プライスポイントとは最も売れているプライスラインの事を言います。英語ではprice pointと表記されます。
これらの関係を図で示すと
といった感じです。
さて、この4本のプライスラインの中で、下から二番目の価格帯が一番売れるとすると、その価格帯をプライスポイントというのです。
簡単に言うと、売れ筋の価格帯といったイメージの言葉ですね。
関連用語
アイテム- プライスポイントを明確にコントロールする事が大切です
この説明からはプライスポイントが事後的に決まるような印象を受けると思います 。
プライスラインの中で一番の売れ筋がプライスポイントということですから、結果として一番売れたプライスラインがプライスポイントとなるといった印象を受けます。
プライスポイントは自動的に決めるものではなく、 戦略的に決めていく必要があります。
もっと言えば、 売れ筋としたいプライスラインに対して集中的に品揃えをする事で、意図的にプライスポイントを決めていくことができるのです。
そしてプライスポイントを決めた後に、その上下のプライスラインに商品を配置していくのです。
なぜプライスポイントを明確にする必要があるか
お店に買い物に行く時には、大抵の場合予算が決まっていると考えられます。
そしてその予算に基づいて、どこのお店に買いに行くかを決めるというのが消費者の考え方となります。
このような消費者の考え方があるので、プライスポイントを明確にしておいてうちのお店はだいたいこれぐらいの商品を取り扱っていますよというメッセージを発信する必要があるのです。
大体いくらぐらいかかるのかわからないようなお店には、怖くてなかなか行けないと思います。
このようなことを避けるためにプライスポイントを明確にしておく必要があるのです。
そしてこのプライスポイントを明確にすることを徹底しているような業態も存在します。例えば1プライスで品揃えをしているお店や、2 PRICEで品揃えをしているお店などは、 皆さんも思い浮かべることができるのではないでしょうか。
こいたお店には、いくらの予算で買い物をすればいいのかが明確になりますので目的があれば行きやすいと思います。
ウチの売れ筋価格っていくらなんだっけ?
ウチは980円よ。980円で買い物できるような商品を意図的にたくさん品揃えしているわ。
でも1,480円の商品もあったような?
そうよ、一番売りたい額の、プライスポイントは980円。後は、1,480円と580円のプライスラインを基本にしているわ。
これならお客様がいくら持ってウチに来ればいいかが明確だからいいですね♪
お客様がお買い物しやすいお店を作るのには、価格戦略も重要なのよ。
関連用語
SKU
プライスレンジ