まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

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組織論
2015年9月17日

HRM | 人的資源管理と訳される、戦略的に人材を育成しようという考え方

hrm
HRMとはヒューマンリソースマネジメント(human resources management)の頭文字をとった言葉で、日本語訳すると、人的資源管理と訳されます。

ただ、人的資源管理と言いつつも、単なる人事管理ではなく、経営戦略に合致させた形で包括的に人的資源を管理しようとするアプローチとなります。

経営は人モノ金、といった資源を投入し、成果を上手く生み出すことが重要ですが、そのうちの人の管理を『企業戦略』と合致させた形でやりましょうというのがこの言葉のイメージです。

単純に人が不足しているから人事異動で引っ張ってくるとか、なんとなくジョブローテーションの名目で、特に考えなく経理部から人事部、営業部といった風に異動させてみたりする事とは一線を画す考え方です。

自社の将来のビジョンに役立つように、人材を獲得し、配置し、育成し、活用する。新規採用から最終的な退職に至るまでどのように人材を活用すると自社の競争優位の構築につながるのかまで考えていくような感じです。

そして、これらの職能を統括する人をCHO(チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー)と呼ぶのです。

■HRMが注目される理由

会社に入ったらなんとなくジョブローテーションという言葉であちこちの現場を経験させられ、OJTの名のもとに現場で訓練を受けたりします。

しかし、現在では人材こそが最大の競争優位の源泉であると理解されています。そのため、単なる従来の人材育成だけではなく、従業員のキャリア育成と企業の戦略の間に整合性を取ることが重要です。

このまんがでは、思いつきや気まぐれではなくニューギニア支店勤務になると言っています。このように明確な戦略に基づいて人事配置をすることが重要だったりするのです。

この際、マンガでの若い彼には何かニューギニア支店勤務を通じて身につけたい能力があるはずです。そのように個人のキャリア開発の方向と会社の人材育成の方向が合致していくことが重要なのです。
マーケティング
2013年3月25日

High Low戦略

High Low戦略_001
High Low戦略とは、特売などを行う事によって、価格を変動させて顧客を集める戦略を言います。

特売を行えば、普段より大量の顧客を集めることができます。そして、集まった顧客に対して本当に売りたいものを売るといった方策を用いて利益を確保します。

また、特売をきっかけに新規のお客さんを常連さんにすることも狙いの一つです。
このHigh Low戦略は、いわゆる一般的な小売業が行うイメージですよね。特売の日に、目玉商品を作ってお客さんをよんで、本当に売りたいもの(粗利益の大きなもの)を一緒に買ってもらって利益を確保するという感じです。

但し、特売の目玉商品(ロスリーダー)だけを買いにくるようなお客が沢山集まってくると、もくろみ通りの利益が確保できない可能性があります。(こういったお客さんをチェリーピッカーと言います。)

また、特売があることを周知するためには、費用がかかりますし、特売品を店舗内で販促するためにPOP広告を作ったり、陳列方法を変えたりと売り場のメンテナンスにも費用がかかります。
これに対して、「手間暇かけて(コストをかけて)安売りするくらいなら、いつでも安く売ればいいじゃない」という、EDLPという発想もあります。

■High-Low戦略の向き不向き

High Low戦略は特売が有効がお店に向いています。「そんなの全部じゃないか?」とおもれるかもしれませんが、比較した考え方です。

例えば、スーパーやドラッグストアなどはお客様がたくさん来れば賑わってくれますし、需要がそれなりに増えても販売につなげることができるため、High Low戦略が特に有効です。

■あまりHigh Low戦略が向いていないとされる業種

他方で、コンビニなどは価格ではなく即時性や利便性といった価値を提供しているので、価格訴求はあんまり効果的ではありません。むしろ、値段が不規則に変化するならば、通常価格の時に買い物をしたお客様が高く買わされたと感じてしまってブランド価値を損ねるおそれすらあります。

ありますよね、いつもセールしているお店って。戦略を間違うと、セールの時がそのお店のいつもの値段で、通常時に値上げしているとお客様に捉えられてしまうリスクすらあります。(参考:セール時の値段で参照価格を形成されてしまった)

また、飲食店なども席数の限界があるため変なセールをやってしまうと、常連が離れてしまうリスクがあります。不定期にセールで混んでいて、昼休みに食事ができない危険性があるお店って嫌ですものね。

このように、お店の戦略次第では、High Low戦略が逆効果になる危険性もあるといった点は意識しておいてください。
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