まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

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財務・会計
2012年1月17日

ROE(Return On Equity)

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ROE(Retuen On Equity)(株主資本利益率もしくは自己資本利益率)とは、企業が投下した株主資本に対してどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。

このROEは【ROE=当期純利益÷自己資本×100%】という計算式でもとめます。この式は、その事業の自己資本(株主資本)で利益を除すという構造になっているため、企業の大きさが異なっていても比較することが可能です。そして、このROEが高いほど効率的な経営を行っているということができます。

たとえば、500円の自己資本で100円の利益を得たA社と1000円の自己資本で150円の利益を得たB社があったとします。

この時A社のROEは100円÷500円×100%=20%、B社のROEは150円÷1,000円×100%=15%となります。自己資本の規模が違う2社ですがROEという比率を考えることによって、A社の方がより効率的な経営を行っていると判断することができます。

また、ROEは当期純利益を自己資本で除すという形式であって、総資本については考えていません。実際に負債を利用してROEを高めるという手法があり、ROEを比較する際にはそこに調査する必要があります。

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この図のように、負債で資金を調達して商売をやればより多くの利益を上げることができると思いませんか?例えば貸借対照表Aの会社が10の利益を、貸借対照表Bの会社が50の利益を上げた場合、純資産は同額なのでROEは5倍になります。(自己資本比率が悪くなるのでやりすぎてはいけませんが…)
 
このまんがでは、経営クラブの先生は学食にライバル意識を持っています。そのためROEを学食より高めたいと思っているようです。

4コマ目で同僚の先生が借金取りに来ているように、どうやら負債を利用してROEを高めていたようですが、やりすぎてしまったみたいですね。

財務・会計
2011年11月3日

ROA(Return On Asset)

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ROA(Retuen On Asset)(総資本利益率もしくは総資産利益率)とは企業の事業に投下した総資本が、どれだけの利益を稼ぎ出したかを示す指標です。経営分析の手法の一つで、収益性分析に位置づけられる手法です。

このROAは【ROA=利益÷総資本×100%】という計算式でもとめます。この式は、その事業の総資本で利益を除すという構造になっているため、企業の大きさが異なっていても比較することが可能です。そして、このROAが高いほど効率的な経営を行っているということができます。

たとえば、500円の総資本で100円の利益を得たA社と1000円の総資本で150円の利益を得たB社があったとします。

この時A社のROAは100円÷500円×100%=20%、B社の利益率は150円÷1,000円×100%=15%となります。規模が違う2社ですが利益率という比率を考えることによって、A社の方がより効率的な経営を行っていると判断することができます。

このまんがでは、学食と経営クラブどちらの収益性が優れているかを比べてみたいと言っています。この学食と経営クラブは規模が違う事が想定されるのでROAという指標を使って比べようと言っています。

そしてROAを求めるため、総資本と利益を調べようとしています。これらの値は水晶玉に聞くのではなく、財務情報を調べればわかります。例えば、株式投資の投資判断に用いるような場合、財務諸表が公開されていますので自分で計算することが可能ですよ。

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(注)この説明では総資本と言っていますが、総資本の額は上の貸借対照表で示した右側(貸方といいます)の「負債」+「純資産」を指します。
また、総資産とは貸借対照表上の左側(借方といいます)の「資産」の事を指します。
貸借対照表上、「資産」=「負債」+「純資産」となり、どちらの額も一致するため、ROAはどちらの額から計算しても同じ値となります。 
経営
2011年9月30日

OJT (on the job training)

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OJT(on the job training)とは、仕事の場面で、『計画的』『継続的』『意識的』に指導し、知識、技術、技能を身に着けさせることを言います。

よくある誤解として、新人を仕事の場に配属し、先輩や直属の上長が場当たり的に仕事を教える事をOJTと考えることがあります。

しかし、これでは『計画的』『継続的』『意識的』に指導していませんし、指導する人の能力や指導にかける意欲などによって効果のばらつきが大きくなってしまいます。

その意味で、計画なきOJTは育成ではなく単なる選抜や放置と同義語だったりします。そんな人材育成を受けた記憶がありませんか?そんなことからはなるべく脱却したいものですね。

今回のまんがでは新入生を1コマ目でOJTで育成すると宣言しています。それをうけて、2コマ目でまず新入生の現在の力量を見積もっています。

そのうえで、3コマ目で現状を認識し一定期間後に達成したいレベル感を決めて、具体的な育成計画を作成していっています。

最終コマでは、『計画的』『継続的』『意識的』に行った指導の効果が表れてレベルアップしています。こころなしか新入生が大きくなった気がしますね。

■OJTを成功させるためのポイント

OJTは計画的、継続的、意識的が重要ですと示しましたが、ここが抜け落ちているOJTが横行しています。

そうならないようにするためには、相手の習熟度合いを確認しつつ教えることが重要です。

例えば、楽器の練習では計画に従って徐々に難しい曲に取り組むと考えられますが、これは習熟度合いを確認しながら進んでいくことが重要です。

仕事でも、目的を明らかにして、何を経験してもらうかを計画して実施することが重要です。そして、計画に従って業務を経験してもらい、習熟度を定期的に測定していくことが重要になってきます。

その意味で、計画には習熟度のチェックも入れておくことが重要になってきます。よく学校などで定期的にテストを行うのも合理的な考え方なのですね。(不合格だとちゃんと補習をやってくれるような学校だと更に合理的です)

また、指導者側に立つ人と信頼関係を構築することも重要になります。安心して簡単なことでも質問できるような雰囲気を作ることも指導者側のしごとのうちです。

そのため、一昔前によく聞いたような「一回教えたら覚えてくださいね。何度も聞かないでくださいね」みたいな指導スタイルは良くない指導スタイルになります。

あくまでOJTは仕事を教えるためのプロセスではなく、人を育てるためのプロセスになるので、わからなかったら何度でも気軽に聞くことができるのが重要だったりするのです。

関連用語
理解を深めるストーリー:意識が高くてもちゃんとした計画が無ければそのOJTは単なる名ばかりOJTです。
Off-JT
自己啓発 
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