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認知不協和理論

マーケティング
2012年3月13日

認知不協和理論

認知不協和理論_001
認知的不協和理論とは、アメリカの心理学者、レオン・フェスティンガー(Leon Festinger)によって提唱された理論です。その認知不協和理論によると、人は自分の持っている認識と、発生した物事が矛盾している場合にその矛盾を解消しようとする心理的な働きを持つとされています。

例えばあなたは友達と一緒に行列のできるラーメン屋さんに行ったとします。あなたは出されたラーメンを美味しく感じましたが、友達はこのラーメンは全くおいしくないと言い出したとします。

この場合、美味しいラーメンだったという自分の持っている認識と、おいしくなかったという友達の意見が矛盾しています。(認知不協和の状態)

こういった場合、あなたはやっぱりこのラーメンは美味しくなかったと意見を変えるか、友達の意見を否定しなければ認知不協和の状態を解消することが出来ません。

このケースでは、「一緒に行った友達はラーメンの味がわからない人」だと考える、「確かにそんなにおいしくはなかったけれども、健康に良い食材を使った上に、お手頃価格だった」みたいにほかの良いところを見つけて、自分の選択を正当化するなどといった事を知らず知らずにやっているはずです。

このような心理的な傾向が人にはあるので、マーケティング的には購入後に購入者の選択を正当化できるようなメッセージの発信をしていくことが大切であるとされています。

何か高価なものを購入した後、その買ったモノの広告を見るようなことはありませんか?それは広告を見ることによって自分の選択は正しかったと安心したい為に発生する事なのです。

このまんがではメガネ君は、買った自転車の評判が悪いとの情報2コマ目で得ています。しかし、最終コマではネットを探して自分の選択が間違っていなかった根拠を探しています。

認知不協和理論によると消費者はこのような行動をする傾向があるのです。 

また、この認知不協和を 提唱したフェスティンガーは社会的比較論という用語も提唱しています。
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