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間接金融

財務・会計
2012年4月19日

間接金融

間接金融_001
間接金融とは銀行などの金融機関からお金を借りることを言います。この間接金融は外部金融の一つの形となります。

なぜ「間接」と言うかというと、銀行など金融機関は皆さんのお金を集めて運用しています。そのため、企業が銀行からお金を借りるという事は、間接的に皆さんのお金を使うという事になるからです。

例えばあなたが銀行に預けた1万円が、銀行を経由してどこかの会社に貸されたのならば、それは間接金融です。

この間接金融ではもともとの資金は投資家の皆さんが出しています。では、その貸し付けにかかるリスクは誰が負っているでしょうか?銀行がお金を貸し付けている企業が倒産したとしても、みなさんの預金は基本的には保障されますよね。でも、金融機関は貸し倒れという事で損失を受けます。(もっとも、金融機関は多くの場合、事業主の個人保証をつけたり、信用保証の機関を入れたり、担保を取ったりとして損失を回避するようにしているのですが。)

このようなことが発生するのは、金融機関がリスクを負っているのです。そして、金融機関はリスクを負う見返りとして、みなさんに支払う金利と、貸付先からもらう金利の差額を懐に入れています。

このまんがでは右側の男の先生は、銀行にお金を預け、女の先生は銀行からお金を借りて事業の拡大をもくろんでいるようです。このように、あいだに金融機関を介して資金のやり取りをする事を間接金融というのです。

■直接金融との違い

間接金融と来て「間接」なんだから「直接」もあるよね?と考えた方は鋭いです。もちろん直接金融という方法もあり、こちらは金融機関などを通さずに市場から直接資金を調達する方法です。

例えば、株式を発行して資本市場から直接調達したり、社債を発行してお金を投資家から直接借りれくる方法があります。

この直接金融の場合は、投資家が直接リスクを負担すると言った形態となります。その結果、投資家は資金を出した企業に対して厳しい開示義務を貸したり、出資を受けた場合などは取締役を送り込んで経営に関与することも検討してきます。

我が国では伝統的に間接金融の比率が大きいのですが、近年では直接金融の比率も高まりつつあります。

いずれにしても直接金融と間接金融双方を意識すると金融の仕組みや資金調達の仕組みが見えてきますね。これを簡単に表にすると以下のようになります。

項目 間接金融 直接金融
定義 銀行など金融機関を通じて資金を調達する 株式や債券を通じて市場から直接資金を調達する
資金の流れ 預金者→ 銀行→ 企業 投資家→ 金融市場など→ 企業
リスク負担 金融機関が企業の倒産リスクを負う 投資家が直接リスクを負う
見返り 金融機関は貸付金利を得る
(預金金利の差が利益)
投資家は配当や利子を得る
特徴 安定性が高いが調達規模に限界 大規模資金調達が可能だが市場変動の影響を受けやすい
代表例 銀行融資、信用保証付き融資 株式発行、社債発行

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