まんがで気軽に経済用語

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マーケティング用語

マーケティング
2025年11月25日

集中化マーケティング

集中化マーケティング_001
集中化マーケティングとは市場細分化したうえで、細分化した一つの市場を選び、そこに経営資源を集中させるアプローチです。一点突破型のマーケティング手法であるという事ができると思います。

不特定多数のお客さんを相手にした方が当然市場は広くなりますが、この集中化マーケティングのアプローチではあえて不特定多数のお客さんは無視します。そのうえで、ここと決めた市場に対して持っている経営資源を集中投下します。

これは、企業の保有する経営資源の量が不足して差別化マーケティングを採りえない場合や、新規にその市場に参入する場合に採る方法となります。

例えば、市場細分化を試みた結果、いくつかの市場に分かれる事を認識したとします。そのうえで、自社の経営資源を集中する一つの市場を特定して、そこに全力を投入するようなケースを考えることができます。この場合、そのほかの市場にはあえて経営資源を投入しません。 

このまんがではお弁当を販売していない学食が、生徒の要望を受けてお弁当販売に乗り出すと言っています。しかし、現在の経営資源では細分化した市場それぞれに合わせたお弁当を投入する余力はないと言っています。

そのため、今回は文化部の生徒という風に市場を絞ってマーケティング活動をすると決めたようです。

■集中化マーケティングが向いているケース

集中化マーケティングは、何処かの市場に経営資源を集中投下すると決めて、そこに力を投入sルウ方法になります。

一点突破と言ったイメージですね。例えば、50単位の経営資源を持つ小さな和菓子屋を考えてみます。

この和菓子屋さんがフルラインナップで競合と戦うのは難しいですが、贈り物市場を狙って50の経営資源を集中投下して一点突破するとかすると成功しやすくなります。

さらに、この贈り物市場も、例えば「商用の贈り物」「ご近所の贈り物」などなどといろいろ考えられますが、15づつとか分散せず、絞り込んで「商用」に50の経営資源を集中して行く作戦です。

これならば、100の経営資源を持つ競合が20の力を注いで商用の送り物を扱っていたとしても、自社の「商用の贈り物」には50の経営資源を投入しているので勝てる可能性があるという感じです。

■リスクが大きい?

勘の良い方はお気づきかもしれませんが、集中しすぎてしまうと、その市場の需要が減った(大きな企業が撤退して商用の贈り物需要が下がった)とか、競合が参入してきたなどの変化には脆弱になります。

そのため、その絞り込んだ市場は継続的に自分の強みをいかし続けることができるかをよく考える必要があるのです。

硬い言葉で言うならば、「市場の安定性」「顧客特性」「競争状況(5F:ファイブフォースモデルなんかを使うといいですね)」「自社の強みを活かせるか」などいくつかの条件を当てはめてみて考えるとよいでしょう。

一般論ですが、経営資源の制約が強かったり、隙間の市場がある場合、特定のお客さんのセグメントのニーズがはっきりしているような場合にはこの集中かマーケティングを採用する価値があったりします。

逆に、狙った市場規模が自社を存続させるだけの規模がない場合は利益が出ませんし、変化が激しい市場に集中するのはあまりにリスクが大きいです。また、ライバルが沢山参入しているセグメントで戦うのもおすすめできません。

うまくハマると極めて強力な戦略となりますが、リスクも大きな戦略となります。(とはいえ、小規模事業者の突破口になるケースが多いので、一度は検討してみると良いです。)

初出:2012/04/08
更新:2025/11/25

マーケティング
2015年1月8日

顧客エンゲージメント | 顧客の満足ではなく、愛着を得られるように貪欲に製品・サービスの水準を磨くのです

顧客エンゲージメント
顧客エンゲージメントとは、顧客が自社の提供する製品やサービスに強い愛着を持っている事を言います。

エンゲージメント、というぐらいですから、顧客は単なる満足を超えて、非常に強い愛着を自社の提供するサービスや製品に抱いていると言えるのです。

この水準にまで至った顧客は、自社のサービスや製品を積極的に宣伝してくれたり、繰り返しサービスなどを利用してくれたりします。

例えば、あなたが利用していて満足した製品やサービスについて友人に勧めた事はあるでしょうか?もしあるのならば、単なる満足を超えた水準の愛着を感じている製品やサービスならなおさら友人に勧めてみたいと思いますよね。

逆に、もし友人に勧めないとしても、自分だけは継続的にその製品やサービスを利用したいと考えるはずです。

さらに、今日ではWeb上での情報発信が非常に低いハードルで行えるようになっています。そのため、直接友人に勧めないとしても、Web上で発言していわゆる『拡散』に務めたりと愛着を持っている製品やサービスの提供元に取って有利になるような行動をとってくれることが期待されるのです。

■顧客エンゲージメントを高める方法

このように顧客エンゲージメントはとても大切なものですが、経営に活かすためにはそのような変数がある事を知っているだけでなく、高める方法を考える必要があります。

具体的には、お客様に「また来たいよ」とか「また買いたい」と思ってもらうための仕組みが必要なのです。

そのためには、「買ってもらったらおしまい」みたいな一昔前の観光地のお土産屋さん的な商売では良くないです。最近では、観光地のお土産屋さんも「お客様との接点」を大切にして、ここで買ってよかったなと思ってもらえるような親切な接客をしたり、地元の情報を提供したりします。

また、SNSで購入してくれた人とつながったりと、アフターサービスアフターケアの場面まで踏み込んだ関係性の構築に務めることが重要なのです。

関連用語
リテンションマーケティング
LTV
顧客ロイヤルティ 
マーケティング
2012年4月6日

差別化マーケティング

差別化マーケティング_001
差別化マーケティングとは市場細分化したうえで、その市場間の違いに対応したマーケティング・ミックスを展開しようとするアプローチです。

一般的に顧客の好みは多様化しており、その多様化した好みに適合するような製品やサービスを提供することを目指している方法です。

例えば、高級車を好む層と軽自動車の経済性を好む層がいたとします。その場合、高級車を好む層には高級車を、経済性を重視する層には軽自動車をそれぞれ販売した方が効率的という事が出来ます。

もっとも、このようなマーケティングを展開するためにはそれぞれの市場に対して、一式のマーケティング・ミックスを展開しなければならないので大きな経営資源が必要となります。

これは、軽自動車を販売するためにはその市場に向けて、製品を作り、プロモーションを行い、流通を整備し…などを行いますし、高級車の販売のためにも同じような努力を行うという事です。

このまんがでは、市場を運動部と文化部に分けてそれぞれに適した商品を提供しようとしています。運動部には二段弁当を、文化部にはサンドイッチのセットを提供しようとしているようです。そして、商品を分けただけでなく、プロモーションのやり方も変えています。 

このように市場を分け、それぞれの市場に異なるマーケティング・ミックスを展開することを差別化マーケティングと言います。 
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