ブルーオーシャン戦略とは、従来存在していない全く新しい領域(競争相手のいない領域)で事業展開する戦略です。市場を創造する戦略と言い換えてもよいかもしれません。
新市場での事業展開ならば、競争相手はまだいません。そして、競争相手がいないため、低コスト(コストリーダーシップ)と差別化(差別化戦略)の一般的には両立し得ないとされる二つの優位点を、同時に実現できるのです。(通常は両立させようとするとスタック・イン・ザ・ミドルという状況に陥ります。)
そして、競争相手がいないという事は高成長と高収益も両立できるので非常に有利なことなのです。
これはあたかも、ブラックバスなどの外来種が、天敵や競争相手がいないことから、日本の在来種である魚を駆逐して一斉に広がるようなイメージですね。(外来種にとっては日本の環境はブルーオーシャンであったのです。)
例えば、近所のパン屋さんが今までパンを食べなかった層にパンを食べてもらいたいと考えたとします。
そのパンを食べない層に対して、従来使用していた卵などのアレルギー原因物質を使わなくするなどの新しい価値を付け加えてアプローチをした結果、新市場を創出したとします。
ただの差別化戦略から一歩進めて、パンを食べない層に食べてもらうパンという新市場を創出したわけですね。そして、当然この新市場は競争がないので高い成長性と高収益を狙うことができます。
ところで、なぜブルーオーシャンなのでしょうか?競争がないのが青い海って言われてもピンときませんよね。
これは、従来の競争が激しい環境を血みどろの海(レッドオーシャン)と表現して、それに対比する意味でブルーオーシャンとされた言葉です。
このまんがでは、パート対抗料理大会が行われ、それに勝利したパートが海に来られたようです。(ブルーオーシャン戦略の説明だから海にしました。)
勝利の秘訣は、真っ向から競合と戦わずに全く新しい切り口の料理を提供したことにあるようです。このように、競争を避けて、全く新しい価値を提供する、新市場を創出するという考え方がブルーオーシャン戦略です。
勝利の秘訣は、真っ向から競合と戦わずに全く新しい切り口の料理を提供したことにあるようです。このように、競争を避けて、全く新しい価値を提供する、新市場を創出するという考え方がブルーオーシャン戦略です。