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量感陳列

店舗管理
2012年7月20日

量感陳列

量感陳列_001
量感陳列とは、おもに最寄品に用いられる手法で、商品をまとめて陳列することによって、活気やボリューム感、割安感を演出する陳列方法のことを言います。

スーパーに入ったときに、平台やゴンドラなどに大量に季節の果物が並べてあったとします。その場合、そのスーパーに活気やボリューム、割安感を感じますよね。さらに、季節の果物なので、季節感も感じられると思います。

逆に、スーパーに入ったときに、スカスカの野菜売り場だったらなんとなくガッカリしちゃいますよね。

この量感陳列を行う場合、商品数を豊富にしておく事がポイントです。売れてしまって、スカスカの売り場では量感陳列って言えませんよね。

さらに、POP広告を付けたり、手に取りやすいように陳列することもポイントです。いくら量感陳列だからと言って、ギュウギュウに詰め込んで棚から取れなかったら意味がないですよね。

このまんがでは、プラモデルが山のように積み上げられているお店を見つけたようです。これはまさに量感陳列で、最後のコマのように、なんとなく活気を感じる陳列方法だと言っています。

■量感陳列のメリットとデメリット

量感陳列はお店に活気が出るところです。視覚的にもインパクトが強く販売促進効果もあります。来店客にボリュームや価格、鮮度で印象付けて訴求するイメージです。

購買頻度の高い商品を量感陳列すれば、来店する動機が強化されると言ったメリットもあります。

他方で、デメリットもあります。ソレはなんといっても在庫水準が多くなり、在庫管理コストなど在庫系のコストが増大することです。

それに何よりも、他の商品を置くスペースを圧迫するのでしっかりと考えて量感陳列を行わないと売り場全体での魅力を損なってしまいます。

また、商品がしっかりと回転しない死に筋を大量に仕入れて量感陳列してしまったら悲惨です。鮮度がどんどん低下し(生鮮食品以外にも商品の鮮度があります。特にお洋服なんかは生鮮と同じで、季節を逃すと腐敗して(売れなくなって)しまいます)、多量のロスを出してしまいます。

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