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IPR&D

財務・会計
2014年9月3日

IPR&D | 仕掛研究開発費という呪文のような日本語訳です

IPR&D
IPR&Dとは、仕掛研究開発費(in process research and development)の略称で、特定の研究開発のために利用されていて、将来的にも別の目的に使用できないような資産を企業買収などの際に一括で費用計上するというものです。

例えば、あなたの会社がサバを水産加工しているような企業を買収したとします。その際、被買収企業はサバの健康効果を高めるために怪しげな装置を用いて、栄養が人体に取り込まれやすくなるような加工する研究をしていたとします。

この怪しげに見える装置が他の研究開発に流用できるか否かによって会計上の取り扱いが異なるというのがIPR&Dのポイントとなります。

仮に怪しげに見える装置が、ある博士が独自の理論に基づいて開発していたようなもので、他の研究開発には流用できないものであったと判明した場合、従来は一括して費用計上する必要があったのです。

研究開発費として取り扱うようなイメージですね。但し、現在では会計基準が改定され、資産として評価することが求められるようになっています。

■IPR&Dの意義

IPR&Dという仕組みは、研究開発にお金をかけただけでなく、その研究開発が将来どれだけのお金を生み出すかどうかを評価するという意義があります。

例えば、新たなゲーム機を果敢にも開発している中小企業があるとします。その企業を買収した場合、新たなゲーム機の研究開発が上手く行けば会社は大きく収益を伸ばす可能性があります。

その意味で、研究開発費をただの費用と考えるのではなく、将来お金を生み出す可能性がある「資産として」考えましょうというアプローチです。

ただ、そう言われればそんな気もしますが、なんとなく胡乱(怪しくて疑わしい)お話だと思えませんか?だって、極めて強いゲーム機がある現在において、新たなゲーム機の開発が収益源につながる保証はありませんから。

その意味で、本当に資産として評価していいのかをよく考える必要があるのです。

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