた言っています。

しかしこの乾電池は デジュールスタンダードが決まっています。そのため、どこのメーカーの製品にも、形さえ合えば使う事ができるのです。

そのため、この規格を無視した三角形の電池など作っても、4コマ目で指摘されているように、使う場所などないのです。

また、形が同じでも電圧などの規格が異なっていれば電池を使った機器を壊すことにつながりかねません。

そのため、標準規格に従わないことに、合理性は存在しないのです。
  • いつの間にか標準が決まっている場合もある
これに対して市場で勝手に標準規格が決まる場合があります。こちらはデファクトスタンダード(事実上の標準)と呼ばれています。そして、このディファクトスタンダードが後にこれらの公的標準機関から公的規格として認定を受ける例もあります。

現状が追認されるといったイメージですが、すでに普及している規格ですので標準とした方が色々都合がいいのですね。
  • 標準を取りに行くという作戦
中小企業の場合、自社規格をデジュールスタンダードにすることを狙うのは難しいかもしれませんが、不可能ではありません。

業界団体など外部の経営資源を活用して自社が作成した規格をデジュールスタンダードにする事で競争が優位に進む可能性があります。

例えば、自社が優位性を持っている分野の技術を業界標準の要件にすることに成功したらどうでしょうか?その後の競争がすごく有利になる気がしませんか?

ルールは人が作ったものです。そのため、私たち一人一人もルールの策定を働きかけることができるのです。

また、歴史的に欧州の企業は独自規格を標準にするといった、自分たちに優位なルールを作ったうえで、ルールに従うといった方法論に長けています。

うまく自分たちに有利なルールを作れれば、我が国全体を考えた国益にもつながりますので、業界団体や行政機関にも積極的に関与してもらうようにしていくことが重要です。

関連用語
ピクトグラム
経営
2012年6月28日

デファクトスタンダード

デファクトスタンダード_001
デファクトスタンダード(de facto standard)とは、どこかの標準化機関(ISOとかです)が定めた規格ではなく、自由な競争の結果、事実上の標準となった規格を言います。

通常、新しい市場では様々な規格が乱立しますが、競争していくうちに一つの規格に落ち着いていくといった現象がみられます。

これは、一昔前のVHS(ビデオテープにはベータとVHSの2種類の規格があり、VHS陣営が勝利したのです)やDVDディスクの次世代の光ディスク(HD DVDとブルーレイとが争い、ブルーレイ陣営が勝利したのです)などが該当します。

一度デファクトスタンダードが確立すると、それを覆すことは非常に困難であり、しばしば、公的な企画(デジュールスタンダード)としてその規格が追認されるといった事もあります。

自社の推進していた規格が、このデファクトスタンダードを確立するという事は大きな勝利です。自社で推進していた規格ですので、経験曲線効果も効いてくるでしょうし、保有している特許からの収入があったりと、大きな利益を企業にもたらします。

そのため、デファクトスタンダードを確立するべく競争を行うのです。

このまんがでは、いつの間にか単三サイズの電池が部活の標準になっていたようです。このような場合、単三サイズの電池を使っている人は、ほかの人から借りる事ができるのですが、単二電池を使っている男子生徒のような人はちょっと不便な思いをします。

その結果、男子生徒も単三電池に乗り換え ることがあるかもしれません。このように、一旦事実上の標準となると、その地位を覆すことは非常に困難ですし、違う規格を使っていたとしても同じ規格にした方がいろいろと便利なので市場はその規格に統一されていくのです。
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