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選択と集中

経営
2012年2月15日

選択と集中

選択と集中_001
選択と集中とは、自社の得意・強みを発揮できる事業を選択し、その得意・強みを発揮できる事業に企業が持つ限られた経営資源(人、モノ、金、情報)を集中的に投下する戦略です。

この選択と集中という言葉はその企業は複数の事業を営んでいることが前提となっています。単一事業の場合には選択や集中しようにも選択の余地などありませんから。

そして、このように複数の事業を営んでいる場合、すべての事業に平等に資源を投入したとしたらどのようなことになるでしょうか?

あれやこれやに限られた経営資源を分散してしまうと非効率となると考えられますよね。やはりある特定の分野、もっというと強みに集中して資源を投入する必要があります。

このまんがでは日替わり定食に経営資源を集中したため、売れ行きがとてもよくなっているようです。やはり限られた経営資源を自社の強みに集中して投入すると効果があるようですね。

■選択と集中のメリットとデメリット

選択と集中は一番得意な事に経営資源を集中させる事ができるため成果は出やすくなります。市場シェアの拡大を図ったり、利益率向上を図るなどの成果につながりやすいです。

他方で、事業リスクは特定の市場に集中することになります。そのことで特定の市場が外部環境の変化で大きなダメージを受けるような事が発生すれば、事業自体の屋台骨が危うくなります。

少し前のコロナウイルス感染症が大流行した際の旅行業などはこの種のリスクが直撃した形になります。

とはいえ、中小・小規模事業者においては選択と集中を心がけたほうが成果が出やすくなると考えます。というか、相対的に経営資源の質も量も厳しい中、自らの強みのない業界へ打って出て戦うのはとても厳しいです。

その業界にも自らの強みを磨き上げた競合が必ず存在しているわけですから。

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