インプレッション保証型広告とはインターネット広告の課金方法の一つで表示回数を保証する形式の広告の事を言います。
■言葉を分解して考えます。
インプレッションというのは、特定のモノが表示される回数を示した言葉です。
保証型広告というからには、何かを保証する形となります。保証といってもいろいろ考えることができますが、インプレッション保証型広告ですから、インプレッションを保証する事となります。
つまり、何回表示されるかを保証する広告形態であると言うことができるのですね。
■広告枠の買い方
このインプレッション保証型広告は例えば1,000回分の表示を購入するといったイメージの広告となります。
この形式は1か月間とかの時間での区切りではないので、たとえどれだけの時間がたとうとも1,000回表示されるまでは広告配信が継続されます。
また、逆に1,000回表示されれば例えそれが1時間であったとしても広告の配信は取りやめになります。
このような特性のため、大手のポータルサイトなど大量のトラフィックを集めるサイトで用いられることが多い広告形態です。
また、大量の閲覧者に広告を見せることができるため、知名度の向上などの効果がもたらされます。
■費用対効果は測りにくい
この形態の広告は、閲覧者に広告を見せる数だけを保証しています。そのため、ネット広告の利点である費用対効果の検証が難しくなっています。
効果測定が難しいといった観点からは、伝統的な新聞や雑誌広告などに近い形態であるといえます。
■目的で広告を整理すると
ネット上の広告はリンクとなっており、その広告をクリックすることで広告主の望むWebページへ移動します。
しかしインプレッション保証型広告では、表示回数は保証されますが、表示を見た人のうちどれだけを自社サイトへ誘導できるかについては保証されません。
このクリック回数(自社サイトへの誘導回数)を保証するのはクリック保証型広告となります。
・広告がどこまで閲覧者の行動を保証するかについて
1.インプレッション保証型広告(見せる回数を保証)
閲覧者へ対する閲覧数を保証します。とはいえ実際に、閲覧者が見ているかどうかは保証の限りではなく、単に閲覧者の画面に表示される回数のみを保証する形態です。
2.クリック保証型広告(見せて、その後のクリックを保証)
閲覧者が広告をクリックする数を保証します。逆に言うと、契約したクリック数が消化されれば広告掲載は終了となります。
3.成果保証型広告(見せて、クリックされて、コンバージョンまで保証)
実際に広告を見て、クリックして、その後の成果に応じて課金します。この形態の場合は、1.2.のステップを経て初めて成果に結びつく可能性が出てきます。
広告は1.2.3.と数が大きくなるにつれて達成の難易度が上がります。そのため、一般的に単価も1.2.3.と大きくなるほど高くなります。