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price

マーケティング
2019年11月4日

プライスポイント | 売れ筋の価格ラインをプライスポイントと言うのです

プライスポイント
プライスポイントとは最も売れているプライスラインの事を言います。英語ではprice pointと表記されます。

さて、価格帯の幅はプライスゾーンといい、その中で一定の価格をプライスラインと言います。

これらの関係を図で示すと
プライス説明

といった感じです。

さて、この4本のプライスラインの中で、下から二番目の価格帯が一番売れるとすると、その価格帯をプライスポイントというのです。

簡単に言うと、売れ筋の価格帯といったイメージの言葉ですね。

  • プライスポイントを明確にコントロールする事が大切です

この説明からはプライスポイントが事後的に決まるような印象を受けると思います 。


プライスラインの中で一番の売れ筋がプライスポイントということですから、結果として一番売れたプライスラインがプライスポイントとなるといった印象を受けます。


プライスポイントは自動的に決めるものではなく、 戦略的に決めていく必要があります。


もっと言えば、 売れ筋としたいプライスラインに対して集中的に品揃えをする事で、意図的にプライスポイントを決めていくことができるのです。


 そしてプライスポイントを決めた後に、その上下のプライスラインに商品を配置していくのです。


  • なぜプライスポイントを明確にする必要があるか


お店に買い物に行く時には、大抵の場合予算が決まっていると考えられます。


そしてその予算に基づいて、どこのお店に買いに行くかを決めるというのが消費者の考え方となります。


このような消費者の考え方があるので、プライスポイントを明確にしておいてうちのお店はだいたいこれぐらいの商品を取り扱っていますよというメッセージを発信する必要があるのです。


大体いくらぐらいかかるのかわからないようなお店には、怖くてなかなか行けないと思います。


このようなことを避けるためにプライスポイントを明確にしておく必要があるのです。


そしてこのプライスポイントを明確にすることを徹底しているような業態も存在します。例えば1プライスで品揃えをしているお店や、2 PRICEで品揃えをしているお店などは、 皆さんも思い浮かべることができるのではないでしょうか。


こいたお店には、いくらの予算で買い物をすればいいのかが明確になりますので目的があれば行きやすいと思います。




neko
ウチの売れ筋価格っていくらなんだっけ?

onnanoko_bustup
ウチは980円よ。980円で買い物できるような商品を意図的にたくさん品揃えしているわ。

neko_akire
でも1,480円の商品もあったような?

onnanoko_bustup
そうよ、一番売りたい額の、プライスポイントは980円。後は、1,480円と580円のプライスラインを基本にしているわ。

neko
これならお客様がいくら持ってウチに来ればいいかが明確だからいいですね♪

onnanoko_bustup
お客様がお買い物しやすいお店を作るのには、価格戦略も重要なのよ。


関連用語
アイテム
SKU
プライスレンジ
マーケティング
2013年10月20日

プライスゾーン | 価格帯決定は大切過ぎて、改めて指摘されないレベルです

プライスゾーン
プライスゾーンとは、取り扱っている商品品種毎の売値の上限と下限の間の価格帯のことを言います。英語ではprice zoneと表記します。

例えば、お店で『おまんじゅう』を取り扱っていたとします。その『おまんじゅう』の中で一番安い商品が80円で一番高級な商品200円だったとします。

その場合、80円から200円の間がプライスゾーンとなります。

また、このお店で、『赤飯』を下は200円から上は350円で販売しているとすると『赤飯』のプライスゾーンは200円から350円となります。

このように、商品品種ごとの価格帯のことを言うのですね。(参考:アイテムSKU

さて、このプライスゾーンはどのように設定するとよいのでしょうか?

「原価が違うんだから結果として売価も異なるし、プライスゾーンが広くなるのも仕方ないよ」という考え方と、「お店の考え方をプライスゾーンで表現するよ」という考え方があります。

どちらの考え方も一理あるのですが、『おまんじゅう』を買いに行った際に、50円のモノと800円のモノがあるといった風にあまりにプライスゾーンが広すぎるような場合は、なんだか分かりにくくなりますよね?

それなので一般的にはある程度絞り込んだ方が良いとされています。

関連用語
プライスライン
プライスポイント
店舗管理
2013年9月16日

PLU | 値段と商品コードを別々に管理するとすごく便利です

PLU
PULとは、小売店側が独自に作成するバーコード(これをインストアマーキングと言います)の中に、価格情報を含めていない仕組みのことを言います。略さずに表記するとprice look upとなります。

「あれ?値段の情報が入っていないって言っても、レジを通ると値段が分かるよね?」という疑問出てくるかもしれませんね。もちろん、どこかで値段の情報を持っていないとレジで値段を出すことはできません。

そのため、このPLUでは、レジで商品コードを読み取った後、該当する商品コードを元に商品マスタを参照してその商品の価格を見に行くという仕組みになっています。

その様な仕組みなので、値段の情報をバーコード自体が持っていなくても大丈夫なのですね。

と、イマイチわかりにくいかもしれませんので、具体例を示してみます。 

例えば、商品マスタ上に「商品コード1番はトウモロコシで価格は198円」と登録しておきます。(こういった値段の付け方を心理的価格政策のうちで端数価格と言います。)

そして、実際販売するトウモロコシには商品コード1番のバーコードを付けておくのです。

すると、レジを通った際、「商品コード1番のモノが来たから…(商品マスタを検索中)…198円です」といった風にPOSレジが動くのです。

プライス(値段)をその都度、ルックアップ(見に行く)といったイメージですね。
  • 何が便利なの?
さて、インストアマーキングを行う際には、バーコード自体に価格情報を埋め込むといった事も可能です。(これをNonPLUと言います)

「なんかそっちの方が簡単じゃない?」という声も聞こえてきそうですが、PLUには大きな利点があります。

例えば、「トウモロコシだけど旬が過ぎたから一括して値段を下げて処分したい」と考えたとき、バーコード内に価格情報が埋め込まれていると、すべての商品のバーコードを直す必要が出てきてしまいますよね?

でも、PLU形式ならば、商品マスタの価格情報を更新するだけなので手間が少なくて済みます。

このような利点があるため、量り売りをしないような商品についてはPLUという仕組みでバーコードを付与されるケースが多いのです。 

関連用語
NonPLU
ソースマーキング 
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