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情報
2014年3月25日

ナレッジマネジメント | 蓄積された知識を管理・活用して業績を上げるのです

ナレッジマネジメント
ナレッジマネジメントとは組織が持つ知識や情報などの知(ナレッジ)を活用して、組織のパフォーマンスを向上させようとする管理手法の事を言います。英語ではknowledge managementと表記されます。

さて、このナレッジマネジメントを直訳すると知識の管理といった感じの言葉です。読者の皆様にとっては、知識が重要なのは当たり前なのかもしれませんが、はたして知識が重要であると考えている組織ばかりでしょうか?

例えば、組織の文化によっては「ワザワザ知識の管理なんて言っていないで一件でも多く顧客を回ってこい」といった風に知識を軽んじているような発言も聞かれるかもしれませんよね。

また「その業務って○○って方法でやればとても効率がいいよ?」「エッ、知らなかった。なんでもっと早く行ってくれなかったの?」とか、「営業のコツがあるんだけど、競争があるから同僚には黙っておこうっと…」といった感じのやり取りってありそうですよね。

どうでしょうか、こういった『知識を共有しないし管理もしない』といった考え方の組織って残念ながら存在していそうですよね。でも、そういう知識を軽んじる考え方ではなく、もう少し上手くやれる方法もありそうですよね。
  • 言葉で表現できない知識も管理する
さて、ここで知識の管理と言っていますが、マニュアルなどの目に見える形に言語化された形式知だけではなく、ノウハウや職人技といった上手く言葉で表現できない暗黙知もしっかりと管理していく必要があります。

「大切なものは目に見えないもの」といったお話ではないですが、目に見えなく言語化されていない暗黙知もしっかりと管理し組織内で共有できるようにしていけば、組織の生産性も向上しそうですよね。

「あの仕事は山崎さんが休暇を取っているから全然進まないよ…」といった状況ではなく、「担当の山崎さんが休みだけど、文章化されている手順を見て鈴木さんが対応するよ」といった状況の組織の方が生産性が高そうですからね。

また、2025年時点においては育児休業など従業員が長期に休業するのも当たり前となっています。そのような状況ですから、誰が休業していても組織として対応できるようにしておくことが必須となっているのです。

■蓄積したら意思決定に生かす

組織の知見を蓄積することも重要ですが、その知見とデータを生かして意思決定に結び付けることも重要となります。

そのためには、データを可視化して経営判断に活用するBI(ビジネスインテリジェンス)といった仕組みを導入することも有効になります。

そして、どんなデータを可視化するのか、可視化されたデータからどのような経営判断を行うかこそが重要な知恵であり、暗黙知だったりするのですね。


関連用語
CKO
組織論
2014年3月14日

CKO | 最高知識責任者が会社のノウハウを必要な権限を持って司ります

CKO_001
CKOとはチーフナレッジオフィサー(英語:Chief knowledge officer)の頭文字をとった言葉で、そのまま訳すと、最高知識責任者の事を言います。

財務を取り仕切るCFOとか経営を取り仕切るCEOなどは有名ですが、このCKOも自社の知識を取り仕切るといった非常に重要な役割を持っています。

何と言っても役職名にknowledge:ナレッジ(知識)という言葉がついているくらいですから、知識の最高責任者であるというわけです。

ナレッジマネジメントなどに取り組んでいる企業の場合は、このCKOがとても重要な枠割りを果たします。

■知識は活用しないと意味をなさない


さて、どうしてこのような自社内の知識を取り仕切るような役職が必要なのでしょうか?それは、自社内の知識を上手く活用することによって生産性が上がるからです。

例えば、「ノウハウは勝手にたまるもので別に意識して活用しなくても大丈夫だよ」とか、「工夫とかどうでもいいから、電話帳の『あ』から順番に電話をかけて営業をしろ!」といったちょっとガッカリするような事を言われたらどうでしょうか?なんだか生産性が上がらなさそうですよね?

でも、「このノウハウは別の部署でも有用だから、自社内で展開しよう」とか、「電話帳で電話をかけるにしても、電話をかける時間帯は午前中の方が良いよ」といった風にノウハウを上手く共有できたらどうでしょうか?こちらの方がなんだか良さそうですよね。

そして、このような自社に蓄積された知識を活用するための責任者をCKOというのです。

■ナレッジマネジメントの責任者

とはいえ、良さそうというだけではノウハウの有効活用はできません。やはり誰かが責任者となって音頭を取って対応しないと上手くいきません。

そのため、責任者を任命して対応しようというのが、このCKOとなります。

また、CKOとは社内の各部署を調整して、まとめる必要があるためある程度の権限がないと務まりません。

何の権限も持っていない人がかけ声をかけても、「確かにいいことですね。でも今は忙しいので後で検討しましょう。」などと言われてしまうのが関の山です。

また、場合によっては自社内の部門間で短期的な利害が対立している場合もあり得ます。カニバリゼーションを起こしていて、自社内で競合しているといった場合です。

この場合、部署間の利害を権限がある人が調整しないといけません。通常、自分の部署が不利になるような意思決定をする人はいませんので、全体最適を考える人が必要なのです。

そして、そのような事をする人として最高知識責任者といった役職を設けて対応しようというのがこのCKOなのです。

なお、CKOは取締役などのように制度として決まっている役職ではありません。一般的に役員クラスのかなり偉い人がその地位に就くのですが、必ずしもそうとは決まっていないので注意が必要です。

onnanoko_bustup
さー、今週得たノウハウを共有しましょう。まずは猫君から

neko
お客様へ、もう一品売れるように関連商品も用意しておきます。客単価が上がればお客様の数が同じでも売上が増えますから。

hiyoko
倉庫の棚に印をつけておいて、整理しやすくするといいと思うわ。

onnanoko_bustup
じゃあ、お店のマニュアルに反映させておいてねー。責任者は忙しいわ。

neko_akire
「私はCKOよ。」なんて言い出してノウハウの共有を始めたけど、ポーズだけ何だよな。同じノウハウの説明を4回もしているのに気がついていないんだもん…

■知識の創造と普及もお仕事です

また、有益なノウハウを生み出すようにするために知識の創造を促す事もCKOのお仕事です。

有益なノウハウを生み出したらインセンティブを与える(金銭的なインセンティブかもしれませんし、名誉かもしれません)などと言ったことを行っていく必要があるのです。

また、組織内に蓄積されている暗黙知を形式知にして広く使えるようにするといった事もCKOの役割です。
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