まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

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2025年11月10日

最低有効フリークエンシー

最低有効フリークエンシー_001
最低有効フリークエンシーとは、広告のターゲットとしている人たちに、広告の内容(宣伝している商品やブランド・サービスなど)を覚えてもらう為に最低限必要なフリークエンシーの事を言います。

このような考え方は、「広告を出していても消費者に覚えてもらえなければ意味がないよ。」というある意味当たりまえの発想から出ています。

このことから、「消費者に覚えてもらうためには何回広告を見せる必要があるか?」を考えた指標なのです。
  • 最低有効フリークエンシーの具体例
例えば、あなたが新しいカップめん「ソース味噌ラーメン」の広告を見たとします。一回見ただけで新製品である「ソース味噌ラーメン」を認識できれば最低有効フリークエンシーは一回です。

しかし、通常は何度か接触することでようやく新しいカップめん「ソース味噌ラーメン」を認識することができます。

今回のケースで、三回「ソース味噌ラーメン」の広告に接触した段階で「ソース味噌ラーメンが発売されたんだ。」と認識したとします。

この場合、最低有効フリークエンシーは三回という事ができるのです。

なお、最高有効フリークエンシーという考え方もあるため、広告は最低有効フリークエンシー以上、最高有効フリークエンシー以下で出すとよいとされています。

(難しく書いていますが、要するに「効果がある範囲で広告を出しましょう」という事ですね。)

■最低有効フリークエンシーの測定と活用

最低有効フリークエンシーは単なる理屈ではなく、実際の広告配信のデータを分析することでわかってきます。

具体的には、接触回数ごとに認知率、購入率を調べてグラフに書いてみると、一定の回数で成果が急増するような「しきい値」があることが分かります。

そのしきい値こそが最低有効フリークエンシーになってきます。

例えば、同じCMを数回見ただけでは覚えないかもしれませんが、ある一定回数見れば、「あ、あの商品だ」と覚える事ができると思います。これは個人差がありますが、集団として一定のしきい値があるのです。

これがわかっていれば、最低有効フリークエンシーを超えるまで広告を出していくことが肝心だとわかってくるはずです。

なお、媒体によってこの最低有効フリークエンシーは異なっており、SNS広告やバナー広告ではテレビCM等よりも低めに出てくる傾向があります。

■最低有効フリークエンシーの注意点

広告費の効率的活用の観点から、最低有効フリークエンシーという考え方は示唆を与えてくれます。それは単発で一回だけ広告を打つと無駄になりがちだということです。

すぐに反応がなくとも我慢して一定回数見てもらうまで広告露出をしないと無駄になるということです。

他方で、最高有効フリークエンシーという広告露出の飽和点もある事もわかっています。そのため、最低有効フリークエンシーに到達するする人を多くするため、届ける人の設定を適切に行うことが必要です。

効果が見込めそうだからと言って、同じ集団に広告を打ち続けると無駄になる可能性があるのです。

初出:2013/03/04
更新:2025/11/10
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2025年11月5日

死活監視 | 常に監視をして「返事がない、ただのしかばねのようだ」を見つける方法

死活監視_001
死活監視とは、ITシステムが稼働しているかどうかを監視する方法の一つで、外部から継続的にシステムは『生きているか』を監視するような方法です。英語ではalive monitoringと表記されます。

例えば、一定間隔で監視対象のシステムに対して(サーバ等に対してですね)信号を送信して、反応を見るといった方法を採ります。

システムが生きているのならば、反応を返すように設定しておけば、反応が返ってこない=システムが生きていないという事ができるのです。

一昔前のゲーム風に言うならば、話しかけたにもかかわらず返事がないといったイメージで、「返事がない、ただのしかばねのようだ」みたいな感じです。

■なぜ死活監視なのか

さて、どうして継続的に監視をしないといけないのでしょうか?その理由は、トラブルの発生がいつになるかが読めないためです。

あらかじめトラブル発生がわかっていれば、予防保全などを行い、トラブルなど発生させにくくすると言った対応が可能ですが、何処まで対応してもトラブル発生の確率をゼロにすることはできません。

その為、常に監視を行っておき、トラブルの発生を迅速に把握するというニーズがあるのですね。

■ 死活監視が使われる具体的な場面

さて、上記のような死活監視ですが、以下のような状況で活躍します
  • Webサーバやメールサーバなどの常時稼働が求められるシステム
  • 社内ネットワーク機器(ルーター、スイッチなど)
  • IoT機器やセンサーネットワークの健全性確認
  • クラウド上のマイクロサービス群
これらのサービスは基本的に止まってはいけない類のサービスとなります。

そのため、ECサイト運営企業は、24時間の死活監視を行い、「サイトが落ちた瞬間」に担当者へアラートが飛ぶようにしておくのです。その結果、復旧までの時間が短時間となり売上の機会損失を最小限に抑えることができるのです。

(担当者が気の毒だと思った「感性の鋭い」あなたは、動いているのが当たり前ではなく、当たり前を守っているITエンジニアをぜひ尊重してあげてくださいね。)

■ 死活監視のメリットと限界

死活監視には明確なメリットがあります。それは、シンプルで導入が容易(Pingなどで対応可能)ということです。

※pingは標準機能ですから、特にコストを掛けずに実装可能です。(ping(ピン)とは、「そっちにいる?」とパソコンに声をかけて、返事があるかを確かめるしくみです。)

その結果、異常検知の初期段階でアラートを出せますし、サービスレベル維持が比較的容易で合うrと言った利点があります。


ただし、次のような 限界点があるため注意が必要です。

■ゾンビなどに気をつけろ

死活監視では、表面上生きているように見えるが実際には処理不能というゾンビみたいなケースには弱いです。

例えば、アクセスが集中しているなどの理由で実際には使い物にならない程度に処理が遅延しているケースでも、「生きてるよ!」と返してきますので、検知が難しいです。

(この対応にはアプリケーションレベルでの監視が別途必要)

また、通信経路の問題で「誤検知」もありえます。「生きてるよ!」と返してきたけど、ネットワークが遅く、そのシグナルが届かないで落ちていると誤認してしまうケースもあるのです。

■死活監視とその他の監視手法との違い

  • 死活監視(alive monitoring) システムが生きているかを見る
  • ハートビート監視 クラスタ構成での相互監視。タイムアウトで障害検知
  • ポーリング監視 一定間隔で情報を取得して状態確認
  • エージェント監視 端末に監視ツールをインストールし、内部情報もチェック
ざっくりとまとめるとこんな感じになります。

■死活監視のアラートと対応プロセス

死活監視でシステムが反応しない時には、すぐにアラートを出すように作っていきます。

例えばネットショップが止まれば、担当者にメールなどで「サーバが応答していません」と通知が届いたりします。(担当者から刷ると最悪の瞬間ですよね)

この連絡を受けた担当者はすぐに原因究明を行い、再起動や復旧対応を行っていくのです。原因究明にはログの解析を行ったり、プロセスの再起動を実施し、復旧を図ります。

このように死活監視は、監視するだけではなく

監視→検知→通知→対応→再検証

という一連のサイクルの起点となるのです。

■AI時代の死活監視(アラートの意味づけ)

近年ではAIを活用して異常検知と死活監視が統合しつつあります。

単なるPing応答の有無だけでなく、CPU使用率やレスポンスタイムの変化などから予兆を検出すると言ったアプローチが取られつつあるのです。(予兆が出たら嫌ですね。予兆の段階で何か作業をして障害発生を食い止められればいいのですが・・・)

いずれにしても、反応があるけど正常じゃないという状況を検出しやすくなってきたのは良いことですし、利便性や安定性はそれだけで大きな価値がありますからね。

■まんがの解説

上記の漫画では、死活監視の本質を書いてみました。

「反応さえすれば監視を抜けられる」という仕組みは、まさに死活監視の弱点そのものです。

表面的な生存確認では、「ちゃんと働いているか」まではわからないという現場のジレンマを書いてみました。

初出:2013/07/13
更新:2025/11/05
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2025年7月29日

ベンダロックイン | 事実上、特定の業者にしか頼めなくなります

ベンダロックイン_001
ベンダロックイン(vendor lock in)とは、ある特定のメーカや販売会社がユーザを囲い込むことを言います。ひとたびこのベンダロックインが起こると、ほかの同種の製品への乗り換えが困難になります。ベンダーロックインとも表記されるときがあります。

■顧客側と販売側の立場でベンダロックインの

ベンダロックインが発生すると、ユーザ側としては価格が多少高くても購入しなければならなくなってしまうといったデメリットが生じます。

ひとたびこのような状況になってしまうと、買い手側(顧客側)は不利な状況に陥ります。具体的には,多少高くとも現在の依頼している業者に依頼し続けなければならなくなります。

逆に、販売側からすると顧客の囲い込みをすることができるので非常に好都合な現象です。

そのため、ベンダロックインを巡るアドバイスとしては、利用者側に対しては「ベンダロックインが発生しないように気をつけて対応してください。」となります。

逆に、提供者側(販売側)の立場では「ベンダロックインになるように対応していきましょう」といった感じになります。

■ベンダロックインが発生すると

このベンダロックインは発生すれば、提供者側が経済学でいうところの独占企業に近い振る舞いができるようになります。

どうしてかというと、同等品が存在はしていますがスイッチングコスト等の問題で実質的に、その製品やサービスを使い続けなければならなくなります。

そのため、多少高くされたとしても、購入側が価格交渉力を持てなくなるのです。

■ベンダロックインがどうして発生するのか

では、このようなベンダロックインはどうして発生するのでしょうか。それは一言で言うと、代わりが効かなくなるからです。

例えば、あなたの会社が特定の企業の販売管理システムを導入したとします。その販売管理システムのデータベースソフトは少し特別なものであり、そのデータベースに適合するように、周辺機器も含め導入を行いました。

その後、販売管理システムが少し古くなり更新しようと考えたとします。

この時、販売管理システム内には非常に貴重なデータが多数存在していたとします。そのため、仮に他社の販売管理システムへ乗り換える場合は、非常に困難な移行作業を行う必要が生じてしまいます。

また、自社で働いている人たちも、現行のシステムを前提に業務を行っているので、新システムの使い勝手になれるまで非常な混乱が予想されます。

どうでしょうか?この状態で他社のシステムを導入することは非常に困難だと思えませんか?

非常にスイッチングコストが高そうですよね。こんな感じの事が発生する結果、ベンダロックインといった現象が生じるのです。

■その要求がベンダロックインを生みます

例えば、システムの開発を行う際に、自社の要求をたくさん飲んでもらえれば得をしたと考えると思います。

例えば、通常の開発費では1から5の機能しか提供されないところ、発注者といった交渉上の有利な地位を利用して5改や6や7までカスタマイズして提供してもらっているといったイメージです。

担当者ベースでは上手くやったと考えるかも知れませんが、開発側は次回の契約更新などの時に、当然そのお金の回収にかかります。

この例では、他社のシステム会社に相見積もりを取ろうとしても、カスタマイズした部分も開発してもらわなければなりませんので、他社の見積もりは当然高くなりがちです。

また、スイッチングコストも考えると、通常の意思決定レベルではシステム開発会社を乗り換えられない状況となってしまいます。

そのような状況となってしまうと、既存の業者が色々理由をつけて値上げ要求をしてきた場合飲まざるを得なくなります。

そのため、開発者側としては短期的には開発費で赤字となっても顧客の要求をのむ余地があるのです。

そのようにすれば、ある程度関係性が構築できたら競合他社の参入は難しくなるので、保守費用などの名目でお金の回収にかかることも可能です。

tanuki
お店の運営に使うシステムを一式変えませんかという営業が来ています

onnanoko_bustup
今更お店の仕組みは変えられないんです。私も高いとは思っているのですが、全てウチのお店用の仕様になっていまして。で、当時の担当の人がとってもいい人で、私の考えた仕組みを盛り込んでくださったんですよ。ほら、発注システムの画面、かわいいキャラクターが動いて、計算してくれるでしょ?

tanuki_2
このキャラクターの動きも必須だとすると…結構高くなっちゃいますよ?

onnanoko_bustup
営業に来てくれる人ってみんなそう言うのよね。でも、ここは譲れないわ。楽しくお仕事するってとっても大切だと思うのよ。

tanuki
結局、値段の折り合いが合わず、少し高いと思いながらも今までの仕組みを使っています。



■関係性を構築できるのは悪いことではない

このように、発注側にとっては良くないイメージあるベンダロックインですが、取引先と長期的な関係性を築くことができると言ったメリットもあります。

自社で人材を育成する余力がない場合は、多少高くとも、どこか一社にお願いし続けるという発想はアリなのです。

このまんがでは、製品の売り込みに来ています。機能強化が図られていることを理由に価格アップを迫っていますが、実質的に別の選択肢がないので、結局は買わざる得なくなりそうです。

ベンダロックインが生じるとこういった現象が起こる場合があります。

■ベンダロックインを回避するには(IT等の業者側は逆に考えてください)

このような、ベンダロックインを回避するためには、以下のような対策が有効となります。
  • 標準的な仕様や技術を利用する
特定ベンダーのみが扱う特殊仕様やプロトコルは避け、できるだけオープンスタンダードに基づいた製品や技術を採用することが大切です。

独自仕様を声高に主張する社内の偉い人がいたら「それは長期的にはとても高くつきますよ?」とやんわりと説得してみてください。
  •  ドキュメントや仕様書を整備しておく
システム導入時には、「どのようなカスタマイズを行ったか」「どんな設計思想か」を文書化しておくことで、他社ベンダーへの引継ぎが可能になります。

あたり前と捉えているかもしれませんが、システムベンダー側が作る仕様書だけでなく、自社が機能に込めた意図などをちゃんと残しておくのが大切なのです。

「(なんだかわからないけど、)現状の仕様通りで作り直してください」と、「(あれとこの機能は今の時代では使わないから)この仕様で作ってください」だったらどちらが安くなるか直感的に判断できると思います。
  • 初期契約で出口戦略を設ける
契約段階で「乗り換えが必要になった場合のデータ移行」や「カスタマイズ引継ぎ」の条件を明文化しておくと、将来的な移行がスムーズです。

特に、データは皆様が考えている以上にバラバラにされて保存されていますので(データベースの正規化)あらかじめ吐き出し要件を明確にしておくことが大切だったりします。
  • 社内に一定のITリテラシーを保持する
完全外注ではなく、最低限のIT人材を育成しておくことで、ベンダー任せになりすぎない体制を作ることができます。

システムベンダーに依頼したから、「情報システム担当の人は全員明日から営業に回ってください」なんてやったらダメですよ。


そして勘の良いベンダ側の皆様は、誠実に対応しつつ、上記のベンダロックインを回避する条件を上手く回避する提案をしていくのがポイントになります。「自社しか提供できない独自技術でお客様の問題を解決する」ってすごく良いですよね?

解説で出てきた用語・関連用語
アフターマーケット
アクティベーション
参入障壁
スイッチングコスト

初出:2012/06/29
更新:2025/07/29

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2025年7月12日

UU

UU_001
UUとは、ユニークユーザーの事で、Webサイトに何人のユーザが訪れたかというアクセス数の考え方の一つです。英語ではUnique Userと表記されます。グーグルAnalyticsではユーザー数と表示される指標です。

アクセス数と言えば、累計表示回数であるPVとこちらのUUが良く用いられます。

■PVとUUの違いはなんですか?

それでは、PVとUUの何が異なるのでしょうか?簡単に言うとPVは累計閲覧数、UUは訪問者数を示す指標です。

UUは訪問者数を示しているので、訪問者が累計何ページを見たかなどは関係ありません。
 
例えば、100人の閲覧者がそれぞれ100ページずつ閲覧しても、1ページしか閲覧せずに帰ったとしても同じ100UUなのです。

逆に、PVは累計閲覧数を示しているので、上の例では、100人の閲覧者が100ページずつの閲覧の場合、10,000PVになりますし、100人の閲覧者が1ページずつしか閲覧しなかった場合100PVなのです。

■UUを把握してどうするの?

さて、このようなUUですが把握して何に使うのでしょうか?これは定義に戻って考えていきたいと思います。

UUは『ユニークユーザーの事で、Webサイトに何人のユーザが訪れたかというアクセス数の考え方』と本サイトでは解説していますので、何人Webサイトに来たかを知りたい時に使う指標となります。

■施策の成果指標としてUUを使う

例えば、何らかのキャンペーン施策を行う場合を考えます。このときの効果測定として、例えばSNSでの投稿前後でのUUを測定することが考えられます。

キャンペーン情報を提供したらUUが50%増えたとかであれば、そのキャンペーンが集客という意味では効果があったと認識することが可能です。(売上につながっているとは言っていません)

この時に、PVを成果指標とすると、ページビューですから、1人のすごく興味を持った人を誘客しその人が100ページも見たら数値が歪んでしまい、目的を達成できなくなる危険性もあるわけですね。

(UUなら+1ですがPVは+100なので、例えば、誘客したサイト規模が月間100UU、200PVぐらいだった場合、+100PVになってしまうので、すごい成果が出たと誤認する可能性があります。)

■サイトの改善に向けた示唆を得るためUUとPVをセットで使う

例えば、UUは増えていますが、PVが伸びないといったことも考えられます。その場合、せっかく見に来てくれた人があまり他のページを見てくれていないことを示します。

このような場合は、サイト内の導線を改善して回遊性を高めるといった方策に繋がります。

他方で、UUはそのままで伸びていないがPVが伸びている場合は、特定の有用なコンテンツがあり、ファンの育成が進んできていると考えることができるのです。

■UUの目安は

わざわざ難しい論点を書かなくてもいいと自分でもわかっているのですが、自分自身の調査のために以下のように調べてみました。

本サイトやスモールビジネス向けのWebサイトについての統計は見つけられませんでしたが、HubSpotの調査では、平均サイト訪問者数が月間375,773UU、中央値20,000UUと報告されています(対象は主に米国のB2B・B2C混合)

これは大規模サイト過ぎてあまり参考にならないかもしれません。もう少し中小規模向けではDatabox社の調査が参考になります。

Industry(業種) Users(月間UU平均)
Apparel & Footwear(アパレル・履物)21.41K
Automotive(自動車)9.06K
Construction(建設)1.86K
Consulting & Professional Services(コンサルティング・専門サービス)1.91K
eCommerce & Marketplaces(EC・マーケットプレイス)7.08K
Education(教育)5.37K
Food(食品関連)6.12K
Health Care(医療)2.46K
Health & Wellness(健康・ウェルネス)3.18K
Information Technology & Services(情報技術・ITサービス)2.87K
Industrials & Manufacturing(製造・工業)3.04K
Real Estate(不動産)2.02K
SaaS(クラウド型ソフトウェア)2.74K
Technology(テクノロジー全般)3.66K
Travel & Leisure(旅行・レジャー)7.12K

※出典: Databox – Website Traffic Benchmarks by Industry(2023年4月時点)
※日本語訳は著者によるものです。


どうでしょうか?例えば、月3Kとあるのは3000UUとのことですから、一日あたり100UUといった水準です。

目標にすることができそうでしょうか?ちなみに本サイト、『まんがで気軽に経営用語』はConsulting & Professional Services(コンサルティング・専門サービス)に該当するようですから、1.91Kが一般的なUUのようですね。(1910UU/月)

■これから頑張るサイトでのUU活用の工夫

まずは、毎月のUUを増やすようにコンテンツの充実を図っていきましょう。月500UUを月700UUにするような工夫など少しずつ積み上げていくことが重要です。

また、個人的な印象ではSEO施策はオカルトに近いと考えていますが、よく言われる施策を列記しておきますので心がけてみてください。
  1. 内部リンクの強化
  2. 検索意図にちゃんと答える記事を投入
  3. SNSの投稿を継続する
  4. 過去記事のリライトをして充実させる
  5. 被リンクの獲得(誰かがリンクをしたくなるような専門性のある記事を書く)
といった感じです。

■商売につながるUU水準は?

さて、一番知りたいことだと思いますが、これは1UUでもあれば商売に繋がります。一人でも見ていればそこから問い合わせが来る可能性はありますから。

ただ、よくあるケースで、連絡を取ろうとしても何処にも連絡先が乗っていない場合があります。それだと商売には決してつながりませんので、Webサイトから商売につなげたいなら連絡先は必須です。

え、綺麗事はいいからちゃんと教えてほしいですって?

これは外部環境にもよるので(本サイトを始めたばかりの2011年と2025年では全く違うので)なんとも言えませんが、月500UUをまずは目指してみると良いと考えます。

なお、アフィリエイトなどの広告集客型Webサイトを運営している場合は、PV数こそ正義ですので、とにかくたくさん集めてみてください。

テーマが特に絞られていない中で、月数万PV程度だとお小遣い稼ぎ程度にしかなりませんので商売として取り組むのは割と茨の道だとお伝えしています。

ただ、趣味系のテーマに絞ったサイトで数万PVあれば、自社商品やサービスを提供して客単価を上げると言った方法は考えられます。(例えば釣りメディアとかキャンプとか)

結局は

売上=客数✕客単価

ですし、Webサイトの客数(購入数(CV数))は

客数=PV数✕CV率

の確率論になりますので、何処に施策を打っていくかを考えて取り組んでいく必要があるのです。



合わせて読みたい関連用語
PVとは何か?
セッション数とは何か?
アンカーページ

初出:2013/04/07
更新:2025/07/12
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2025年7月11日

PV

PV_001
PVとはページビューの事で、ページが何回閲覧されたかというアクセス数の考え方の一つです。英語ではPage Viewと表記されます。グーグルAnalyticsではページビュー数と表示される指標です。

「え、アクセス数の考え方の一つってことは、アクセス数にはいくつかの指標があるってことだよね。」って思われた方もいるかもしれませんね。

そうなんです、アクセス数と一口で言っても、今回のPVとか、UU、セッション数といった、いくつかの考え方があるのです。

■いくつかある考え方の中のPVとは

PVは簡単に言うと、訪問者が何ページ読んだかの累計を示しています。だから、この指標には何人が来たかは関係ない指標です。

例えば、100人が来て1ページずつ読んでも100PVですし、1人が100ページ読んでも100PVです。基本的には、PV≧UUという関係になります。

■具体的なPVのカウント方法

さて、あなたがTOPページからこの記事にたどり着いたとします。その場合、

【TOPページの閲覧→PV+1】
   ↓
【本記事の閲覧→PV+1】

で PVは2になります。
 
このように、PVを伸ばすためには、訪問者に様々な記事を見てもらうような方策が有効となります。

本サイトでも、サイドバーにおすすめ記事を載せたり、記事間でリンクを張っていますよね。それは、色んな記事を見てもらいたいからなのです。

ただ、ちゃんとやるならば、関連記事にもれなく誘導したり、タイトルを読みたくなるように工夫するなどが重要になってきます。

■似た用語であるUU

いっぽう、上で挙げた例に出てきたUUは「何人」の訪問者が来たかを表す指標になります。

同じ例で恐縮ですが、
【TOPページの閲覧→PV+1,UU+1】
   ↓
【本記事の閲覧→PV+1、UUはそのまま】

になりますのでPVは2、UUは1になります。(1人が2ページ見た)

このPVとUUなどを組み合わせて分析することでより正確なサイト評価ができてくるのです。

■PVがなぜ大切なのか?

このPV数が多ければ、広告収入の単価も上がりやすくなりますし、ECサイトでは商品ページがそれだけ見られたということですから、売上向上につながっていくのです。

少ないお客様を相手にしている商売ならば、心を込めた接客などがとても重要ですが、ネット販売などは最終的には確率論の世界になってきます。

具体的には

UU数:何人閲覧してくれたか
 ↓
PV数:何ページ見てもらったか?
 ↓
CV率:どれくらいの確率でコンバージョン(商品やサービスの購入につながるか)するか
 ↓
CV数:売上数

となってきますので、売上につながるCV数は以下の計算式で示されます。

CV=CV率✕PV数

つまり、
ヒットを打つため(CV数を増やす)には、打席に沢山立つ(PV数を増やす)か、打率を上げる(CV率を上げる)
しか無いため、打席数であるPV数が重要なのです。


この記事では、Webサイト運営やECビジネスに欠かせない「PV(ページビュー)」について、初心者にもわかりやすく解説してみました。PVとよく比較されるUUやCVとの関係も踏まえ、アクセス解析の基本を学んでみましょう。

合わせて読みたい関連用語
UUとは何か?
セッション数とは何か?
インプレッション

初出:2013/04/07
更新:2025/07/11

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2025年7月4日

BtoB

BtoB_001
BtoBとはインターネットなどのネットワーク上で企業同士が商取引を行う事を言います。B2Bと表記されることもあります。またBtoBは(Business to Business)の略称です。

このBtoBのイメージとしては、卸売りから小売業が商品を仕入れる取引や、各企業に対して消耗品をECの仕組みを用いて販売するといったモノになります。

例えば、部品とか原材料をワザワザ電話やFAXなどで注文するのではなく、インターネットなどのネットワークを介して注文を行うといった事が行われています。

部品や原材料は、非常に多種多様なモノがありすべてを管理しようと思うと手間がかかります。(ということはコストがかかります。)

そこで、例えばABC分析などを行い、金額的にそれほど重要でないような商品については発注点を決めて定量発注方式などを採ると便利です。

そして、このような多品目の発注の場合、電話やFAXで伝えようとすると非常に手間がかかりますので、インターネットなどのネットワークを介してデータ形式で注文をすると、発注側も、受注側も助かりますよね。

また、消耗品の発注など、企業が最終消費者となるというケースもあります。

関連用語
EC(電子商取引) 
CtoC 
BtoC
BtoE
BtoG
フルフィルメント  
クリックアンドモルタル
ピュアプレーヤー

■BtoB ECの具体的メリット

このBtoB取引をインターネット上で行う「BtoB EC」といったものが今日では行われています。(特に名前をつけるほどの内容でもないのですが、便利にしたいという世の中の人の気持ちが、世界を良くしていっていますね。)

このBtoB ECでは企業の購買業務を効率化することができます。

2025年時点で具体例を出してしまうならば『モノタロウ』や『ASKUL』といったBtoB向けのECサイトがあります。これらのサイトでは、法人アカウントでログインすることで、発注履歴管理、定期発注、請求書払いなど法人ならではの機能を使うことができます。

これにより、経理・購買業務の手間が削減され、コストダウンや人的ミスの低減といった効果も期待できるのです。

モノタロウ等の狙いとしては、ビジネスユースで不便な部分を効率化し、顧客を掴むと言った観点になります。(2025年時点では昔ながらの非常に分厚いカタログも活きていますが、売る側も買う側も双方に利便性が高いBtoB ECに徐々になっていくことが想定されますね。)

これらの企業の他にも、製造業向けの部品ECサイト「ミスミ」や、建設業向けの工具販売「プロツール.com」など、業界特化型のBtoB ECも多数存在します。

■BtoBマーケティングの特徴

BtoBにおけるマーケティングは、BtoCと異なり「専門性」などが重視されます。また、見込み客が取引をしやすくなる仕掛け(具体的には見込み客が社内稟議を通しやすくする仕掛け)等も重要となってきます。

■BtoBマーケティングにおける価格面

また、BtoCで使われるような心理的な価格制作のテクニック(端数価格など)もあまり有効ではないため、愚直に対応していくことがとても重要となっています。さらに言うと取引先の決裁構造を逆算して、取引先企業の想定決裁者が持つであろう専決権(その人のレベルで決裁できること)も考慮した価格設定なども行われます。

例えば、想定する決裁者が30万円までであれば専決権を持っていると考えるならば、機能面や納品ロットなどを調整して30万円に満たない価格設定にすることが合理的です。

専決ラインの図
図表:企業ごとに「課長は30万まで」「部長は50万まで」など専決ラインがあるため、想定される決裁者の権限に合わせて、価格・納品条件を調整することがBtoBの戦略になります。

■BtoBマーケティングにおける商品・サービス面

意思決定者はその商品やサービスについて知り尽くしている可能性が高いです。そのため、有効な機能に絞った商品・サービス開発が肝心です。この考え方の流れで、一般的には巨大なロットでしか購入できないような商品を、多少割高でも小ロットで販売するといった方法も考えられます。

また、サポート面も重視される傾向があるため、サポート面で勝負することも十分にありえます。(あくまで傾向です。売ろうと考えている商品やサービスの特徴から考えることが重要です。)

■BtoBマーケティングにおける流通面

商品などの納入ロットが大きくなりがちですので、どのように商品を届けるかなどを詳しく設計する必要があります。

お客様が何で困っているかを考え、例えば納期面で困っていると想定するならば、即納などの体制を整えるなどの工夫が重要です。

また、発注者が都内の本社であっても実際に利用するのが地方の現場だったりすることも想定されます。発注元と納品先を明確に区分することも想定していくと良いでしょう。

■BtoBマーケティングにおけるプロモーション面

ロットや金額が大きくなる。また、専門的になりがちであることから、リアル販売ではいわゆる営業さんがおこなう人的なプロモーションが主流です。

しかしネット販売を前提としているBtoBではあまり営業さんの営業に経営資源をさくことが難しいと考えられます。また、競合他社は一般にASKULなどの大企業となりますので、自社の専門性に焦点を当ててどの切り口でプロモーションをかけて行くかを考慮する必要が高いです。

いずれにしても、競合を比較的簡単に調べることができますので、競合他社と比較して自社がどのようなサービスを展開していくのかなどをポジショニングマップなどで整理するととても有益で、他社とのどのような違いを打ち出していくかが明確になったりします。


初出:2013/04/04
更新:2025/07/04


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2019年1月26日

インプレッション保証型広告 | 閲覧回数を保証する広告形態です

インプレッション保証型広告_001
インプレッション保証型広告とはインターネット広告の課金方法の一つで表示回数を保証する形式の広告の事を言います。

■言葉を分解して考えます。

インプレッションというのは、特定のモノが表示される回数を示した言葉です。

保証型広告というからには、何かを保証する形となります。保証といってもいろいろ考えることができますが、インプレッション保証型広告ですから、インプレッションを保証する事となります。

つまり、何回表示されるかを保証する広告形態であると言うことができるのですね。

■広告枠の買い方

このインプレッション保証型広告は例えば1,000回分の表示を購入するといったイメージの広告となります。

この形式は1か月間とかの時間での区切りではないので、たとえどれだけの時間がたとうとも1,000回表示されるまでは広告配信が継続されます。

また、逆に1,000回表示されれば例えそれが1時間であったとしても広告の配信は取りやめになります。

このような特性のため、大手のポータルサイトなど大量のトラフィックを集めるサイトで用いられることが多い広告形態です。

また、大量の閲覧者に広告を見せることができるため、知名度の向上などの効果がもたらされます。

■費用対効果は測りにくい

この形態の広告は、閲覧者に広告を見せる数だけを保証しています。そのため、ネット広告の利点である費用対効果の検証が難しくなっています。

効果測定が難しいといった観点からは、伝統的な新聞や雑誌広告などに近い形態であるといえます。

■目的で広告を整理すると

ネット上の広告はリンクとなっており、その広告をクリックすることで広告主の望むWebページへ移動します。

しかしインプレッション保証型広告では、表示回数は保証されますが、表示を見た人のうちどれだけを自社サイトへ誘導できるかについては保証されません。

このクリック回数(自社サイトへの誘導回数)を保証するのはクリック保証型広告となります。

・広告がどこまで閲覧者の行動を保証するかについて

1.インプレッション保証型広告(見せる回数を保証)
閲覧者へ対する閲覧数を保証します。とはいえ実際に、閲覧者が見ているかどうかは保証の限りではなく、単に閲覧者の画面に表示される回数のみを保証する形態です。

2.クリック保証型広告(見せて、その後のクリックを保証)
閲覧者が広告をクリックする数を保証します。逆に言うと、契約したクリック数が消化されれば広告掲載は終了となります。

3.成果保証型広告(見せて、クリックされて、コンバージョンまで保証)
実際に広告を見て、クリックして、その後の成果に応じて課金します。この形態の場合は、1.2.のステップを経て初めて成果に結びつく可能性が出てきます。


広告は1.2.3.と数が大きくなるにつれて達成の難易度が上がります。そのため、一般的に単価も1.2.3.と大きくなるほど高くなります。

キャンペーン記事:経営マンガマラソン

広告などの効果測定の関連用語
RPM
eCPM

関連用語
RPMとは、Webサイトの1000PVあたりで得られる収益額を示す指標です。
成果保証型広告
クリック保証型広告
インプレッション
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2019年1月24日

前方互換 | 前後は方向性ではなく、時間として捉えると理解しやすくなります

前方互換_001
前方互換とは、先発の製品(古い製品)で後発の製品(新しい製品)のデータなどを取り扱えることを言います。

前方互換は、以前のバージョンで使える。前方互換は以前のバージョンで使えると暗記してしまうぐらいがいいかもしれません。

イメージでとらえるならば、旧(前)のモノで新(後)のモノを使えるという感じですね。英語では、forward compatibilityと記されます。

下位互換性とよく似た言葉ですが、この前方互換は時系列で比較するのです。

例えば、旧型のゲーム機で遊べるように配慮された新型ゲーム機用のソフトがあれば、それを前方互換と言います。

■前方互換は方向性ではなく時間軸でとらえる必要があります

『前方互換』と『後方互換』というと、どうしても『方向』のイメージがついて回ります。

日本語で『方』と付けると、方向性が頭に浮かびやすいですよね?でも、日本語の方向性でとらえて、前方後方と考えてしまうと、意味が逆になってしまいます。

日本語の前方は先にあるので、どうしても未来のイメージがついて回ります。そのため、前方互換というと、未来であるような印象が出てきてしまうのです。

しかし、前方互換は逆で、過去のもので使えるといった意味となります。

■時系列に置き換える


このややこしさは時系列を考えてみると少し緩和されます。

時間軸(時系列)

昔→→→→→→未来
前方→→→→→後方
以前→→→→→以後

日本語の場合、前後方向の印象と時系列の前後は逆になりますので、『方』という文字を無視してしまうしかないかなと思います。

『方』という文字を無視して『以』という文字をイメージできれば以前とか以後とか言えば、以前が過去、以後が未来だとわかります。

■前方互換を達成するためには、過去のバージョンに配慮する必要があります


もっとも、ワザワザ古いもので使えるように設計する必要があるため、かなり意識して設計する必要があります。

簡単に言うと、以前の機種で搭載されていなかった機能を使うと、過去バージョンでは動かくなりますので前方互換を達成するためにはその配慮が必要なのです。

onnanoko_bustup
究極の前方互換性を達成した商品の売り込みが来たんだけど買ってもいいかしらねぇ。

neko_akire
どういうモノなんですか?

onnanoko_bustup
進化の進んだ人間でも、動物でも栄養にできて、生きた化石であるシーラカンスでも栄養にできるような物質らしいのよね。

neko_akire
わぁ、「昔のやつでも使えるんでしょ?」って前方互換性を説明するのに進化論を持ち出すなんてびっくりです。



さて、上位互換性、下位互換性に比べ前方互換、後方互換はイメージが難しいと思います。それは、前方と後方という言葉のイメージが新旧に結びつかないからだと思われます。

覚え方としては「以」という言葉を付けて、「(以)前方互換」→「以前のモノでも使えるような互換性を持っている」みたいなイメージを持つとよいかもしれませんね。



解説で出てきた用語・関連用語
上位互換性
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2019年1月17日

フェールセーフ | 危険なときは潔く安全第一の発想で止めます

フェールセーフ_001
フェールセーフ(Fail Safe)とは、故障や操作ミスでシステムに不具合が生じても、安全な状態を保てるようにすることを言います。故障や失敗が発生しても、安全であるといったイメージです。

失敗(フェイル)したら安全に止める(セーフ)と言ったイメージですね。

■止めてもいいですし、むしろ停止させます

これは運用の続行を目指すフェールソフトと違い、安全性を確保することが目的ですのでシステムや機械は止まっても問題ありません。というか、むしろ止めてしまうイメージです。

例えば、転倒したら自動的に火が消えるストーブや、空焚きなどで一定温度を超えたら火が消えるガスコンロなどのイメージです。これらの狙いは、操作ミスや故障が発生しても安全な状態にすることです。

また、停電などで鉄道の信号機が消えてしまった時に、信号機の無灯火は停止を意味するといったルールを作ることもフェールセーフの発想であるという事が可能です。

■安全第一、異常があったら止めます

とにかく安全を最優先しようというイメージに近い言葉がこのフェールセーフです。 

電車などはちょっと異常があっただけでも走っていても止めます。これは安全第一の考え方で運用されているためです。電車はフェールセーフなんですね。

一方、飛行機などは飛んでいるときに故障が発生して止めると墜落してしまうので、エンジンが一機止まったぐらいでは、止まったエンジンを切り離してでも飛び続けられるように設計されています。その意味で飛行機はフェールソフトです。

・事故は起こるものです
事故が起こるという前提に立って対策を考えることは重要です。そして、事故が起こったときに、安全に止める(フェールセーフ)のか、多少しょぼくなっても続行させる(フェールソフト)のかといった考え方があります。

また、予備をしっかり用意しておいて事故が起こっても何事もないように運用を続ける(フォールトトレランス)といった考え方もあります。

ただし、いずれにしても危険が生じないようにするという前提はあるのです。

■止めてもいいものと止めてはいけないモノ

ただし、フェールセーフは止める前提に立ちますので決して止めてはならないモノについてはこの方法は採れません。

例えば、生命維持装置の電源などは、安全に停止といった考え方はあり得ず、止めるわけにはいかないのです。

そのため、フェールソフトか、フォールトトレランスといった考え方をするしかありません。

neko_akire
なんだかこの洗濯機、変な音をたてているんですけど。

onnanoko_bustup
そのまま使ったら大丈夫よ。危険が生じるようだったら自動的に止まるから。フェールセーフなのよ。

neko_akire
フェールセーフって、そういうことじゃないのでは…


■止めた方が安全なときは止める

このまんがでは、ガスコンロの調子が悪く点検を行っています。ガス管を動物が噛んでしまっていたようで、安全装置が働いてガスの供給をストップしていたようです。

このように、危険を避けるために安全な状態で止まることもフェールセーフの一つの形態です。

関連用語
フェールソフト 
フールプルーフ
フォールトトレランス  
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2017年12月31日

仮想通貨 | ビットコインなどの仮想通貨が何であるかと、話題のマイニングを簡単に始める方法

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仮想通貨とは、インターネット上で物やサービスの対価として用いる事ができるモノです。暗号通貨などと呼ばれることもあります。この仮想通貨は取引所を通じて通常の円やドル、ユーロなどの通貨に交換することができるため、利用が広がっています。

匿名で海外送金が簡単にできるといったメリットも挙げられていますがこれらのメリットは、当局にとってはあまり歓迎できないものですから、この種のメリットは何らかの規制を受けるかもしれません。

2017年に話題になったビットコイン(bitcoin)もこの仮想通貨の一種です。
  • 誰かが集中管理しているわけではない
さて、通常の通貨は、地域の中央銀行がコントロールを行っています。もちろん、兌換通貨ではないので、金(きん)の裏付けはありませんが、政府が価値の裏付けになっているため極めて高い信用性を誇ります。

また、金融の考え方では、その地域の国債等で運用する利率をリスクフリーレートとしてリスクを一切取らない場合のお金の価格としています。

これに対し、仮想通貨は誰かがコントロールしているわけではないため、誰もその価値を保証していません。みんなが「この仮想通貨には価値がある」と見なすことで価値が生じるといった通貨の本質部分だけで価値が成立しているモノであるという事ができます。
  • 投資対象としてはどうか
さて、この仮想通貨は2017年に非常に価格が高騰しました。そのことや値動きの激しさにひかれて投資もしくは投機しようと考えている方もいると思います。

本サイトは経営用語集ですから、儲けたいなら事業で儲ければいいというのが基本スタンスです。しかし、せっかく仮想通貨の記事を書くので投資としてどのように考えるのかについて触れてみたいと思います。
  • リスクが大きいので
もし仮想通貨を投資対象の一つとして考えるのならば金融資産の10%程度がいいのではないかと考えます。

というのは、もし仮に仮想通貨が10倍になれば金融資産全体は2倍になりますし、ゼロになったとしても、金融資産全体の10%の損失ならば耐えられる範囲だと考えられます。

(通常の金融商品の場合は、ゼロになるリスクというのは信用リスクだけですが、仮想通貨については各国の政府が仮想通貨を非合法にするリスクや、取引所自体のカウンターパーティリスクもありますので、通常の金融商品と比較すればとてもハイリスクになります)

金融資産の投資で避けるべきは投資が続けられなくなるゲームオーバーリスクです。そのため、値動きの激しい金融商品だけに集中投資するといった方法は避ける必要があるのです。

例えば、経済が2%ずつ成長し、金融資産もそのペースで価格が上がるとすると、36年ほどで価値が2倍になります。(72の法則)そのことからも、息の長い投資を続けることが重要なのです。

また、一か八かの投機をしていると、普通の方はどうしてもそちらに注意が行ってしまい、通常の仕事に身が入らなくなるといった悪影響も出てきます。

その意味からも、仮に仮想通貨に投資するとしても金融資産全体の10%以内にする方がいいと考えます。

但し、仮想通貨はバブルであるとする論がありますが、バブルだから投資比率を高くするなと言っているわけでないという事に注意が必要です。

そもそも、今の状態が歴史的な文脈の中でどうであるかは未来になってみないとわかりません。本当に実需があってまだまだ価格が上がるのかもしれませんし、本当にバブルなのかもしれません。

また仮にバブルだったとしても、買った価格よりも高く売り抜けられれば問題ないと考える人もいるかもしれないですので、最終的には何を言っても後付けの説明になってしまうのです。(予言者を気取るつもりはないですしね。参考:大馬鹿理論
  • マイニング
それでも仮想通貨に資産を投じてみたいと考える方は、マイニングでちょっとだけやってみることをお勧めします。

マイニングと言っても鉱山から仮想通貨を発掘するのではなく、コンピュータの計算リソースを貸すことで仮想通貨をその対価としてもらうといった考え方になります。

さて、どうしてコンピュータの計算リソースをあちこちから借りる必要があるのでしょうか?それは、仮想通貨の動きに係る記録を正確にしないといけないのですが、その記録を正確に保っておくのに莫大な計算量が必要だからです。

と、難しいことを書いていますが始めるのは簡単です。幾つかのソフトを入れておけば自動的に(本当に少額)の仮想通貨がマイニングできます。

とはいえ、電気代等を考えると完全に赤字の人がほとんどだと思いますので、PCの作業のついでに余ったリソースを貸しだしてちょっとお金をもらうぐらいの感じでいるといいと思います。

(私のPCでは、数か月でジュース1本買えるぐらいの仮想通貨が手に入る計算です)
  • 簡単なやり方
何でも試してみるのが事業の運営をする人には大切な資質だと思いますので。簡単なやり方を解説しておきます。

スマホでもできるので、ちょっとだけ試してみるのもいいかもしれませんね。

やり方は非常に簡単です。当時の画面を残しておきますので参考にしてみてくださいね。

<2017年当時の画面説明です。今やりたい方は、各自お調べになってください。>

1

その後、メールアドレスとパスワードを入れて(パスワードはこういったサイトでは使いまわさないように、ちょっと複雑なやつを新しく考えて使うといいですね。)登録して、必要なツールをダウンロードしてマイニング開始です。

2

3


そうすると、ソフトが一番効率の高い仮想通貨をマイニングしてくれますので、気が付いたら仮想通貨が(ほんの少しだけど)溜まっていたなんて経験ができます。

※セキュリティーソフトによってはウイルス扱いされますので、自己責任でインストールされたフォルダを除外するなどの対応が必要です。嫌だと思ったら、その直感は非常にセキュリティ面で有利な考え方なので中止することをお勧めします。

それに、計算リソースを外部に提供するので、セキュリティーソフト会社の見解は正しいと思います。
  • ツルハシビジネス
最後に、皮肉な経営用語を紹介して本稿を締めたいと思います。それはツルハシビジネスです。

今回の仮想通貨の高騰の陰でマイニング用のツールの売れ行きがよくなったり、仮想通貨周りの情報発信をしている人がいろんな収入を得ていたりします。

こういうのは典型的なツルハシビジネスになっているので、ビジネスの発想法の一つとして覚えておいてくださいね。
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2016年4月14日

インターネットバンキング | インターネット経由での取引はとても便利です

インターネットバンキング

インターネットバンキングはインターネットを通じて振込、振替、残高照会、入出金明細の表示など金融機関のサービスを受けられるシステムの事を言います。

このインターネットバンキングではセキュリティ面では暗号技術を利用します。場合によってはさらにIDカード、電子証明書で本人確認するなどしています。

インターネットバンキングを活用すると、わざわざ金融機関まで出向かずに、銀行取引が完了するといった便利さがあります。また、手数料は店頭やATMを利用するよりも割安にしている金融機関がが多くなっています。

このインターネットバンキングは、かつてはパソコンのプラウザを使うものが主流ですしたが、携帯端末のインターネット閲覧機能を使用するモバイルバンキングも登場しています。

また、インターネットバンキングの機能として、ローンの申し込み、投資信託など金融商品の売買、公共料金の口座振替、宝くじの購入といった事まで行える金融機関もあります。(銀行に行かなくても様々な取引ができるようになってどんどん便利になってきました。)

インターネットバンキングのシステムは、既存銀行と異業種が組んだり、異業種が銀行免許を取得したりして設立してきたほか、都市銀行、地方銀行が独自に取り組んで構築する所もあります。

このインターネットバンキングは銀行側は運営費用のコストを抑えられるメリットがあり(多数のお客様が窓口に来ていたら、大変ですからね。)、顧客側は店舗に足を運ばず、年中無休で24時間サービスを利用できる利点があります。

ただし、便利な半面、システムトラブルで取引が一時、中止される事や、他人の口座から不正送金する犯罪が発生するなどの課題もあります。

■インターネットバンキング利用時の注意点

インターネットバンキングはかなり一般的になっていますが、やはりユーザのリテラシーが重要であることは間違いありません。

公衆Wifiでネットバンキングを利用するなんてもっての外ですし、パスワードを使いまわしたり、管理を怠ったりすると不正送金被害に繋がりかねません。

そのため、2025年時点では二要素認証の利用や利用後ログアウトを徹底することなどが推奨されていますが、常に最新のセキュリティ水準を少なくとも保つようにすることが重要です。

そのため、最低限、ネットバンキングを提供している金融機関の公式HPの注意点は熟読して理解することが重要になってきます。

これらの必要なセキュリティ水準は徐々に高まってきますので、キャッチアップしていくことが重要になるのです。

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2016年3月23日

アンカーページ | 目的のために手段を択ばず最適化する。そんなページがあってもいいと思います

アンカーページ
アンカーページとは、ブリッジページとか、ドアページ、ドアウェイページなどと呼ばれているページで、グーグルなどの検索エンジンで上位表示されるため、意識的に最適化して作成するページのことです。

ここでいうアンカーは目印を意味します。アンカーはページリンクをさらに細かく指定する場合に使われています。

ページリンクがそのページへジャンプするだけなのに対し、アンカーを配置すればそのページの何行目という細かい指定も可能です。

検索エンジンではフラッシュやジャバを使ったウェブページをうまく検索してくれないことがあるほか、データベースのコントロールなどによりユーザーのリクエストベースで生成されたウェブページが検索対象にならないことも考えられます。

このため、関連キーワードに特化したテキスト主体のウェブページを作り、検索エンジンの検索対象としたうえで、そのページを経由して目的とするウェブページを閲覧するようにサイトを構築することも見られます。

ただし、この手のページはあまり検索エンジン側からは好まれないようです。また、検索エンジン提供会社の広告等ではこの種のページの出稿ができなかったりするケースも存在するようですので、作成する場合には注意が必要であるといえるでしょう。

■アンカーページでユーザ体験を改善

アンカーページを適切に用いることで、ユーザ体験を改善させることができるならば、SEOと両立することも可能です。

検索エンジンを見てWebサイトを作るのではなく、ユーザがどのようにしたら使いやすくわかりやすいWebサイトになるかを考える事が重要になります。

その意味で、関連コンテンツを体系的に整理し、内部リンクを最適化することでユーザが目的とする情報にアクセスしやすくなるならばアンカーページにも価値が出てきます。あなたの欲しい情報はココにありますよ、と表示するわけですから、そのような情報には価値があります。

他方、単に、SEOを強くする目的だけで作ったアンカーページは肝心なユーザ体験を犠牲としがちですので長期的に見るとあまりSEO的にもためにならなかったりします。
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2016年3月22日

インターネットサーフデイ | インターネットを監視するって割と本気でやっている時代がありました

インターネットサーフデイ
インターネットサーフデイとは、行政機関が民間の電子商取引(EC)を行うサイトの法令遵守状況を一斉点検することを指します。

まず、官公庁の担当者が関係サイトを巡回して閲覧、点検し、違反を見つけたら電子メールで警告、啓発します。

さらに時間を開けてもう1度調査をし、違反に対して再警告などの措置を取るのが一般的です。

国内では、通商産業省(今の経済産業省)が1998年、インターネット通信販売サイトが訪問販売法の広告表示義務を遵守しているかどうかを点検したのが始まりです。

この際に多数の違反が明らかとなったことから、その後、経産省は点検対象を誇大広告、連鎖販売取引などに広げています。

このほか、証券取引等監視委員会が証券取引法で禁止されている不正取引行為や風説の流布、国土交通省が旅行業者の広告表示、公正取引委員会が健康食品や衣料品の通信販売サイトなどを対象に適正な表示価格、原産国表示についてチェックしてきました。

また、チェックして行政指導を行っていたようです。

米国連邦取引委員会が世界各国に呼びかけ「インターナショナル・インターネット・サーフ・デイ」としての一斉点検も進められています。

■とはいえ

とはいえ、 最近ではおそらく行われていないような気がします。というのは、平成17年までは実施報告を見つけることができるのですが、その後についてはこの種の報告を見つけることができないためです。

行政機関は自分たちが何をしているかを実績として発表することが多いため、何かをやっていれば発表資料を見つけることができるはずなのです。

もしこのインターネットサーフデイを現在でも実施していると、ご存知の方がいたら教えてくださいませ。
 
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2016年3月7日

システムリスク | リスクであるからには、その影響を見積もることができます

システムリスク
システムリスクとは、コンピュータシステムの停止や誤作動、コンピュータの不正使用などにより損失を被るリスクのことです。

何らかの原因で情報システムが誤作動を起こした場合や不正アクセスによって顧客データの紛失した場合などに、企業や個人が損失を被るリスクがこれに当たります。
 
例えば数年前、天災によってある銀行のシステムに障害が起こった際には、システムが復旧するまでに、他行への入金の遅れ、他行からの振り込みの遅れ、ATMの停止、二重振り込みなどの被害が起こり、それにより銀行や消費者が金銭的な損失を受けたことはもちろん、その銀行に対する信頼度も失われ、結果、頭取や執行役員が辞任するという事態になりました。
 
システムの予期せぬトラブルは企業にとって大きなダメージです。システムリスクを軽減させるには、あらゆる障害や災害を想定した上で、機器設備などを二重化し物理的に離れた場所に設置する、データのバックアップを行う、セキュリティシステムを厳格化するなどの対策が必要となります。

二重化しておけば、両方がいっぺんに故障しなければ動作が止まることがなくなるので、リスクを劇的に下げることができます。

例えば、稼働率が99.9%のシステムを二重化する場合、故障する確率は0.1%となります。二重化するということは、0.1%の事象が同時に発生しない限り(つまり二つのシステムがいっぺんに故障しない限り)システムの動作が止まることはないので

0.1%×0.1%で同時に止まる確率を計算することができます。すると同時に故障する確率は 0.0001%となりますので、極めて故障に強くなることが分かると思います。

■リスクと費用を天秤にかけて

このように二重化すればかなりのリスクを排除することが可能となります。ただし、経営資源は無尽蔵ではありませんので、メリハリを効かせて対応をしていくことになります。

例えば、絶対に止まってはいけないシステム(人命にかかわるシステムや止まると自社の存続が危うくなるような経済的な負担を強いられるシステムなど)はありとあらゆる手段を講じて止まることを防ぐ必要があります。

しかし、多少止まったところで、大勢に影響のないシステムといったものも存在します。そういった場合、そこまで費用をかけないといった判断もあり得るのです。

このように、リスクとそれを防ぐための費用を天秤にかけながら、意思決定をしていく必要があるのですね。

関連用語
インターネットバンキング

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2015年12月17日

SLA | できる事とできないことをはっきりさせてトラブルを防ごう

sla
SLAとはサービスレベル契約の略称で、サービスの提供者と顧客が業務委託契約を結ぶにあたり結ぶ、サービスの水準、提供範囲、内容といった事を定めた契約です。英語ではservice level agreementと表記されます。

具体的な物を媒体に仕事をする場合、そのモノの機能についてはある意味明確に分かります。

什器には商品を陳列し魅力的に商品を訴求する機能が、重機には作業を効率的にする目る機能が求められます。

しかし、サービスの提供の場合、どこまでが契約の範囲になるのかがしっかりと定めておかないとあやふやになってしまい、後のトラブルの原因となります。

例えば、社内システムの構築のみを請け負うつもりのITベンダーがいたとします。

しかし、顧客側の担当者が「ITベンダーにシステム構築を依頼した場合、当然、社内の教育訓練も、その後のトラブル対応もお願いできるんだよね。」などと考えているケースでは、事前にしっかりと契約を交わしてどこからどこまでがサービスの範囲内なのかを明らかにしておかないとトラブルが頻発しそうです。

■通信事業者で


このSLAは通信事業者でよく用いられていました。

通信速度の下限や通信が途絶した場合の復旧時間などを定めて置いて、それを達成できなかった場合には「料金から…」といった契約内容です。

読者の皆様の中にもこの種の契約を結んだことがある人がいるかもしれませんね。
 
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2015年11月17日

VPN回線 | コストと効果の兼ね合いでいわゆるコスパの良い方法として用いられています

vpn回線
VPN回線とは、バーチャルプライベートネットワークの事で、公衆回線を利用しながらも、あたかも専用回線を引いているかのように利用できるといったサービスです。英語ではVirtual Private Networと表記されます。

ある程度大きな企業になってくると、地理的に分散した拠点が必要となってきますがそれらの拠点間の通信を行う必要が出てきます。

例えば、東京本社と宇都宮支店、大阪支店を結ぶ通信網が必要になるといったイメージですね。 

そして、その通信網として専用回線を引けば極めて強固なセキュリティーが得られるのですが(専用回線の通信を傍受しようとする人は、あまり考えられませんから)、物理的に回線を引っ張るわけですから非常に大きなコストが発生します。

そこで、既にある回線網を利用して、それをあたかも専用回線であるかのように使えるといったサービスが考え出されました。

それが、今回のVPN回線なのです。

■仮想的な専用回線

さてVirtual Private Networを無理やり訳すと仮想的な専用回線とでもいえると思います。

この仮想的といった所がミソで、実際には共用回線を利用しているけれども、専用回線として使えるといった感覚になります。

と、技術的な側面よりも、仮想的な専用回線であるという事が経営に与える利点について考えてて行きたいと思います。

それは、やはり強固なセキュリティを確保した通信であるといった点になります。

情報の盗聴や改ざんを防いで拠点間の通信を確保するので漏えいしたら困るような機密情報をやり取りすることが可能となります。

そのため、社内の基幹システム等へのアクセスはVPN回線経由でしかできなくするといった対応を実施するような事業者も存在するのでエス。

■セキュリティは

さて、残念ながら100%の安全はあり得ない世界です。そのため、どれだけ強固なセキュリティ対策を実施しても、情報漏えいのリスクは存在し続けます。

そのため、VPNという技術も100%の安全を確保するためのモノではないにしても、専用回線を用意しなくても良いにもかかわらず、専用回線並みのセキュリティを得られることから、費用対効果が比較的良いサービスであると考えられるため普及しているのです。

 関連用
モバイルワーク
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2015年5月18日

デルフォイ法 | 神託!?と思ったら本当に神託にちなんだ用語だった件

デルフォイ法
デルフォイ法とは、何かを予測する際に用いられる方法で、ある程度の人数の専門家に対して質問とフィードバックを繰り返す事によって知見を得る方法です。

デルフォイは古代ギリシアの神託が下される場所にちなんだ言葉で、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの『無知の知』(自分は無知であることを知っているから、それすら知らない人と比べれば賢者である)といったエピソードで有名です。

と、そのような神託に近い知見を手に入れることができる手法という意味合いでデルフォイ法といった名前が付けられたようです。
  • 議論ではありません
さて、「意見を出してフィードバック」などと書いてありますが行うのは議論ではありません。あくまで、専門家から出された回答を集約し、それを元に各専門家が再検討するといったプロセスを繰り返すわけです。

そのため、誰かを説き伏せるとか、自分の意見を通すための議論上のテクニックを用いるといった事は行わないのです。
  • 意見の内容を検討します
そのため誰が発言したことであるとか、少数派になってしまったので議論をまぜっかえすのをやめておこうといった様々な配慮から、意見の構築が自由になります。

その結果、このようなデルフォイ法を用いて収束した意見は、将来を予測するために有益な知見を与えてくれると言われます。

■デルフォイ法はどんな場面で使うの?

例で作ったまんがが怪しい感じで書いてしまったため、怪しげな雰囲気を感じたかも知れませんが、専門家の意見を集めて整理する方法です。そのため決して怪しい方法ではありません。

例えば、天気の予報や病気の広がり方などみなさんも見聞きしたことがあると思います。

この他には、有識者を集めて技術予測を行ったりまだ正解がないことに対して実施するイメージです。いろいろな有識者の意見を匿名性を保ったまま集め、何度も何度も繰り返して実施することで、参加者の権威性に左右されず(参加者に〇〇大学の教授が混じっていて、その肩書も明示されたら違う意見は言いにくくなりますからね)知見を集約することが可能となります。

そして、収束した知見を元にシナリオプランニングの基礎資料に活用してくことができるのです。

ただし、このマンガで書いているように、専門家の選定が歪めば結論も当然歪みます。再生エネルギーについて考えるときに、石油業界の専門家を集めたり、逆に、再エネの専門家を集めれば結論ももちろん歪みます。また、テーマに合わない専門家(まんがでは業界予測をしたいのにカブトムシの専門家などを集めています)を集めればこれも当然結論は微妙になります。

使い方に気をつけて使っていきたいですね。

関連要素
ブレインストーミング
情報
2015年2月16日

注目率 | 広告がどれだけ注目されているかの指標です

注目率
注目率とは媒体を読んだ人のうち広告に注目した人および、なんとなく見たような気がする人の割合です。せっかく広告を出すわけですからやはりちゃんと見て欲しいですよね?

というか、見てくれなければせっかく広告を出しても意味がないですからね。 

さて、この注目率ですが、計算式としては以下のようになります。

【注目率=(見たような気がする人+ちゃんと見た人)÷媒体を読んだ人×100】

ですね。

見たような気がする人といったのが、入っているのが広告業界に都合のよさそうな指標ですが…単に注目率と言われるとしっかりとみてくれているように思えますよね。
さて、似たような考え方に精読率といったモノがあります。

こちらは、広告媒体に接した人のうち、ちゃんと見た人の割合を示すものです。

それなので、注目率とは精読率の基準を緩めたモノという事も出来るかもしれないですね。

■注目率を高めるための工夫は?

さて、このような重要な注目率ですが、どうやったら高めることができるでしょうか?せっかく作ったポスターや広告が多くの人の目に入らなかったら意味は無いですよね?

そのため、どうやったら診てもらえるかを考えるのも重要になります。

広告代理店やデザイナーさんはこのあたりの知見を持っているので、予算が十分にあるならばおまかせするのが最も良い考えですが、お任せするにしても、自分でやるにしても以下の点を意識しておくとよいでしょう。

・視認性
まずは目を止めてもらうことが重要です。そのため、広告の色(コントラスト)や読みやすいフォントを使うことが大切です。

また、アイキャッチとなる画像なんかも大切ですね。

とくに、この視認性は色を見分けにくい人が結構な割合で存在するということを意識して考えると良いです。

例えば、「赤」って強い色に思えますが、黒と見分けにくい方もいるので、強調の意味で赤を使うのではなく、アンダーラインなどと組み合わせて色が識別しにくくても意図を理解できるようにする事がとても重要ですし、そのような配慮が世の中のみんなが住みやすくするポイントになります。

・共感性
広告をどんな人に見てほしいか?そこから逆算して共感を得られるような広告にする必要があります。

だれに商品やサービスを届けたいかという商売の原点に帰って検討するとよいでしょう。

・配置設計
紙面やWebサイトならどこに配置して見てもらうか。視線を集められるかを考えると良いです。


 これらの観点を組み合わせて興味を引いて注目率が上がるような広告を作っていくことが重要になってくるのですね。
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2015年1月9日

TBD | 先送りは悪い癖ですが、決めるべきことが判っているだけ、ましかもしれません

TBD_001
TBDとは、(to be determined)「今は未定だけど、将来決定する」という事を示す表現です。

現在は未定だけど、後で決定するという事なので、プロジェクト型の案件を実施するような場合に、○○という項目についてTBDとされることがあります。

但し、少なくとも○○についてはTBDと言えるので、決まっていないことがわかっている。何を決めなければならないかは分かっている状態であるという事はできます。

なんだか、『無知の知』(知らないことを知らない連中よりも、知らないことを知っている(無知を知っている)分だけ私の方が賢いと言った、古代ギリシアの哲学者ソクラテスのエピソード)みたいなお話ですね。

もっとも、TBDという言葉が沢山あるような計画書は危険です。但し、決めなければならない、決めるべきことがあるという事はわかっているので、一歩進めて、『いつまでに決定するか』についても決めておけば最悪の事態は避けられるかもしれません。

TBDを文字通り「今は未定だけど、将来決定する」とだけ意識しているのではなく、実際に仕事をしていくうえでは、一歩進めて、「●●については決まっていないけど、○○日までに決定する」と考えておく必要があるのですね。

なお、近い言葉でペンディングという言葉もあります。こちらは保留という意味ですから、決めるべきことが決まっている分だけTBDの方が話が進んでいるのかもしれませんね。
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2014年10月21日

ワークフロー | 業務の流れをわかりやすく記述するのです

ワークフロー
ワークフローとは業務の流れ、特に業務の流れの手続きを図式したもののことを指します。

例えば、経費精算の流れを考えてみます。この例では、経費精算をするためには以下のような流れを経るものとします。

①各人が経費精算の書類を領収書を証憑として添付し作成する。

②各人は自分の上長へ申請をする。

③各上長は、決裁を行い、50,000円以下の場合はそのまま経理部へ、50,001円以上の場合部門長へさらに申請をする。

④最終的に決済された書類を経理部が経費精算として従業員の口座へと振り込むとともに、経理上の仕訳を起こす。

この例は筆者があくまで適当に作ったものですが、このように業務の流れがはっきりと定義されていれば、仕事がやりやすいですよね?このように定義されておらず、「あれ、この経費は誰に言えばいいんだっけ?」などと毎回やっていては時間がもったいないですからね。

また、このように業務の流れが定義されていれば、どこに問題があるかについても考えることができるようになります。
  • 問題のある例
例えば、この例で、①と②の間に「総務部が書類が正しく作成されているかチェックする」といったフローが組み込まれているとします。

単純に考えると、このようなフローは不要であると思われますよね。でも、これをしなければ業務が回らないのであれば、①で作成する書類の様式に問題があるか、担当者への教育訓練が行き届いていない可能性が考えられます。

総務部がチェックしないと上長に提出できないわけですから、ちゃんと書けないほど難しいあるいは複雑な様式になっているか、様式に問題はないけれども、書き方の指導が行き届いていない可能性があるわけです。

このようにワークフローを目に見えるように記述してあげれば問題点をはっきりさせることに役立ちます。

また、新人さんへ対しての教育訓練(OJTであっても、OffJTであっても)にも活用することができますね。
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2014年3月25日

ナレッジマネジメント | 蓄積された知識を管理・活用して業績を上げるのです

ナレッジマネジメント
ナレッジマネジメントとは組織が持つ知識や情報などの知(ナレッジ)を活用して、組織のパフォーマンスを向上させようとする管理手法の事を言います。英語ではknowledge managementと表記されます。

さて、このナレッジマネジメントを直訳すると知識の管理といった感じの言葉です。読者の皆様にとっては、知識が重要なのは当たり前なのかもしれませんが、はたして知識が重要であると考えている組織ばかりでしょうか?

例えば、組織の文化によっては「ワザワザ知識の管理なんて言っていないで一件でも多く顧客を回ってこい」といった風に知識を軽んじているような発言も聞かれるかもしれませんよね。

また「その業務って○○って方法でやればとても効率がいいよ?」「エッ、知らなかった。なんでもっと早く行ってくれなかったの?」とか、「営業のコツがあるんだけど、競争があるから同僚には黙っておこうっと…」といった感じのやり取りってありそうですよね。

どうでしょうか、こういった『知識を共有しないし管理もしない』といった考え方の組織って残念ながら存在していそうですよね。でも、そういう知識を軽んじる考え方ではなく、もう少し上手くやれる方法もありそうですよね。
  • 言葉で表現できない知識も管理する
さて、ここで知識の管理と言っていますが、マニュアルなどの目に見える形に言語化された形式知だけではなく、ノウハウや職人技といった上手く言葉で表現できない暗黙知もしっかりと管理していく必要があります。

「大切なものは目に見えないもの」といったお話ではないですが、目に見えなく言語化されていない暗黙知もしっかりと管理し組織内で共有できるようにしていけば、組織の生産性も向上しそうですよね。

「あの仕事は山崎さんが休暇を取っているから全然進まないよ…」といった状況ではなく、「担当の山崎さんが休みだけど、文章化されている手順を見て鈴木さんが対応するよ」といった状況の組織の方が生産性が高そうですからね。

また、2025年時点においては育児休業など従業員が長期に休業するのも当たり前となっています。そのような状況ですから、誰が休業していても組織として対応できるようにしておくことが必須となっているのです。

■蓄積したら意思決定に生かす

組織の知見を蓄積することも重要ですが、その知見とデータを生かして意思決定に結び付けることも重要となります。

そのためには、データを可視化して経営判断に活用するBI(ビジネスインテリジェンス)といった仕組みを導入することも有効になります。

そして、どんなデータを可視化するのか、可視化されたデータからどのような経営判断を行うかこそが重要な知恵であり、暗黙知だったりするのですね。


関連用語
CKO
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2014年3月12日

テキストマイニング | テキストの山から有益な情報を掘り出すのです

テキストマイニング
テキストマイニングとは、文章や文字データを対象としたデータマイニングのことを言います。英語ではtext miningと表記します。

企業が業務を実施しているとどんどん文章がたまっていきます。

例えば、営業の人は営業日報を作成しますし、問い合わせを受ければその内容を記録していきます。顧客からアンケートを採ればそのアンケートの結果も蓄積されていきますし、アンケートのように定型化していなくても、お客様の声といったモノを集めればそれも蓄積されていきます。

また、企業外でも、ユーザが自社の製品についての口コミを共有したりと様々な文章(テキスト)が日々作り出されていきます。

でも、こういった情報を活用しようとしても、様式がバラバラで書いてある内容もバラバラ、更に膨大な量があるとするとなかなか難しいですよね。

例えば、膨大な量の営業日報と、文体も内容もバラバラなお客様の声を組み合わせて有益な気づきを得る事はちょっと人間業だと難しそうです。
  • コンピュータの力でテキストの鉱山を採掘する
このように、人力ではなかなか難しい事なのですがITの力を借りれば、膨大なデータの中にある関連性を探し出すことができます。(参考:データマイニング

このような事を、テキストデータが蓄積されている山をITの力で採掘する(マイニング)というイメージからテキストマイニングと言います。

■テキストマイニングの活用事例と分析の流れ

テキストマイニングでは沢山の言葉の山から、「よく出てくる言葉」や「一緒に出やすい言葉」を見つけていきます。

これは単なる集計処理ではなく、自然言語処理(NLP)と言った仕組みを使って分析することになります。

簡単にNLPの処理手順ですが、

テキスト収集

前処理(単語の分割など)

頻出・共起語を抽出

クラスタリングや感情分析で可視化

という手順を用います。

このような手順の中で、例えば「カレー」という単語といっしょに「給食」とか「人気」とか「ハムカツ」何かが出てくれば、「人気なカレーに対してハムカツを一緒に売るようにしよう」といった事が考えられるのですね。

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2014年1月17日

リバースオークション | 売り手側が条件を提示していく形式のオークションです

リバースオークション
リバースオークションとは、買い手側が売り手側をオークション形式で選ぶという、通常のオークションと逆になるオークションのことを言います。英語ではReverse Auctionと表記され、逆オークションといった意味合いになります。

さて、通常のオークションでは、売り手が提示した財に対して、買い手が「100万円で買った!」「いや、ウチは120万円出すよ!」といった感じで、多数存在する買い手側が条件を提示していくという感じになります。

こちらは、いろいろなオークションサイトがあったり、メディアでそんな感じの光景を見たことがあったりと、なんとなくおなじみですよね。
  • 売り手が条件を提示する
では、リバースオークションは何が逆なのでしょうか?買い手側が選ぶという風に言っていますが、それはどんなことなのでしょうか?ちょっと例を考えてみたいと思います。

例えば、あなたは食塩を多量に購入したいと考えていたとします。そして、今回購入したい食塩には特に付加価値が必要ない、一般的なもので良いとします。

このような場合、どこのメーカの食塩であっても特に差異がなく、単純に価格の差で決定したいと考えられます。(こういう差異のない商品になってしまう事をコモディティ化と言います。)

この時、あなたは、「食塩を1トン購入したいから、価格を提示してください」と発信したとします。

それに対して売り手が「ウチは1トン当たり4,000円でできるよ」、「イヤイヤ、ウチなら1トン当たり3,800円で大丈夫だよ」といった風に、売り手側がどんどん競い合って条件を提示してくるといったイメージがこのリバースオークションのイメージです。

通常のオークション形式は、ある財を欲しがる買い手が、売り手に条件を提示し、最終的に売り手が選択するといった感じになりますよね?

これは、『買い手(条件を提示)→売り手』と言った感じです。

これに対しリバースオークションは逆に、ある財を欲しがる買い手が、それを売りたがっている売り手に条件を提示させるという関係になります。

これは『買い手←売り手(条件を提示)』という感じです。

簡単に言うと、矢印が逆向きなので『リバース』 なオークションなのですね。
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2013年10月5日

二重化 | 備えあれば憂いなしと言いますが、予備を用意しておけば完璧です

二重化
二重化とは、信頼性を高めるためにシステムなどにあらかじめ予備を設置することを言います。英語ではduplicationなどと表記されます。

さて、なんだか難しげに書いていますが、簡単に言うと予備を用意しておいて障害に備えるという発想です。

例えば、絶対に電源が切れてはいけないような装置に、ケーブル一本で電源が供給されていたらなんとなく不安になりますよね?

でも、「もう一本予備の電源供給回路があって、メインで使っている電源供給回路に何らかの問題があったら自動で切り替わります」と言われたら安心感が違いますよね。

このように、予備を用意しておいて、「いくらなんでも2つ同時に壊れることはほとんどないでしょう!」といった感じの発送をするという事なのですね。
  • 本当に壊れない?
さて、先ほど、2つ同時に壊れることは非常に起こりにくいと書きましたが本当にそうでしょうか?少し確かめてみたいと思います。

(少し計算しますので、苦手な人は読み飛ばしてくださいね。) 

まず、99%の確率で壊れないシステムを用意します。(逆に言うと1%の確率で壊れるわけですから、ずいぶん壊れやすいシステムですね…)

このシステムを単体で運用すると、上述の通り1%の確率で壊れて処理が止まってしまいます。

それでは、これを二重化したとしたらどうなるでしょうか?二重化するという事ですから、2つの系統が同時に故障しない限り、システム全体では機能が維持できるという事です。

この場合、同時に故障する確率は、(1-0.99)×(1-0.99)=0.00001=0.01%となります。つまり動かなく名てしまう可能性が、1%から一気に0.01%まで下がるんですね。

カンタンな例ですが、二重化の効果を感じていただけたと思います。 
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2013年8月28日

データマイニング | 膨大なデータの山から隠された金脈を探し出す技術

データマイニング
データマイニングとは、単なるデータの集合の中から隠れた法則や関係性を発見することを言います。英語ではdata miningと表記されます。

データの山の中から、有益な情報を採掘(マイニング:mining)するというイメージの言葉ですね。
  • どうしてそんな事をするの?
企業が日々の業務を行ってくと、大量のデータが蓄積されていきます。例えば、日々の気温や天候やPOSレジの導入による販売履歴等です。

ただ、これらの情報をバラバラに見ていてはなかなかそこに潜む関係性に気づくことができません。

そこで、ITの力を借りて、膨大なデータの中にある隠れた関係性を探し出しましょうというアプローチが生まれました。

このような考え方をデータマイニングというのです。
  • 雨が降ったら売り上げが
ココで、雨が降ったら売り上げが低下する傾向にあるといった程度の内容ならば、別にデータマイニングなどを行わなくとも経験則で十分対応できると思います。

しかし、紙おむつとビールが一緒に売れる傾向があるという事にはなかなか気が付きにくいと思います。

データマイニングとは、こういった知識を機械的に発見していこうというアプローチなのですね。

■データマイニングとAI、機械学習

このデータマイニングという言葉は2000年代によく用いられた言葉でした。コンピュータ技術が発展したので大量のデータを調べて、隠された意味を探ると言った意味合いです。

そのような方法論を総称する言葉で、機械学習や統計解析などを総動員していたイメージです。POSデータを解析したら、ビールと紙おむつの例がわかったなど、以外な関連性を見つけることができたのです。

現在ではAIや機械学習、データサイエンスといった言葉を用いることが多くなり、データマイニングとはあんまり言わなくなりつつあります。

しかし、言い方は変わっていますが、考え方は膨大に蓄積されたビッグデータから役に立つ知識や関連性を探すと言ったアプローチであって、当時とあんまり変わっていません。

ただ、当時よりも使える道具が強力になったという事ですので、大量のデータを取得することは以前にも増して重要になって来ているのです。

関連用語
テキストマイニング
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2013年8月15日

トンマナ | 「トンマナが…」と言われたときに、理解したふりをする大人にはならないでください

トンマナ_001
トンマナとは、広告の出す雰囲気や世界観を一致させましょうよという事を指す言葉です。英語ではtone and mannerと表記されます。

この言葉は、英語表記を見ていただければおわかりかもしれませんが『トーン』と『マナー』を組み合わせて略した言葉です。

もともとは、広告とかブランドとか、Webの業界等で使われている言葉です。

例えば、複数人で一つのWebサイトを運営していたとします。テーマは『管理会計』。このテーマについて偉い学者の先生たちが集まって、学問的な厳密さを追求して交流を図るといったWebサイトです。

さて、このようなサイトに「まんがで気軽に経営用語」の記事が紛れ込んでいたら違和感がありますよね?

何故違和感があるかというと、『トンマナ』があっていないからです。学術的な議論に、分かりやすさを優先した説明の記事が紛れ込んでいたら変ですよね?

また、お寿司屋さんの食べ歩きをしていて、『日本のおすし』みたいなテーマを持っているWebサイトに唐突に、「今日はカルボナーラを食べたんだよね。美味しかったよ。」みたいな記事が紛れ込んでいたら少し変ですよね?

そのため、「こういった事をなくして、Webサイトや広告などの媒体が発するメッセージには一貫性を持たせた方が良いですよ。」といった内容を指す言葉がこの『トンマナ』なのです。

  • トンマナを統一することで何か利点はあるか
このようなトンマナは明確にする事でいくつかの利点が発生します。
 
例えば、覚えてもらいやすくなるという事です。トンマナを統一することで、一目でそのサイトであるとか、製品、お店である事が分かります。
 
どのような優れたものであっても、消費者に覚えてもらわなければその後の行動には繋がりません。
 
そのため覚えてもらいやすくなるというのは非常に強い利点なのです。
 
また、コスト面から考えても非常に有益です。例えば複数の人からデザインや文章をあつめる場合、トンマナが明確であればその後のすりあわせや調整の工程が非常に簡単に済みます。
 
このように、トンマナを設定することによって販売面にも利点がありますし、コスト面にも利点が出てきます。簡単に言えば、利益の増加に役立つということです。
 
  • Webサイトなどでトンマナを統一する具体的な方法
さてこのトンマナは企業における経営理念のように指針を決める事が重要です。
 
最低限、対象はどのような『モノ』なのかを定義し、それを明確にしておくことが必要です。
 
例えば、本サイトではサイトを『親しみの持てる』と定義して、親しみの持てるような色使い、言葉遣いを心がけています。
 
この明確な理念があるだけでもトンマナはだいぶまとまってきます。 
 
しかしそれだけでは、一つのウェブサイトといって完全には泊まることはなかなか難しいです。
 
そのため、語尾をですます調で統一したり、 表記を統一したりしています。
 
また、こまめに改行を行なって、文字の塊があまり大きくなりすぎないようにすることを心がけています。
 
このように、文章自体は自由に書いてもいいのですが、統一感を持たせた決まりをあらかじめ作っておくことで、トンマナを統一することができるのです。
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2013年8月8日

クラウドソーシング | みんなの力を使って仕事をするのです(但し『みんな』とは面識がない模様)

クラウドソーシング_001
クラウドソーシングとは、インターネットなどを通じて、不特定多数の群集(クラウドと言います)に仕事などをお願いする事を言います。英語ではcrowdsourcingと表記されます。

この、英語表記を見て「あれ?クラウドコンピューティングと違う?」と思われた方もいるかもしれませんね。そうなのです、このクラウドソーシングのクラウドは(crowd)群衆の意味になり、クラウドコンピューティングの(clowd)雲とは異なるのです。
  • 誰かに仕事をお願いする(従来のやり方)
さて、従来では「仕事を誰かに依頼しよう」と考えたとき、誰かを雇用するか、どこかのプロにアウトソーシングするといった事が行われていました。

誰かを雇用すれば当然、人件費は固定的に発生(固定費)しますし、いろいろと管理すべき内容も増えていきます。

また、それを嫌がってアウトソーシングを実施しても、プロに個別の仕事を依頼するといった形となるので、仕事を依頼する側にとってはあまり手ごろな価格で依頼することはできませんでした。(もちろん、変動費化できるといったメリットはあります。)
  • クラウドソーシング
クラウドソーシングでは、仕事をあらかじめ登録されているクラウド(群衆)に一斉にお願いします。そのため、基本的には「誰に頼もうか?」とか「どうやって仕事をしてくれる人を集めようか?」といった問題からは解放されます。

そして、一般の人たちが、一斉に取り掛かるため、非常に素早い納期で仕事を終えることができます。

また、一般の人たちに向けて、コンペ形式で仕事をお願いすることも可能です。このコンペ形式を簡単に言うと「このお題で提案してください。一番いいと思った人の提案を採用しますので。」みたいな仕事のお願いの仕方です。
  • 一般の人たちっていうけど
さて、『一般の人たち』と連呼しましたが、別に「仕事を素人にお願いするので、安かろう悪かろうですよ」といった感じではありません。

例えば、腕のいいデザイナーの人が海外に住んでいて、コンペに応募してくるといった事も考えられますし、(こういう物価の差を利用したライフスタイルってイイですよね?)在宅勤務を希望しているプロが仕事をしたりするわけです。

インターネットは世界を狭くしましたが、このクラウドソーシングは働き方や組織における資源の調達方法そのものを変える可能性があるのかもしれませんね。

関連用語
クラウドファンディング
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2013年8月8日

クローキング | なんで見る人によって表示内容を変えることがスパムなの?という疑問に答えます

クローキング_001
クローキングとは、Webサイトを運営する上で、アクセスする人によって異なる内容のWebサイトを見せるといった事を指します。英語ではcloakingと表記されます。

このクローキングとは、どちらかというと否定的なニュアンスが含まれている言葉です。

「えっ、別にアクセスする人で表示するコンテンツを分けるだけだよね?それのどこがまずいの?」といった風に思われる方もいると思います。

確かに、アクセス元によって最適なコンテンツを配信していくといった発想は、とても良いと考えられます。


しかし、検索エンジンの巡回ロボットが来た際に、通常の閲覧者に表示する内容ではなく、検索エンジンに好まれるようなコンテンツを提供するような行為がなされるような場合は注意が必要です。

このような行為がなされると、検索エンジンの有効性が低下する場合があるのです。そして、検索エンジンの有効性が低下するような行為は、検索エンジン側からすると非常に嫌われる行為です。
  • 具体的にどういった行為?
 例えば、検索エンジンには素晴らしいコンテンツを見せ、検索順位を上位に表示されるようにします。

しかしそれでは収益性に劣る為、、実際の閲覧者には広告だらけのコンテンツを見せるといった行為をします。

すると、検索エンジンの上位表示といった結果を受けながら、広告に最適化されたサイトを読者に見せることができるのです。

どうでしょうか?このような行為が横行すると、「あの検索エンジンで検索した結果って、イマイチだね…」みたいに思われてしまいますよね?

その為、検索エンジン側では非常に嫌う行為なんですね。もちろん、通常の利用者にとっても迷惑な行為ですよね。

■その人にとって正しい情報の見せ方とは

人によって見せる情報が変わるというのは必ずしもすべてが悪いわけではありません。

学校の先生だって、同じ教科書から生徒さんの習熟度に合わせて提供する情報を買えていくわけですし、利用者の地域や言語、デバイスによって最適な情報を出す(例えば、岐阜県でレストランを検索したのに、インドにある美味しいレストランを紹介されても行くことはできませんよね?)ことは正当な手法になります。

また、スマートフォンを使っている方が見やすい画面表示にするのも、ユーザの利便性を上げるためですからとても良いことです。

ただ、これを検索エンジンの評価を狙って行う。例えば検索エンジンには本サイトのような専門性に基づいた内容を表示しておき、検索エンジンからは専門サイトとして読者を獲得しているのに、内容は情報商材サイトだったら完全にスパム扱いです。

これは、検索エンジンを欺くばかりか読者の期待も裏切っているので(前述の検索表示で訪れた人は経営用語を知りたいのに、「僕が考えた最強の経営方法情報商材」なんか売りつけられたら嫌ですよね?)ペナルティーを受ける可能性は否定できないのです。

このように、クローキングが問題とされるのは不誠実なやり方と結びついた際なのです。

関連用語
インバウンドリンク

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2013年7月12日

オープンソース | みんなの知恵を集めて素敵なモノを作り出そうという発想です

オープンソース_001
オープンソースとは、ソフトウェアを作る際のソースコード(部品というよりも、ソフトウェアそのものですね)を公開して、誰であっても使ったり改良できるようにしているモノを言います。英語ではopen sourceと表記されます。

■普通はソースコードを公開しません

さて、ソースコードは車で言う所の設計図+車自体といった非常に大切なものです。(物理的な製品と異なる点は、ソースコードがソフトウェアそのものであり、設計図が完成した後の製造工程の良し悪しでコスト面に差が出ないという所です。)

その為、自社で開発した製品のソースコードは通常は公開しません。

■皆で使うことで価値が出るのがオープンソースです

しかし、オープンソースは、このような一般的な考え方ではなく、「みんなで使って、みんなで改良すればすごくいいものができるんじゃないの?」という発想を持っているのです。

このオープンソースの例としてはLinuxというOSが良く挙げられます。
  • オープンソースって無償で利用できるフリーソフトと同じ?
但し、オープンソースという考え方は、有料無料とは無関係の考え方です。(大半のモノは無償で利用できますが、オープンソースのソフトウェアを有償で頒布することもあります。)

また、無償で利用できるソフトウェアだからと言って、オープンソースであるとは限りません。

その為、オープンソースとフリーソフトは違う概念であると捉えていただければと思います。 

■無料だからといってライセンスを無視してはダメです

オープンソースは無償だからこそ、そのコミュニティを守るために様々なライセンス条件が存在します。

例えば、GPL(GNU General Public License)は、以下のようなことをプログラムの複製物を所持している者に許諾することを求める条件となります。
・プログラムの実行
・プログラムの動作を調べ、それを改変すること(ソースコードへのアクセスは、その前提になる)
・複製物の再頒布
・プログラムを改良し、改良を公衆にリリースする権利(ソースコードへのアクセスは、その前提になる)
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License
以下せっかくですので、いくつかのライセンス条項についてまとめてみました。

<代表的なライセンス>
ライセンス 主な特徴 商用利用 改変の公開義務 ライセンス継承義務
GPL(GNU General Public License)
出典:Free Software Foundation(FSF)公式サイト
コピーレフト型。改変したソフトもGPLで公開する義務あり。 可能 あり あり
MITライセンス
出典:Open Source Initiative(OSI)公式 MIT ライセンス原文
非常に緩やかなライセンス。クレジット表記があれば再配布・商用も自由。 可能 なし なし
Apache License 2.0
出典:Apache Foundation 公式サイト
MITに似ているが、特許権の明確化条項を含む。商用利用にも適する。 可能 なし なし

■オープンソースの考え方は企業活動に影響を与えています

また、オープンソースの考え方は、企業活動にも大きな影響を与えています。たとえば、WordPressやMySQLのように、商用にも活用されている事例も多く見られます。

あなたのそばにもWordPressでWebサイトを作ってしてもらった企業があると思いますが、Web制作会社にはお金を払って居るはずです。

このような、オープンな取り組みが、結果としてイノベーションの土台になることもあるのです。

ちなみにMySQLはDBMSと呼ばれるでデータベースソフトです。

関連用語
フェアユース
プロシューマー

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2013年7月11日

ランディングページ | 閲覧者が最初に見るページの事です(売り込みとは関係ありません)

ランディングページ_001
ランディングページとは、外部から訪問者が来た際に、初めに見るページのことを言います。ランディングつまり、着陸するページといったイメージですね。英語ではlanding pageと表記されます。

この文字通りの意味からすると、Webサイト上のどのようなコンテンツであっても、ランディングページとなりえます。という事は、このランディングページは、Webサイトのトップページとなるとは限りません。

(例えば、弊サイト「まんがで気軽に経営用語」を検索エンジン経由でご覧になっている人は、個別の用語ページがランディングページとなっているハズです。)

ランディングページ=売り込みを行うページというイメージがあるかもしれませんが、この言葉自体には特に売り込みを行うといった意味合いはないのですね。
  • ランディングページ=売り込みというイメージがある訳
但し、インターネット上で広告を出稿するような場合(インプレッション保証型広告とかクリック保証型広告ですね)には、ランディングページを指定することができます。

例えば、有機野菜を売りたいドロップシッピングサイトがあったとします。そのようなサイトが広告を出稿する場合には、『有機野菜の豆知識』みたいなページをランディングページとするとはちょっと考えにくいですよね。

通常は、広告をクリックしてサイトに来てくれた人が実際に有機野菜を買いたくなるようなコンテンツがあるページをランディングページとするはずです。

そして、現在ではPPC広告という、検索エンジンの結果に連動させて広告を出稿するという事も行えます。

上の例では、『有機野菜 通販』といったキーワードで検索が行われた際に、有機野菜を売るサイトの広告を出せるという事です。

このような検索を実施したユーザですから、かなりの確度で有機野菜を購入したいと考えているはずです。

では、そのようなユーザをワザワザお金を払って誘導してきているのにもかかわらず『有機野菜の豆知識』が書いてあるページを見せたらどうでしょうか?

なんだかとっても無駄が多そうですよね。

その為、ランディングページで適切に売り込みを行いましょうという考え方が出てきているのです。(このような考え方が広まっている結果、ランディングページ=売り込みを行うページといったイメージになっているんですね。)

■LP(ランディングページ)の最適化と改善

ランディングページ(LP)の目的は何でしょうか。それは、アクセスしてきたユーザを特定のアクションに導いていくことです。

「このサイト感じが良いな」と思ってもらうだけでは足りず、次の行動を促すページとしてランディングページ(LP)を作っていくことが大切なのです。

そのための考え方としては、見た人が迷わず望んでいるアクションを行えるようにする事がとても大切になります。

何かを買いに来たのに、レジが何処にあるかわからなかったりするお店があったら、買う気が失せてしまう可能性がありますよね?

そのようにLPは、一番やってほしい事に迷わず進める工夫が必要なのです。

■改善を繰り返す

例えば、ちょっとずつ画面構成が違う複数種類のLPを用意してA/Bテストをおこない、より特定アクションにつながる方を使っていく。

ボタンの文言をちょっとずつ変えていく、ボタンの位置、色、写真の内容、説明文のトーンなどを変えて行くなど相当な改善が毎日私達がみるネットショップの画面では行われています。

また、もう一つ考えるべき変数は、流入経路で、流入経路となった広告のメッセージに合わせたLPを作るなども行われます。こんなにギリギリのチューニングを行ってコンバージョンレート(CVR):望ましい行動を行ったユーザの比率を上げるための努力がなされているのです。

このように、LPはランディングページですから、着地する場所という言葉ですが、現在のLPは戦略の入口になっていたりするのです。


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