まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

イノベーター理論

マーケティング
2011年10月16日

ラガード

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ラガード(採用遅滞者)とはロジャース(Rogers)が採用者モデル理論(イノベーター理論)の中で新しいアイディアや製品・ライフスタイルの採用の早さで人々を分類したうちの一つです。一番最後に採用するといった非常に保守的、伝統を重視する採用行動を行います。

この採用者モデルは新しい物事を採用する速さの順で、イノベーター(Innovators)、アーリーアダプター(Early Adopters)、アーリーマジョリティ(Early Majority)、レイトマジョリティ(Late Majority)、ラガード(Laggards)の5つに人々を分類しています。

このラガードといわれる人々は、自らの所属する集団で最後に新しい
アイディアや製品・ライフスタイルを採用します(もはや新しいとは言えない気もしますが)。保守的で伝統を重視する人々ということができます。

このラガード
の割合は市場全体の16%程度言われています。あるものが流行りだしたとき、もはや流行ではなく、伝統になってから採用する人がラガードのイメージとなります。

また、製品ライフサイクルの衰退期にはラガードが主な購入者であるといわれています。

今回のまんがでは、登場する学生さん2人がラガードのイメージです。伝統的な格好が一番だと言っています。

■マーケティングにおけるラガードの特徴と対応

ラガード層は新しいものに飛びつかず、周りが購入してから使い始めるタイプです。

いつまでもガラケーを使い続けていた人をイメージしてもらえればラガードのイメージが掴めるかもしれません。

さて、こういった人達にはどうやって打っていけばいいでしょうか?売るのが難しそうだから売ることを諦めるというのも一つの戦略ですが、あえて狙って自社のお客様として捉えていくという作戦もありうるのです。

■保守性を訴求する

例えば、「昔からあるブランド」「長く使える安心設計」など伝統や信頼、実績と言った訴求を行う事がポイントになります。

そして、新しいものを好むかどうかの軸で捉えた「ラガード」であるかどうかと、良いものにはお金をちゃんと使うかどうかは独立した別個の軸になります。

そのため、「信頼と実績のある商品なのでちょっと高価になります」と言った売り方も十分に有効だったりするのです。

逆に言えば、市場が成熟期から衰退期に入る段階で、この保守的な層にしっかりと訴求していくことで安定した収益を上げられたりするのです。
マーケティング
2011年10月15日

アーリーマジョリティ

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アーリーマジョリティ(前期多数採用者)とはロジャース(Rogers)が採用者モデル理論(イノベーター理論)の中で新しいアイディアや製品・ライフスタイルの採用の早さで人々を分類したうちの一つです。

この採用者モデルは新しい物事を採用する速さの順で、イノベーター(Innovators)、アーリーアダプター(Early Adopters)、アーリーマジョリティ(Early Majority)、レイトマジョリティ(Late Majority)、ラガード(Laggards)の5つに人々を分類しています。

このアーリーマジョリティといわれる人々は、自らの所属する集団でその集団の平均よりも早く新しい
アイディアや製品・ライフスタイルを採用します。慎重さを持った人々ということができます。
この
アーリーマジョリティの割合は市場全体の34%程度言われています。あるものが流行りだしたとき、みんなよりは早く採用する人がアーリーマジョリティのイメージとなります。

また、製品ライフサイクルの成長期にはアーリーアダプターとアーリーマジョリティが主な購入者であるといわれています。

今回のまんがでは、1コマ目に出てくる学生さん2人がアーリーマジョリティのイメージです。アーリーマジョリティは市場全体の34%を占めているので2人登場しています。

この2人は比較的慎重なので、先輩が購入したところを見て購入したと1コマ目で言っています。
マーケティング
2011年10月15日

アーリーアダプター

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本記事では、ロジャースの採用者モデル理論における「アーリーアダプター」の位置づけを整理し、イノベーターとの違いや、普及理論・キャズム理論との関係を具体的に解説します。

<用語解説>
アーリーアダプター(前期少数採用者)とはロジャース(Rogers)が採用者モデル理論(イノベーター理論)の中で新しいアイディアや製品・ライフスタイルの採用の早さで人々を分類したうちの一つで、イノベーターの次に一番新しいものが好きな人々の事を指します。

この採用者モデルは新しい物事を採用する速さの順で、イノベーター(Innovators)、アーリーアダプター(Early Adopters)、アーリーマジョリティ(Early Majority)、レイトマジョリティ(Late Majority)、ラガード(Laggards)の5つに人々を分類しています。

■アーリーアダプターは新しいこと+有用性で判断します

このアーリーアダプターといわれる人々はアイディアや製品・ライフスタイルが単に「新しい」という理由だけではなく、「有用であるか・価値があるか」も含めて考慮し採用します。

ここが同じ新しいモノ好きであるイノベーターとの違いで、以下のように簡単にまとめてみました。

項目 イノベーター(Innovators) アーリーアダプター(Early Adopters)
市場構成比 2.5% 13.5%
特徴 革新性を追求し、技術的知識が豊富
新しいことに価値を見出す
新しいものに敏感で、価値を見極めて採用
リスクへの姿勢 高リスクもいとわず試す 一定のリスクは取るが、実用性も重視
社会的役割 技術的導入の先駆者 オピニオンリーダーとして影響力を持つ
採用動機 単に「新しいから」 「新しく、かつ価値があるから」
製品普及への影響 初期導入に貢献 コミュニティ内での広まりを加速させる

この
アーリーアダプターの割合は市場全体の13.5%程度言われています。あなたのそばにも新しい物事が好きでその人が使うとその人がいるコミュニティーで流行るような人がいますよね?その人がアーリーアダプターのイメージとなります。

この種の人々は市場全体に及ぼす影響はかなり大きいです。このアーリーアダプターは別名「オピニオンリーダー」とも呼ばれ、そのコミュニティー内で指導的な地位を保っています。

■アーリーアダプターは単なる新しもの好きと違い、影響力があります

このアーリーアダプターとイノベーターが導入した段階で、製品やサービスの普及率は16%となり、この値を超えると一気に市場に受け入れられるといわれています。この普及率をクリティカルマスと言います。

また、製品ライフサイクルの導入期にはこのイノベーターとアーリーアダプターの一部が主な購入者であるといわれています。

■まんがについて

今回のまんがは先輩を
アーリーアダプターとして描いています。アーリーアダプターである先輩は何らかの価値を感じて耳みたいなものをつけているようです。

そして彼女はオピニオンリーダーとしてコミュニティーに対して影響力を持っており、先輩がつけているとほしくなると後輩に言われています。

■あなたの周りのアーリーアダプターは誰ですか?

新しいサービスやガジェットをいち早く試して、その感想を共有してくれる友人はいませんか?そして、その感想は的を射ているので信頼されるような人です。

(新しいもの好きで、単に自慢するような、ドラえもんのスネ夫的な人はイノベータかもしれませんが、影響力は限定的です。)

彼らは無意識のうちにオピニオンリーダーとして機能し、周囲に影響を与えています。

アーリーアダプターは単なる物好きではなく、社会の中で流行を作り出す重要な役割を担っている存在なのです。

■ビジネスへの応用:アーリーアダプターには高価格でも受け入れられる?

アーリーアダプター層は、「新しさ」や「価値のある体験」に対して高い関心を持っており、価格よりも利便性や差別化要素を重視する傾向があります。

そのため、マーケティング戦略としてはスキミングプライス(上澄み価格戦略):導入期にあえて高価格を設定し、価値に敏感な層から利益を得る方法が有効に働くことがあります。

製品やサービスに先進性や独自性があり、限られた層に強く訴求できるものであれば、アーリーアダプターは「高価格=価値の証」として積極的に支持してくれるケースも有り、上手くこの層に刺さる商品開発ができれば大いに収益に貢献してくれます。

なお、逆にあえて価格を抑えて市場シェアを取りに行くといった戦略もありえます。このあたりは、ビジネスのコンセプトの問題となり正解はないのですが、自社内で整合性を取っておくと良いですね。

マーケティング
2011年10月12日

イノベーター

イノベーター_001
イノベーター(革新者)とはロジャース(Rogers)が採用者モデル理論(イノベーター理論)の中で新しいアイディアや製品・ライフスタイルの採用の早さで人々を分類したうちの一つで、一番新しいものが好きな人々の事を指します。

この種の人々はアイディアや製品・ライフスタイルが単に「新しい」という理由から進んで採用します。アイディアや製品・ライフスタイルが有用か否かはそれほど重要ではありません。

このイノベーターの割合は市場全体の2.5%程度言われています。あなたのそばにも新しい物事が極端に大好きな人がいますよね?その人がイノベーターのイメージとなります。

ただし、この種の人々は市場全体に及ぼす影響はそれほど大きくありません。イノベーターが購入したからといって市場に浸透するわけでも、流行るわけでもありません。

この採用者モデルは新しい物事を採用する速さの順で、イノベーター(Innovators)、アーリーアダプター(Early Adopters)、アーリーマジョリティ(Early Majority)、レイトマジョリティ(Late Majority)、ラガード(Laggards)の5つに人々を分類しています。

また、製品ライフサイクルの導入期にはこのイノベーターとアーリーアダプターの一部が主な購入者であるといわれています。

今回のまんがはメガネ君をイノベーターとして描いています。イノベーターであるメガネ君は有用かどうか、意味があるかどうかは全く気にせず新しいものであるからという理由で耳みたいなものをつけています。

おそらく彼は、4コマ目で言っている脳波に反応して…といった理由はどうでもよく、単に新しいということに価値を見出しているはずです。

そして、彼が購入した段階では仲間たちには斬新すぎるといわれてしまっています。彼はあまり市場に対する影響力は持っていないようです。たぶんこの耳はこの段階では流行らないのでしょう。

本格的に流行りだすためにはアーリーアダプターの登場を待つ必要があります。
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