まんがで気軽に経済用語

「知らないから動けない」をなくしたい。 中小企業診断士が、現場視点で経営用語をまんがでわかりやすく解説しています。 読むことで、生産性が上がり、心に余裕が生まれ、社会全体がちょっと良くなる。そんな循環を目指しています。

組織論
2025年11月11日

転籍

転籍_001
転籍とは、転籍元と雇用関係をいったん解消して転籍先に雇用される配置転換のことを言います。

■転籍についての概要


例えばA社に勤めていた人が、関連会社のB社に移る場合を考えてみたいと思います。

この時、A社をいったん辞めて(A社との雇用契約を打ち切って)B社に改めて雇用されるケースを転籍と言います。

このような場合、A社を退職していますので、転籍元のA社に戻るのは稀なケースになります。この転籍はグループ会社内で人材を有効活用するという事を目的として行われると言われています。
 
但し、単に人員削減のためといった後ろ向きの目的に、この転籍を使う場合もあります。

関連用語
出向

■転籍と似た出向との違いは?

転籍と出向は本質的に違います。出向について詳しくは関連用語をご覧になっていただくとして、簡単に整理すると以下のような整理となります。
項目 転籍 出向
雇用関係 元の会社との契約は終了 元の会社との契約は継続
元の会社に戻れるか 通常は戻らない 期間満了後に戻ることが多い
雇用先はどこになるか? 『転籍先企業』と新たに結ぶ 『元の会社のまま』だが働く場所は『出向先』
※給料は元会社から

この表を単純化して一言で説明すると、転籍はいわゆる片道切符に近い感じです。

■転籍の背景と目的

このように出向とは根本的に異なる転籍ですが、以下のような背景と目的の下、行われます。

・ポジティブな目的
グループ内心事業立ち上げのための人材配置や、従業員本人のキャリア希望を叶えるための配置転換

・ネガディブな目的
事業縮小に伴う人員削減の手段としての「転籍提案」や、コスト削減や雇用責任回避手段

我々コンサルタントは、ポジティブな目的を掲げたりするようにアドバイスしますが、実務の現場ではネガティブな目的でしばしば実施されてしまいます。

■転籍を打診された時にどうするとよいの?

企業側の意図は上のとおりですが、転籍は本人の同意が原則として必要となります。(一旦退職するわけですから。)

そのため、実務的には以下のような要素を検討して慎重に考える必要があります。

1 雇用条件(給与、勤務地、役職など)はどうか?
2 退職金や福利厚生の取り扱いはどうか?
3 転籍先の企業としての評価(安定しているか?成長しているかなど)
4 拒否した場合の処遇

特に、現在の企業での勤続年数が長い場合、退職金や企業年金などについてもよく確認する必要があります。

また、元の企業云々ではなく、事実上の転職と感じられるケースもあります。そのため、転籍先の企業を冷静に見る必要もあります。

■転籍を拒否はできるの?

原則論は本人の同意が必要となっています。しかし、会社からの転籍の要請は本人にとっては極めて重い意味を持ちます。

その意味からも、拒否はできるけど一旦持ち帰って即答はしないほうが望ましいと考えます。

「持ち帰ったらどうするか?」ですが、まずは第三者的なアドバイスを求めて社会保険労務士に相談することをオススメします。(多少お金がかかるかもしれませんが、あなたの人生の必要経費です)

中立的な立場から、制度について助言してくれると考えられます。

そのうえで、圧力を感じたり、不利益な条件変更や納得感が無いなど、法的な権利行使を視野にいれるならば弁護士や労働組合に介入を求める事も可能です。

(逆に言えば、弁護士や労働組合の介入は会社側としても避けたいわけですから、不利益な変更などを巧妙にわかりにくくして伝えてくる可能性があります。その意味でまずは社会保険労務士先生に相談することがおすすめです。)

■企業側は成長機会として提示することが重要

逆の視点で、転籍を打診する企業側の立場で考えてみます。

人員整理のニュアンスがある転籍などの勧奨を、不適切な方法で行うと、上記のような法律家などの介入を招く危険性があります。また何より、働いてくれている人の不信感を招き、離職を誘発しかねません。

その意味で、あくまでキャリアパスの一つとしてしっかりと位置づけ、提示できるような制度設計が重要です。

例えば、成長分野や新市場を開拓する子会社への出向。それも、裁量を増やしやりがいも一緒に提供するといった制度設計です。

また、社内公募制を実施するなど、可能ならば「挑戦者求む」といったアプローチを取り、あくまで会社都合の配置転換・人員整理などではなく、会社も転籍対象者も成長できる機会として位置づけることが重要です。


このように、転籍制度は使い方や制度設計次第でポジティブにもネガティブにもなりうる制度です。そのため、可能な限り自社の企業文化(新しい挑戦を尊ぶなど)と連動させながら、前向きな制度として活用していきたいものです。

転籍は、会社と従業員双方にとって重要な転機となります。前向きに制度を活かすためにも、制度の趣旨や実情を正しく理解し、納得のいく形での転籍制度を運用することを目指すことが大切です。

■近年のキャリア型転籍

近年では転籍を単なる人員整理やグループ内での移動ではなく、キャリア型転籍として注目されることもあります。

従業員の専門性や能力をより活かせる企業や事業に移ることで本人のキャリア形成とグループ全体の競争力を両立させるというアプローチです。

特に新規分野の事業では、社内体制が脆弱だったりするケースが多く、管理部門で経験を積んだベテランが、管理の要として転籍すると言ったこともあります。

他方、表向きはキャリア支援でも、実際には体の良い人員調整となっているケースも有るため、声をかけられた人は、ちゃんと見極める必要があります。

ただ、いずれにしても人を減らすとかの発送ではなく、人を育て、活かす仕組みとして転籍を捉え直すことが重要です。

初出:2012/11/30
更新:2025/07/03
再更新:2025/11/11


組織論
2025年7月6日

定期昇給

定期昇給_001
定期昇給とは、年齢や勤続年数が増えるにしたがって、賃金が増えていく制度のことを言います。簡単に言うと、一年たてば、一年先輩と同じ賃金が支払われる制度といったイメージですね。

この定期昇給は、あらかじめ賃金表(賃金テーブルと呼ばれるときもあります)といったモノが定められており、その賃金表内での異動といったイメージです。この賃金表内の移動という事が、良く似た言葉であるベースアップと異なる点です。

ベースアップはこの賃金表そのものの水準を底上げするもので、まさに「べース(基準)」が「アップ(上昇)」するのです。
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ここで、賃金表(賃金テーブル)とは簡単に言うと何歳の時にどれだけの賃金を支払うかといった表です。(この図はその表をグラフにしてみたものです。)そして、定期昇給はこの図のように、同一の賃金表のなかで動くイメージですね。

この定期昇給には年齢や勤続年数に応じて自動的に昇給する自動昇給部分と、能力の向上・実績部分を査定して昇給枠を決める査定昇給部分があります。

このように、定期昇給は制度的に組み込まれた賃金の自然上であるということができます。(他方で、ベースアップは制度そのものの改定による賃金水準の上昇)

■定期昇給が廃止・停止されるケース

近年では、企業の経営状況や年功序列制度の見直しをするとの名目で、定期昇給制度自体を見直す企業も増大しています。

例えば、業績連動型(成果主義という弊害の多い制度で取られる事が多い)の給与制度に移行したり、一定年齢以上になると昇給が止まったりする設定です。

この賃金カーブの例を見てもらえればピンとくるかもしれませんが、中高年層では賃金が高止まりしますので、ここを下げたいと考える企業があるのです。

■定期昇給制度は合理的か?

定期昇給制度は、将来の収入がある程度見通せるため、従業員にとってはライフプランが立てやすく成るといったメリットがあります。

そのため、離職率の低下につながったり、組織内の秩序が安定したりします。(将来お給料が高くなることが見通せるんだったら、「今辞める」のはあまり合理的ではないですよね)

他方で、いわゆる年功序列になり、やる気と能力のある人材でも年齢が若いと報われにくいため、「頑張っても給料が変わらないんだったらやーめた」と言った考えを招き、人材流出リスクがあります。

ただ、総体的には一定程度の合理性があるため、多くの企業で定期昇給が維持されてきたといった歴史的経緯があります。

■安易な改革は命取りになるかも

このような年功序列的な古い制度は、改革の大義名分の下、槍玉に上がりがちです。例えば、上でも挙げた成果給にする等といった「改革」をするといった感じです。

ただ、急な定期昇給制度の廃止は、これからその利益を享受するはずだった年齢層にとっては裏切り行為ですし、聞こえの良い成果主義は、「ちゃんと評価できる」といった評価制度や処遇などの制度と一体になって導入する必要があります。

そうしないと、成果給で測定されない組織に対する貢献(例えば、後輩に隠れたノウハウを教えるなど)を引き出すことがすごく難しくなってしまいます。

働くひと個人にとっては、成果主義で測定される「成果」を後輩や同僚が上げるような秘訣を教えても、その指導が個人の成果にならないなら囲い込んで教えないことが合理的ですから。


また、改革の名のもとに定期昇給を廃止することは、労働契約内容の一方的な不利益変更であるとされる危険性もあります。

いずれにしても、人事に係る制度は会社組織の根幹になりますので慎重にも慎重を重ねて判断していくことが望ましいでしょう。

初出:2012/12/24
更新:2025/07/06

組織論
2019年2月12日

テイラーの科学的管理法 | 経験や勘ましては度胸ではなく科学的に管理すべきです

テイラーの科学的管理法_001

テイラーの科学的管理法とは、テイラー(Taylor)が20世紀初頭に提唱した管理論です。課業管理、作業の標準化、作業管理のための組織構築などを掲げ客観的・科学的に作業を管理しましょうといった発想で、従来の勘や経験に頼っていた生産管理を改め、生産性の改善を果たした管理論です。

テーラーシステムなどとも呼ばれます。

■科学的管理法が誕生した背景

テイラーが科学的管理法を考え出した当時アメリカの産業界は、能率の低下や組織的怠業などの様々な問題に直面していました。

原因としては、経験や習慣、勘に頼り、その時々の状況によって、成行で管理する「成行管理」が行われていたためといわれています。

経験や習慣、勘といえばまだ聞こえがいいのですが、要するに管理者が仕事についてあまり理解をしておらず、その結果不能率が生じていたのです。

とはいえ、経験や勘でもある程度は仕事を理解しているから管理できていると考えられます。機械を作るための工程は管理者ならば理解できているはずですよね?

しかし、テイラーは本当に細かい作業内容まで知らないと管理する事ができないと考えたのです。

■科学的管理法は何が科学的なのか

仕事といった大きな塊では管理が難しかったため、作業を細かく分けて管理することを考えました。

そのために労働者に対して割り当てるべき仕事量を決める必要があると考えたのです。

仕事はいくつかの動作が組み合わさってできています。

おまんじゅうの生地にあんこを入れるといった工程では、あんこを適量取って、生地に入れると言った工程であると考えられます。

しかし、これではまだざっくりとしているので「手を伸ばす」、「あんこを測る」など合理的な範囲で分解をし、それぞれの作業にかかる時間を合理的に計ったのです。

分解して、計測すると言ったところが科学的な考え方ですよね。なので、科学的管理法なのです。

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KKDよ!いつの時代も経営や生産管理はKKD。

neko
KKDって何ですか?

onnanoko_bustup
経験、勘、度胸よ。生産管理どんとこいよ!

neko_akire
100年ぐらい前に科学的管理法を提唱したアメリカはすごかったんだなー

onnanoko_bustup
あら、今の技術を甘く見ちゃだめよぉ。君たちの作業は全て観察済みだから、作業標準は設定済みよ。それも一番生産性の高いパンダ君の生産量でノルマを決めるわよ。

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ノルマって果たしたら高い賃金が,果たせないと低い賃金にするって言っていましたよね。

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そうよ、科学的管理法で生産性革命ね!


■テイラーの考えた科学的な方法論

前述の通り、当時のアメリカ産業界は能率の低下や組織的怠業などに悩まされていました。

この状況を打破すべく、テイラー(Taylor)はその経験から以下の方法論を考え出しました。以下ご案内します。

■1.課業管理

一日の仕事量を第一線の労働者ならば達成可能であるような水準に設定し、仕事量の標準として課業します。

この標準の算出方法は決して勘や経験に頼るのではなく、動作研究、時間研究を行い科学的に求めます。

ノルマというとなんとなく非科学的であったり精神論的なニュアンスがありますが、この科学的管理法では、あくまで科学的に割り出した標準時間を元に設定したものとなります。

ここまでは説明したとおりです。

■2.差別出来高給

ただ、ノルマを課すだけでは労働者が熱心に働く保証がないため、課業を達成できたら、高い賃金を支給し、課業を達成できなかったら低い賃金としました。

ノルマを達成すれば、高い方の賃金が、ノルマが達成できなければ低い方の賃金が支払われるといったイメージです。

たくさん作れば作るほど、もらえる金額が変わると言った単純な出来高給ではない方法です。

今日風に言えば労働者へ対するインセンティブまでしっかりと考えていたのです。

■3.職能別職長制

機能性を追求し機能別に管理者を設置しました。この考え方は、ファンクショナル組織の原型となっています。

また、計画を立てる人とその計画を実行する人も切り離しました。計画を実行する人が自分自身で計画を立てると、結局は元の木阿弥になりがちですので、切り離したのです。

このように、生産計画の部署が現場から切り離されたことも科学的管理法の特徴です。

テイラーの科学的管理法とは、これらの事を通じて工場の能率を向上させ、その結果、労働者も工場も双方が繁栄できるように考えているといったものです。


■テイラーの科学的管理法へ対する批判

一方このテイラーの科学的管理法には以下のような批判がなされています。

■1.労働者を命令を受けて作業するだけの機械のようなものとみなしている。


■2.作業の管理という視点は持っているが、企業全体の管理という視点が欠けている。


このまんがでは、パートリーダーがかなり高い目標を設定し、うまくその目標を達成した女子生徒には賞賛が与えられますが、達成できなかった方の男子生徒は叱責されています。
課業管理と差別出来高給を表現しています。

なお、その後ホーソン実験で科学的管理法だけでなく、職場には人間関係論的なアプローチが必要であり、職場の生産性を向上させる手法であると指摘されています。

解説で出てきた用語・関連用語
マーケティング
2019年1月7日

ティザー広告 | じらして興味を引くという広告の手法です!

ティザー広告
ティザー広告とは、あえて断片的かつ重要な要素の公開を伏せることによって広告を見る人の注意を引こうとする広告手法の一つです。

このティザーとはじらすといった意味の言葉で、広告を見る人をじらすといったイメージの言葉だという事を押さえていただければ、なんとなくこのティザー広告の意味するところが理解できると思います。

まあ、簡単に言うと「エッ、どういう事?よく分からないなぁ…(ちょっと知りたいなぁ)」という心理を利用するような広告手法なのですね。

  • 具体的には
さて、ティザー広告の具体例をちょっとやってみたいと思います。

「突然ですが、『まんがで気軽に経営用語』ゲーム化か!?」
ティザー
大容量256KB、手に汗握るサスペンス。お見逃しなく!(ゲーム業界震撼!)

なんて情報を小出しにして出して期待感をあおるという手法です。

あ、念のため書いておきますが、『まんがで気軽に経営用語』は別にゲーム化される予定はありませんのでよろしくお願いしますね。
  • 中小企業の実務に応用するためには
さて、このティザー広告ですがどのように実務に応用したら良いでしょうか?「単にじらせばいいのなら、必要事項を書かない広告を作ればいいのでは?」と思われた方はちょっと待ってください。

日常のチラシなどで単純にこのティザー広告をやってしまうと、情報量が足りていない書き漏らしをした広告になってしまうのでせっかくの広告宣伝が無駄になってしまいます。

そのため、しっかりと狙いを持って実施する必要があります。

・少しずつ盛り上げていく
このティザー広告は情報をすべて出さないといった事ができるので、公表する順番をコントロールすることで期待値を盛り上げていくことができます。

一度興味をつかんでしまえば、定期的に情報を更新して、興味を維持ししっかりと記憶させることができます。

話題になれば、広告が通常届く以上の範囲まで届く可能性もあり、上手くはまれば非常に効果の高い手法です。

・とはいえ難しい手法です
と、なんだか良さそうな事を書きました、○月○日解禁なんて手法の広告は、よっぽど期待している映画やアーティストの作品ならまだしも、一般の商品でやられたらうっとうしいと感じませんか。

必要なので情報を探しに行ったら、特に興味もない商品の情報が見つかったが、○月○日解禁と書いてあって詳細がわからなかったら、なんかモヤモヤしますよね?

代わりが効く商品でそれをやっても微妙なところがあるのです。

また、この広告手法は事前に期待値を上げてしまうので、消費者に提供する商品やサービスはかなりクオリティーが高くないと不満を招く危険性があります。

そのため、利用する際には難しい手法である事を理解して対応する必要があります。

法務・支援施策
2018年12月21日

抵当権と根抵当権 | よく似た言葉ですが意味は異なります


抵当_001 (1)
抵当権は特定の債務を担保する権利のことを言います。他方、根抵当権は、設定された範囲内で債権を担保するために設定される抵当権のことを言います。

抵当権は特定の債務を担保しますので、その債務がなくなると同時に消滅します。

一方、根抵当権は継続する取引全体を極度額の範囲内で担保する抵当権ですから、特定の債務がなくなっても抵当権は消滅しません。
  • 単純化して考えると
と、こんな説明ではわかりにくいですよね。

わかりにくいので正確性はある程度犠牲にして思いっきり単純化して説明します。

例えば、ある人にお金を貸すときに「この人は返してくれないかもしれないな」と思ったときに、土地を担保にしてもらうことができます。

この担保とは、お金が返ってこなかった場合に、土地を取り上げる権利のことをいいます。

ただ、お金が無事に返ってきたら担保を取り続ける必要はないわけですから、設定した抵当権は消滅します。

これが抵当権のイメージです。

お金を借りる側の立場に立つと、「お金が返せなかったら土地を取り上げてもらっていいですよ。」といった約束をすることで、信用が不足しているにもかかわらずお金を借りることができるわけです。

ただし、お金を返したのにいつまでもそのような抵当権と行った権利を設定しておくのは不合理なので、お金を返したら抵当権は消滅するといったモノなのです。

一方、根抵当権はたくさんの取引をするときに便利に使えるモノです。取引のたびに毎回抵当権を設定していたら非常に面倒で煩雑な事務作業が発生しますので、根抵当権を設定することで○○万円までは一括して抵当権として担保しますよとした方が便利です。


言い換えればクレジットカードの限度額のようなモノで、極度額の範囲であれば債務を保証するということができるのです。
経営
2018年12月19日

ディストレスト | 破綻に直面していても全く希望がないわけではありません

1_001
ディストレストとは、財務面が芳しくなく、財務危機に陥っている企業の債務のことをいいます。投資する側や取引する側からは、財務危機に陥っている企業の債権であると言うこともできます。

このディストレストは英語表記ではdistressed(困窮などと訳されます)ですから、かなり効きの度合いが強いと考えることができます。

このような企業の債権は、持っていたとしても債務不履行などで返済がされない可能性があり、回収できない危険性があります。

この場合、せっかく債権を持っていても現金化できず損失を受けることとなってしまいます。

そのような場合、ゼロになるぐらいなら少しでも回収できれば良いと、債権を持っている側は考えます。

そのため、投資家としてはかなり安く、バーゲン価格で債権を購入することができるのです。(もちろん、いくら安いバーゲン価格で債権を購入しても破綻してしまったら回収できません。)
  • 積極的に関与する
このままでは(ほぼ)回収できない企業の債権であっても回収する方法があります。

それは、積極的に関与し経営を再建することです。もし仮に経営の再建に成功すればかなりの収益を得ることができます。

しかし、経営の再建は一朝一夕には行きません。そのため、かなり長期間にわたる関与が必要となります。
  • 通常のジャンク債との違い
通常の潰れかけの再建は、ジャンク債あるいはハイイールド債とも呼ばれ一般投資家でも購入するケースがあります。

こちらは、いくら財務面が芳しくないといってもそれなりの確率で債務が履行されますので、多数の企業に投資をすれば平均的に儲けることができます。

例えば、10回の1回は回収できないと考えられていても、平均して儲けることができる利回りで債権を購入するコトができれば投資対象となり得ます。

とはいえ、投資家は収益機会を狙っていますので、非常においしい条件というのはほぼあり得ません。

逆に言えば、このようなジャンク債への投資家であっても投資をすることが難しいディストレストには大きな収益機会がある可能性があります。

■ディストレスト投資と再建

ディストレスト債権への投資は再建が必要なケースが多いため、いわゆる再建ファンドがプレーヤーとなります。

債権を安く買って、経営人の刷新、資産売却、事業再編などを通じ本業に経営資源を集中させるなどを行い、企業価値を向上させます。

上手く行けば、取得した債権は価値が大幅に向上して高いリターンを獲得することができます。ただし、失敗してしまえばどれだけのリソースを注ぎ込んでもゼロになってしまいます。

このようにハイリスク・ハイリターンな投資ですが、単に投資するだけでなく経営改善のためのノウハウや実行力を注ぎ込んで行くことが可能なため、やりがいがあり社会的意義も大きな事業となります。

この意味で、ただの投資家というよりも、再建請負人みたいな立ち位置の人が入り込んでいくのです。

関連用語
DPO(ディスカウントペイオフ)

経営
2015年9月28日

デコンストラクション | 『脱構築』と言われても何のことか分からないですよね。

デコンストラクション
デコンストラクションとは、経営を取り巻く既存の構造を別の視点から見ることによって、新しい事業構造を作り出すことを言います。

例えば、経営を取り巻く既存の構造としてお店を持っている企業があるとします。そのお店は、先代が仕入れたよく分からない商品が多量に残っていて、不良在庫に苦しめられているようなケースです。

このような場合、経営を取り巻く既存の構造ではその企業にとっては在庫コストが多量にかかっているわけですから、マイナスです。

しかしこのような経営を取り巻く構造を別の視点から見て、「確かに死筋だけど、よく見たら面白い商品が沢山ある。だったら、これを従来の商圏にとらわれないで、インターネットで販売するとよいのではないか。」と考えてECサイトを構築するようなイメージです。

もともと、『脱構築』(『デ』が否定の意味で、『コンストラクション』が構築だから、そのままですね)と表記される哲学用語だったものが転じて経営用語となった例です。

(このような言葉を使わなくても、無意識に実践している企業が多そうですね。)

■現在の経営での活用

デコンストラクション的な発想は現在の企業においても重要となります。例えば従来型の小売業は店舗が絶対の大前提として考えられていたかも知れませんが、別にお店がなくてもいいよね?といった発想の転換でネット専業の小売業というビジネスが生まれてきました。

また、ネットショップだと在庫を大量に持ってロングテールをといった考えが主流だったかも知れませんが現在のAmazonは在庫すら抱えずに出店者と購入者を結びつけるプラットフォームの展開といったビジネスモデルでも成功を収めています。

また、紙の書籍が売れないという悩みに対して、電子書籍にして世界中に販売するという発送もありえますし、物をみんなが所有したいと考えているだろうという前提を壊して、シェアリングサービスなどの新しい事業モデルもあります。

このように、事業環境の大きな変化に対して柔軟な戦略を考えることがデコンストラクションの本質だったりするのです。


 
情報
2015年5月18日

デルフォイ法 | 神託!?と思ったら本当に神託にちなんだ用語だった件

デルフォイ法
デルフォイ法とは、何かを予測する際に用いられる方法で、ある程度の人数の専門家に対して質問とフィードバックを繰り返す事によって知見を得る方法です。

デルフォイは古代ギリシアの神託が下される場所にちなんだ言葉で、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの『無知の知』(自分は無知であることを知っているから、それすら知らない人と比べれば賢者である)といったエピソードで有名です。

と、そのような神託に近い知見を手に入れることができる手法という意味合いでデルフォイ法といった名前が付けられたようです。
  • 議論ではありません
さて、「意見を出してフィードバック」などと書いてありますが行うのは議論ではありません。あくまで、専門家から出された回答を集約し、それを元に各専門家が再検討するといったプロセスを繰り返すわけです。

そのため、誰かを説き伏せるとか、自分の意見を通すための議論上のテクニックを用いるといった事は行わないのです。
  • 意見の内容を検討します
そのため誰が発言したことであるとか、少数派になってしまったので議論をまぜっかえすのをやめておこうといった様々な配慮から、意見の構築が自由になります。

その結果、このようなデルフォイ法を用いて収束した意見は、将来を予測するために有益な知見を与えてくれると言われます。

■デルフォイ法はどんな場面で使うの?

例で作ったまんがが怪しい感じで書いてしまったため、怪しげな雰囲気を感じたかも知れませんが、専門家の意見を集めて整理する方法です。そのため決して怪しい方法ではありません。

例えば、天気の予報や病気の広がり方などみなさんも見聞きしたことがあると思います。

この他には、有識者を集めて技術予測を行ったりまだ正解がないことに対して実施するイメージです。いろいろな有識者の意見を匿名性を保ったまま集め、何度も何度も繰り返して実施することで、参加者の権威性に左右されず(参加者に〇〇大学の教授が混じっていて、その肩書も明示されたら違う意見は言いにくくなりますからね)知見を集約することが可能となります。

そして、収束した知見を元にシナリオプランニングの基礎資料に活用してくことができるのです。

ただし、このマンガで書いているように、専門家の選定が歪めば結論も当然歪みます。再生エネルギーについて考えるときに、石油業界の専門家を集めたり、逆に、再エネの専門家を集めれば結論ももちろん歪みます。また、テーマに合わない専門家(まんがでは業界予測をしたいのにカブトムシの専門家などを集めています)を集めればこれも当然結論は微妙になります。

使い方に気をつけて使っていきたいですね。

関連要素
ブレインストーミング
組織論
2015年5月12日

テクニカルスキル | 直接的な仕事に関するスキルのことを言います

テクニカルスキル
テクニカルスキルとはアメリカの経営学者であるカッツが提唱した管理職に求められるスキルのうち一つであり、特定の業務を遂行するために必要な力、技術的な力の事を言います。

そして、このようなスキルは管理者層の中でも比較的現場に近い管理者層、いわゆるロワーマネジメント層において重要であると言われいます。

例えば、営業部の主任さんや係長さんならばこのようなスキルは非常に重要になります。自分の部下が具体的な内容で困っているようなときに、登場して問題を解決するといった事ができますし、これらの階層の管理層にはプレーイングマネージャー的な仕事の仕方が求められるからです。

つまり、テクニカルスキルとは、特定の業務を遂行する 具体的な能力といったイメージのモノとなるのです。
  • 偉くなると
さて、このテクニカルスキルは順調に出世街道を進んでいった際には相対的にあまり重要ではなくなります。

というのは、営業部で部長さんとか本部長さんにまでなった人にとっては現場に出て行って問題を解決することよりも(もちろんできるに越したことはありませんが)事業全体の進むべき方向を的確に導くことの方が重要だからです。

そして、このようなトップマネジメント層に近くなった際に相対的に重要となるスキルをコンセプチュアルスキルと言います。
  • とはいえ
さて、偉くなれば相対的に重要度が下がると言っても、現場に近い管理者にとっては非常に重要なスキルです。何といっても、組織内で地位を得ようとする場合、当初は具体的な業務で存在感を示していく必要があります。

そして、 部下を持った際にも自分に業務についての卓越した能力があれば部署全体の業績も良くなってきます。

しかし、組織内で偉くなって行こうと考える場合、どこかのタイミングでこのテクニカルスキルに頼る仕事の進め方から、部下に具体的な業務を任せるといった感じの仕事の仕方に変えていかなければなりません。

但し、自らの強みをあえて活かさないようにするというのは中々難しい判断となるので、偉くなるのも難しいのですね。
店舗管理
2015年1月20日

定番棚 | 定番品を置くための棚が、目立たないけれどもお店を支えているのです

定番棚
定番棚とは、ゴンドラ什器(ゴンドラ陳列に用いる什器)のうちで、エンド棚に挟まれている面、横に長い面の事を指す言葉です。

と、これは言葉で書いても伝わらないと思うので、以下の図をご確認ください。
定番棚
このように、大きな通路に面するエンド棚(エンド陳列を行う棚)の側面に続いている棚の事を定番棚と呼ぶのです。
  • 何を陳列するの?
さて、定番棚との名前だけでは何を陳列するかイマイチイメージがしにくいかもしれませんね。しかし、名は体を表すとも言うので、名前と全く異なるようなものが陳列される可能性は低いと考えられます。

そして、お気づきだと思いますが、いわゆる定番品を陳列するのがこの定番棚なのです。
 
(定番品とは、メジャーなブランドや、なければ困るような商品、そのお店で常に売られており、売れ行きが安定しているような商品が該当します。)

このような定番品は、コンスタントに売れるものであり、お客様はそのものが欲しくてワザワザ通路の中まで入りこんで買ってくれます。(上の図のとおり、定番品を買うためにはメイン通路から奥まったところに入らなければならないですよね?)

このような定番品を陳列するための棚を定番棚と呼ぶのです。
マーケティング
2014年10月14日

デプスインタビュー | 深い内容まで聞き出すのです

デプスインタビュー
デプスインタビューとは、深い内容を聴きだすためのインタビューで、被インタビュー者とインタビュー者が相対して行われます。

イメージとしては、文字通りデプス(depth)なインタビューなのです。

さて、どのような時にこのデプスインタビューが行われるのでしょうか?ある製品の評判について消費者10,000人の意見を集めるようなときでしょうか?

違いますよね。時間もかかりますし、どちらかというと、深く特定の内容について聞きたいようなときに採るような方法ですよね。

例えば、「どうしてこの製品を選んだんですか?」と単に聞いた場合、消費者自身が自覚している内容は話してくれるかもしれません。しかし、消費者自身が自覚していない真の理由があったとしても、通常の聞き取りやアンケートでは聞くことが出来ません。(自覚していない事は表現できないですからね。)

しかし、デプスインタビューといった形式を採れば、そういった深いところまで聞くことが出来るかもしれません。

そして、一対一で聴くわけですから、他の人には知られたくないようなデリケートな話題についても効くことが可能ですし、複数人で実施するグループインタビューのように、同調圧力が働いて思っている事と違う事を聞き出す可能性も下げることが出来ます。

と、すごく良い調査方法のように書いていますが、もちろんデメリットもあります。

というのは、一対一で時間をかけて聞くわけですから費用が凄くかかりますよね。また、聞き出すといった視点ですので、アイディアが発展するといったタイプの聞き方でもありません。

いずれにしても手法の長所と短所を考えながら知りたい内容に対して最適な方法を選んでいく必要があるのですね。
  • 掘り下げていくのです
作り手がどれだけ考えて商品やサービスを作り上げても、それが消費者に届いているとは限りません。

場合によっては、消費者が考えている商品やサービスの価値と作り手側の価値観が全くずれている可能性もあります。(消費者が感じている品質を知覚品質と言います。)

このような場合、作り手にとっての改良が、消費者にとっての改悪になる危険性すらあります。

例えば、ラーメン屋さんがサイドメニューで餃子を出していたとします。お客様にトテは手軽に食べられることが喜ばれてたのに、お店側はがっつり食べてもらっているから喜んでもらえていると認識しているとします。

この場合、お店が売れ行きを伸ばそうと内容量を大きくしてもっとガッツリ系に改良したとしても、お客様にとっては改悪になってしまうでしょう。

このように、お客様の感じている価値をしっかりと訊くことが重要なのです。

・デプスインタビューで訊く
デプスインタビューの場合、インタビューをする人が臨機応変に訊くことができるため、この「本当は手軽に食べられる事がうれしい」といった消費者の本音を聞き出せる可能性があります。

もちろん、なぜかを突きつめる手法ですので聞かれる方はかなりの負荷がかかりますので、多用は難しいですがとても有効な手法です。


この説明で出てきた言葉
情報
2014年3月12日

テキストマイニング | テキストの山から有益な情報を掘り出すのです

テキストマイニング
テキストマイニングとは、文章や文字データを対象としたデータマイニングのことを言います。英語ではtext miningと表記します。

企業が業務を実施しているとどんどん文章がたまっていきます。

例えば、営業の人は営業日報を作成しますし、問い合わせを受ければその内容を記録していきます。顧客からアンケートを採ればそのアンケートの結果も蓄積されていきますし、アンケートのように定型化していなくても、お客様の声といったモノを集めればそれも蓄積されていきます。

また、企業外でも、ユーザが自社の製品についての口コミを共有したりと様々な文章(テキスト)が日々作り出されていきます。

でも、こういった情報を活用しようとしても、様式がバラバラで書いてある内容もバラバラ、更に膨大な量があるとするとなかなか難しいですよね。

例えば、膨大な量の営業日報と、文体も内容もバラバラなお客様の声を組み合わせて有益な気づきを得る事はちょっと人間業だと難しそうです。
  • コンピュータの力でテキストの鉱山を採掘する
このように、人力ではなかなか難しい事なのですがITの力を借りれば、膨大なデータの中にある関連性を探し出すことができます。(参考:データマイニング

このような事を、テキストデータが蓄積されている山をITの力で採掘する(マイニング)というイメージからテキストマイニングと言います。

■テキストマイニングの活用事例と分析の流れ

テキストマイニングでは沢山の言葉の山から、「よく出てくる言葉」や「一緒に出やすい言葉」を見つけていきます。

これは単なる集計処理ではなく、自然言語処理(NLP)と言った仕組みを使って分析することになります。

簡単にNLPの処理手順ですが、

テキスト収集

前処理(単語の分割など)

頻出・共起語を抽出

クラスタリングや感情分析で可視化

という手順を用います。

このような手順の中で、例えば「カレー」という単語といっしょに「給食」とか「人気」とか「ハムカツ」何かが出てくれば、「人気なカレーに対してハムカツを一緒に売るようにしよう」といった事が考えられるのですね。

経営
2014年2月1日

ディスクローズ | 情報を積極的に公開する事で信頼を得ていきます

ディスクローズ
ディスクロージャとは利害関係者(ステークホルダー)に対して様々な情報を開示することを言います。

このディスクロージャは、企業が行う情報公開の総称ですが、狭義では証券取引法等で定められているディスクロージャという制度もあります。いずれにしても利害関係者に対して情報公開を行うという意味合いの言葉となります。
  • 制度として開示される情報
さて、なんらかの制度が定められるとき、それには目的があります。そして、ディスクロージャが制度として定められているのには、投資家が正しい判断をする事ができるような情報を提供するためといった目的があります。

だって、正しい情報が提供されていない市場でモノを売り買いしたいなんて思わないですもんね。(こういった市場の比喩としてアカロフのレモン市場というものがあります。)
 
このような状況を避け、市場が健全に動くために必要な情報を提供させましょうというのがディスクロージャ制度の目的となります。もちろんそういった目的なので、開示される情報の範囲や内容、時期などがしっかりと決められています。
  • 制度外(任意)に開示される情報
制度として行われるディスクロージャ以外にも、任意の情報を自主的に開示していくといった事が行われます。

身近な例としては投資家に対する情報公開であるIRです。こちらは積極的に情報を開示していくことによって「自社は信頼に値する会社ですよ。投資する価値がありますよ」といった情報を発信していくイメージとなります。
店舗管理
2013年11月28日

定温倉庫 | 一定の温度で保存することに意味があるのです

定温倉庫
定温倉庫とは、温度や湿度などが変化することによって品質が低下するような商品を、一定の温度や湿度で保管することが可能となる倉庫のことを言います。英語ではfixed temparture warehouseと表記されます。

一定の温度でモノを貯蔵することができるので定温倉庫と呼ばれているのです。(一定の温度→定温というわけですね。)

そして、同じ読み方の日本語に低温倉庫というものもありますが、こちらの定温倉庫は一定の温度でと言っているだけで、別に低い温度を要求されているわけではありません。また、こちらはlow temparture warehouseと表記されます。

さて、この定温倉庫はどういったモノなのでしょうか?一定温度と言っても、イマイチわかりにくいですよね?

例えば、お米などを収穫後どのようなところに保存しておくと思いますか?もちろん、野ざらしというわけにもいかないので、倉庫にしまっておきますよね。

では、その倉庫は温度管理がなされていない、暑い日は40度を超え、寒い日は氷点下まで下がるような小屋みたいなところでしょうか?

また、湿度も管理されていない様な所で、条件次第で結露を起こしたりカラカラに乾燥するようなところに置いてあるのでしょうか?

なんだか、そんなところに保存していたら、表面が割れたり、最悪の場合カビが生えたりして、たちまち美味しくなくなりそうですよね?

このため、一定の温度や湿度に保たれた定温倉庫に保存されることがあるのです。

そして、この定温倉庫は摂氏10度から20度程度の一定の温度で保存するというイメージで、商品に適合した一定の温度で貯蔵するというものになります。

上記のお米以外では、コーヒーとかフルーツなどがこの定温倉庫で保存されます。また、ワインなどもこういった倉庫で保存されます。

どれも、冷やしておく事はないけれどもちゃんと温度管理をしておきたいような商品ですよね?
店舗管理
2013年11月25日

低温倉庫 | 低い温度で保存する倉庫ができて世の中が変わりました

低温倉庫

低温倉庫とは、生鮮食品などを外気より低い温度で保管し品質を長期間維持するための倉庫です。
この記事では、低温倉庫の仕組みや導入効果、価格安定や食品ロス削減への役割をわかりやすく解説します。

<簡単な説明>

低温倉庫とは生鮮食品のように、品質を保つためには低い温度で保存する必要がある商品を、外気よりも低い温度で貯蔵する倉庫のことを言います。

この低温倉庫は、倉庫内部を外気よりも低温に保つため、エアカーテンや防熱扉などを設置し、倉庫内部の温度を低温に保つように配慮されています。

さて、このような低温倉庫の存在により、従来は保存の難しかった生鮮食品を保存することが容易になりました。

このため、農産物が収穫されたり、水産資源が採取された後、ある程度の期間は品質を保ったまま保存することができるようになり、生産者側のみならず、消費者側も価格が安定するといった効果を享受するようになりました。

大げさな言い方をすると、低温倉庫が誕生して世の中が変わったのです。 

■低温倉庫のエネルギー管理とコスト最適化

このような重要な低温倉庫ですが、低温倉庫をずっと冷やし続けるには、たくさんの電気が必要です。

しかし、電気代などのエネルギーコストは倉庫の収益性を圧迫する要因になってしまいます。電気代が高すぎるとお店や会社は困ってしまいますよね?

そのため、低温倉庫は冷却機器の稼働時間や能力を制御するためにIoT温度センサーなどを活用しています。これによって外気温や庫内温度の変動に応じて冷却負荷を最適化し、電力消費を削減します。外の温度や天気に合わせて冷やし方を調整するイメージですね。

さらに、庫内の断熱性能向上(高断熱パネル、低放射ガラス)、エアカーテンによる冷気漏れ防止、蓄冷材の活用などによりピーク時電力を抑制する工夫も随所に存在します。

このような設計の結果として、運用コスト低減と温室効果ガス排出削減を同時に実現できます。

■低温倉庫とコールドチェーンの関係

低温倉庫と言うと、コールドチェーンという言葉を連想する方も居ると思います。

この、コールドチェーンとは、「冷たくしないといけないものを、冷たいまま運ぶ仕組み」のことです。生鮮食品や医薬品など温度管理が必須の製品を、製造・加工から消費まで一貫して低温で流通させる仕組みのことなのですね。

たとえば、お刺身やアイスクリームは温度が上がるとすぐに品質が落ちます。また、一部の医薬品なども常温になると品質が落ちてしまいます。

低温倉庫はこのコールドチェーンの中間拠点として機能し、産地から市場、加工場から販売店への中継時に温度を維持する機能を担います。

特に国際物流や広域配送では、冷蔵トラック・冷凍コンテナなどの輸送手段と低温倉庫の組み合わせが必須となります。

低温倉庫が存在しないと、工場や港からお店までの間でずーっと冷蔵トラックで運び続ける必要が出るため効率が悪くなってしまいます。

■低温倉庫と中小企業の活用

このようなとても効果的で有効な低温倉庫ですが、建設・運営コストがとても高くなります。(ただの倉庫だけでも大変なのに、温度管理機能まで必要になるのですから高くなるのもある意味当然です)

そのため、中小企業が単独で所有・維持するのはかなり難しいですし、そのような経営判断はいわゆる「社運をかける」レベルの重い判断になりがちです。

他方で、低温倉庫の規模はエネルギーコストに跳ね返ってきます。大きな倉庫と比較して中小規模の倉庫は体積に比べて壁や天井の面積の比が大きくなるため、冷気が流出する比率が高くなります。その結果、冷やし続けるエネルギーコストが高くなりがちです。

いわゆるスケールメリットが重要となってくる設備ですので、せっかく整備を行っても、コスト競争力は確保しにくいのです。

そのため、自治体や漁協・農協などが運営する共同利用型低温倉庫が各地で整備されています。

これにより、生産規模が小さい事業者でも鮮度保持技術を活用でき、販売可能期間の延長や販路拡大(遠隔地への出荷)が可能になります。

そのため、中小企業においては低温倉庫を整備する側ではなく利用する側に回って、どのように活用するかを考えるほうが現実的であると考えられます。

■低温倉庫の防災・停電リスク対策

低温倉庫は結局は電気だよりとなります。そのため、停電になったり、機器が故障すると中の温度が上がってしまい保管している商品が一気に毀損するリスクがあります。

そのため、事業継続計画(BCP)の観点からは非常用電源を備えておくことや機器の多重化(このあたりはITと発想がそっくりですね)が重要となってきます。

特にコールドチェーンの場合、低い温度が保たれていても(仮に氷点下だったとしても)、定められた温度を超えた段階でOUTになりますので、これらの対策が必須となってきます。

長期間の停電への対応は難しいかもしれませんが、IOTを活用した温度監視などを組み合わせることでこれらのリスクを低減することが可能となってきます。

また、近隣の低温倉庫との相互利用協定を結んでおいて、災害発生時の代替策を整えておくのも有効となってきます。


関連用語
定温倉庫
法務・支援施策
2013年10月25日

定款 | 組織の基本的なルールを書いておく、いわば組織のルールブックです

定款
定款とは、会社や様々な社団法人といった組織の基本的なルールのことを言い、組織の目的とか、組織の名前といった非常に重要な事項がこの定款の中で定められます。(定款は『ていかん』と読みます。)

そして、非常に重要な事項が定められるものであるため、定款の変更には社団法人であっても、財団法人であっても通常よりも重い要件が必要となってきます。

例えば、株式会社の定款の変更には株主総会での特別決議が必要であるように、そう簡単に変更することができないのです。
  • どんな内容でもいいの?
さて、定款には組織における重要な事項が定められるものですから、「何の決まりもなく自由に作っていいよ」という風にはいきません。

そのため、法律では『絶対に』定款に記載しておかなければならない事項といった事も定められています。

逆にいうと、絶対に定款に記載しておかなければならないことが書いていないような定款は(絶対記載事項が無い定款は)無効となります。

例えば、組織の名称(商号)は絶対記載事項ですので、名称(商号)が記載されていないような定款は、定款自体が無効というわけです。

また、「書いても書かなくてもいいよ」といった相対的記載事項というものも定められていて、こちらは書いていなかったら効果を発揮しないといったモノです。

例えば、株式会社における取締役の任期についての事項といった決まりがこの相対的記載事項となります。(これを利用して買収防衛策とする場合もあります。参考:期差任期制度

関連用語
変態設立事項
情報
2013年8月28日

データマイニング | 膨大なデータの山から隠された金脈を探し出す技術

データマイニング
データマイニングとは、単なるデータの集合の中から隠れた法則や関係性を発見することを言います。英語ではdata miningと表記されます。

データの山の中から、有益な情報を採掘(マイニング:mining)するというイメージの言葉ですね。
  • どうしてそんな事をするの?
企業が日々の業務を行ってくと、大量のデータが蓄積されていきます。例えば、日々の気温や天候やPOSレジの導入による販売履歴等です。

ただ、これらの情報をバラバラに見ていてはなかなかそこに潜む関係性に気づくことができません。

そこで、ITの力を借りて、膨大なデータの中にある隠れた関係性を探し出しましょうというアプローチが生まれました。

このような考え方をデータマイニングというのです。
  • 雨が降ったら売り上げが
ココで、雨が降ったら売り上げが低下する傾向にあるといった程度の内容ならば、別にデータマイニングなどを行わなくとも経験則で十分対応できると思います。

しかし、紙おむつとビールが一緒に売れる傾向があるという事にはなかなか気が付きにくいと思います。

データマイニングとは、こういった知識を機械的に発見していこうというアプローチなのですね。

■データマイニングとAI、機械学習

このデータマイニングという言葉は2000年代によく用いられた言葉でした。コンピュータ技術が発展したので大量のデータを調べて、隠された意味を探ると言った意味合いです。

そのような方法論を総称する言葉で、機械学習や統計解析などを総動員していたイメージです。POSデータを解析したら、ビールと紙おむつの例がわかったなど、以外な関連性を見つけることができたのです。

現在ではAIや機械学習、データサイエンスといった言葉を用いることが多くなり、データマイニングとはあんまり言わなくなりつつあります。

しかし、言い方は変わっていますが、考え方は膨大に蓄積されたビッグデータから役に立つ知識や関連性を探すと言ったアプローチであって、当時とあんまり変わっていません。

ただ、当時よりも使える道具が強力になったという事ですので、大量のデータを取得することは以前にも増して重要になって来ているのです。

関連用語
テキストマイニング
店舗管理
2013年7月2日

デッドストック | 死んでる在庫に、もはや価値などないのです

デッドストック_001
デッドストックとは、仕入れすぎたり消費者の嗜好が急に変わったりしたため、売れ残ってしまったモノのことを言います。そして、こういったモノはいわゆる死筋といった風に、ほとんど売れなくなってしまいます。英語ではdead stockと表記します。

さて、どうして売れ残った商品がデッドストックになるのでしょうか?

「別に腐るモノじゃなかったら廃棄する必要もないから売れるまで待ってればいいんじゃないの?」と考える人もいるかもしれませんね。

しかし、デッドストックがいつまでも売り場やバックヤードを占拠していると非常に厄介なことになります。

まずは、そして、小売業の売り場という資源は有限という問題です。

売れない商品が売り場を占拠しているわけですから、売れるはずの商品を置くことができませんよね?そのため、機会ロスが発生すると考えられます。(この種のロスは目に見えにくいので気が付きにくいのですが大きな問題です。)

また、商品が売れないといつまでたっても商品に投下した現金が回収できません。回収サイトとか以前の問題でいつまでたっても現金化できません。

そのため、資金繰りの悪化を招いてしまいます。

更に、在庫を持っていることによって発生する費用もあります。一般的に在庫費用と言われるこの種の費用が発生し続けます。

どうでしょうか、デッドストックをずっと抱えている事にはマイナス面が多すぎると考えられますよね?

そのため、小売業などでは明らかに安すぎる価格で、売れてなさそうな商品を処分したり、アウトレットストアに商品を流したりするのです。
情報
2013年6月30日

デジタルネイティブ | 生まれたときからネットが存在していた世代の事です

デジタルネイティブ_001
デジタルネイティブとは、生まれたときからインターネット環境が存在して、かつ使ってきたような世代の事を言います。商用インターネットは1987年に始まりましたので、その後の世代がこのデジタルネイティブに該当します。(日本では1992年以降が該当します。)

いわばデジタルという世界に生まれた人たちといったイメージですね。

(これに対して、この年代以前に生まれた世代は、デジタルイミグラントと呼ばれることがあります。こちらは、デジタル世界に移民してきたというイメージですね。)

さて、このデジタルネイティブ世代は、情報は無料で手に入ると考えており、またインターネット上で何かを売買をする事にあまり抵抗がないとされています。

これはBtoCCtoCを積極的に活用する事に抵抗感がないという事です。

どうですか、デジタルネイティブではない世代(デジタルイミグラント世代)の皆様は、なんとなくインターネットを使っての電子商取引に抵抗感を持っていませんか? 

仮に、持っていてもいいと思うのですが、抵抗感をあまり持たない世代が存在しているという事は押さえておくといいかもしれませんね。

■使えると理解しているの違い

デジタルネイティブは小さい頃から当たり前のようにスマホやネットがありました。そのため「使う」ことはとても得意です。

でも、何となく使っっているけど、理解して使っているかどうかが問われる場面もあります。例えばSNSでの情報の真偽を見抜いたり、無料アプリが本当に無料か(広告課金モデルなのか、詐欺的に何処かで高額請求があるのか)などをイメージする力です。

確かに使えるかもしれませんが、正しく利用できるリテラシーはしっかりと身につける必要があるのですね。

■操作スキルと思考スキル

今のAI時代にも言えるかもしれませんが、操作するスキルは触っていれば自然に身についてきます。しかし、それを使って社会に求められるふさわしい使い方する力を身につけるためには教育訓練が欠かせません。

AIも相談すれば色々答えてくれますが、一問一答で検索エンジンみたいに使うのも、悩み相談につかうのも、自分の考えをまとめるために自分の専門外の様々な分野から批判的な反対意見を集め、それらをまとめ上げるのも同じ「使う」という言葉で一括りにされます。

もちろん、技術の使い方に上下はありませんけど、情報を読み解く力を別個に身につけたデジタルネイティブは使う力も思考スキルも両立しているので強い人材となれます。

企業においては、若手ならばデジタルに強いと単純化して考える傾向がありますが、「デジタルに強い」というのは操作できるという基盤の上に、様々なスキルが乗っている状態を示しますので、しっかりと見極めて必要な教育訓練をOffJTなどで行うことが求められます。
経営
2013年5月26日

点検商法

点検商法_001
点検商法とは、悪徳商法の一種であり、点検を実施するとの口実で消費者に接近し、不安感を煽って不要な契約をむすばせるといった手口の事を言います。

不安をあおって不要な契約を不当にむすばせる不当な営業方法といったイメージですね。(不って字が沢山出てきましたね。読者の皆様の事業においては、このような営業の方法は絶対に不採用としてくださいね。)

さて、イマイチイメージがしにくいと思いますので、どんな感じの営業方法なのかを書いていきます。
  • 「点検します!」とやってきた
「こんにちは、○○商会です。床下の無料点検にお伺いしました。」「床下は定期的に点検しないと、湿気がこもったりシロアリが出たり大変なんですよ?え、代金ですか?もちろん無料で点検しますよ。」

(無料という言葉に、思わず同意してしまう住人)

「それでは、床下に入ってみますね…」(おもむろに懐からシロアリと木くずの入った瓶を取りだして、それを撒く)

「あれ、大変ですよ!?ほら、こんなにシロアリが発生しています!」

(不安になる住人)

「ちょうどよかった、今ならキャンペーン中でお安くシロアリ駆除をやっています。」「ついでに、床下も湿っているようですから、乾燥剤もサービスで撒きますよ…」

こんな業者の口車に乗ってしまうと、不必要な床下乾燥剤で床下は『カラッカラ』ですし、財布も『すっからかん』になってしまいます。

この記事を読まれた方が、消費者の立場ならば、クーリングオフといった言葉は是非覚えておいてください。
情報
2013年4月26日

ディスプレイ広告

ディスプレー広告_001
ディスプレイ広告とは、インターネット上の広告で、Webページ上一部に画像や動画などを用いた広告のことを言います。

このディスプレイ広告とは、テキストで表現するテキスト広告に対しての言葉で、画像や動画などで広告メッセージを表現する広告となります。

その為、画像や動画の持つ強力な表現力を用いて広告を見る人に訴えかけることができる広告となります。

さて、このディスプレイ広告を閲覧者がクリックすることによって、閲覧者が広告出稿者の意図するWebサイトへ誘導されます。

そのため、ディスプレイ広告は目立つことや、クリックしたくなるような画像を使う事が大切です。

例えば、焼きそばを売りたい人がいるとします。この時に、見るからに冷めている焼きそばの画像を使うよりも、焼きそばを美味しそうに焼いている画像や動画などの方がクリックしたくなりますよね。

このように、クリックしたくなるような画像を用いてクリックしてもらうように仕向けるわけです。

■ディスプレイ広告にはどんなのがあるの?

ディスプレイ広告としては、google社が運営している広告やYahoo広告、LINE広告などがあります。これらはみなさんが見ているWebサイトでも目にすることが多いと思います。

こういった広告配信を承諾すると、目立つ画像で広告が作られます。そして、その画像をクリックやタップするとそのWebサイトに誘導されるというわけです。

■CVはしにくい?

このディスプレイ広告は、テキスト広告よりも視覚的な訴求ができるために認知拡大に効果的であると言われています。また、ブランドイメージの向上にもつながるとも言われます。(なんか広告代理店が言っているだけのような気もしますが)

ただし、目立つだけにクリックやタップは多くなりがちですが、実際には画像に惹かれて反応するひとも混ざるため、CV率は少し低い傾向があるとも言われています。

また、画像や動画ですから表現が強いです。そのため不快に思われてしまうと言ったリスクもあります。

(私は不快に思う広告が出てくるサイトは、精神が削られるので基本的に閲覧しないです。そのような行動をする人もいるので、あまり表現が強すぎる広告を打つのは考えものです)

■リスティング広告とディスプレイ広告の違いは?

よく似た言葉で、リスティング広告(検索連動型広告)といったものがあります。こちらのリスティング広告はユーザの検索内容を元に連動して表示される広告ですから、CVしやすいという特徴があります。

例えば、私がキャンプ用品の検索を繰り返していた場合、リスティング広告ではキャンプ用品が広告としてでてきます。

他方で、ディスプレイ広告は、顕在化していないニーズを掘り起こすための広告ですから、ユーザの検索意図とは関係なしに知らせたい内容を表示することができるのです。

(結果として品位を保つことができたりします。経営マンガでディスプレイ広告を出すなら、職場や学校でみても安心な広告を管理人であるkeieimangaの意思で表示します。)


項目 リスティング広告 ディスプレイ広告
広告の表示タイミング ユーザーの検索キーワードに連動して表示 Webサイトやアプリの広告枠に表示(検索に無関係)
対象となるユーザー ニーズが顕在化しているユーザー 潜在的なニーズを持つユーザー
特徴 CVしやすく、成果に直結しやすい 認知度拡大やブランディングに効果的
広告の内容 基本はテキスト中心 画像・動画などのビジュアル中心
「キャンプ用品」検索時にテントの広告が表示 特に検索していなくてもキャンプの広告が表示される
出稿側のコントロール キーワード入札で広告が表示される サイトやターゲット層を指定して表示できる
表示の品位 検索意図により広告の種類が限定される 出稿者の意図で職場や学校でも安心な内容を選べる

■ディスプレイ広告の失敗事例と成功事例

例えば、このマンガの学校の吹奏楽部が演奏会の告知にディスプレイ広告を使ったとします。

その際、インパクト重視で変顔の写真を使ってしまいました。

結果的に「何の広告か分からない」「ネタ広告かと思った」と受け止められ、クリック数は稼げたものの、集客にはつながりませんでした。

他方で、今回のマンガの例で演奏会の告知に美しい楽器の画像を使い、静かな午後の時間帯に吹奏楽の演奏を好むであろう層が見るようなサイトに集中的に配信しました。
その結果、広告を見たユーザーのクリック率が高く、広告から演奏会の予約を得ることができました。

この事例では、時間帯・ターゲット・訴求内容をしっかり設計していたことが成功要因です。

なお、ディスプレイ広告の効果は、クリックスルーレート(CTR)などの指標を用いて評価されます。


このように、ディスプレイ広告は画像のインパクトに頼りすぎると、本来の目的(訴求ポイント)を見失うことがありますが、しっかりと設計すると伝わるのです。

関連用語
リスティング広告
情報
2013年4月26日

テキスト広告

テキスト広告_001
テキスト広告とは、インターネット上の広告で、その名の通りテキストで構成されている広告の事を言います。

そして、このテキスト広告を閲覧者がクリックすれば、広告主が意図したWebサイトに誘導されるというわけです。

さて、テキスト広告はその名の通りテキストだけで構成されている広告ですから、画像や動画のような強力な表現力はなかなか持てません。


そのため、より目的とする顧客層に響く広告表現を行う必要があります。例えば、「焼きそば」を売りたいときに、「焼きそば売ってます」だけの表現ではなく、テキスト広告を見た人が焼きそばが欲しくなるような表現をすることが大切です。

但し、テキスト広告では、出稿のためにスペースをあまりとらなくても良いという優位性もありますし、画像や動画を作らなくても済むといった点も魅力です。

関連用語
ディスプレイ広告 

■テキスト広告は現在では弱いのでは?

テキスト広告はディスプレイ広告のように画像で訴求しないので過去の遺物だと思われる方も多いかもしれません。

しかし、テキスト広告は、リスティング広告(検索連動型広告)として活用されることが多く、ユーザーの検索ワードに応じて表示される広告としても活用されます。

例えば、「焼きそば レシピ」と検索したときに、「プロ直伝!本格焼きそばレシピはこちら」という広告が表示されるような形です。

派手さはありませんが、検索意図と一致すれば非常に高いクリック率やコンバージョン率が見込めるのが特徴です。

■テキスト広告は制作コストが低いけど表現力に限界があります

このようなテキスト広告は、定義上テキストだけの広告ですから、画像や動画の準備が不要です。

そのため、比較的短時間で出稿できるし、制作コストもとても安くできるというメリットがあります。

一方で、表現が「文字だけ」に限定されるため、限られた文字数で相手の心をつかむライティング力が求められます。(その意味でちゃんとコピーライターさんなどに頼んで作るならば割とコストがかかります。)

また、気をつけないといけないのが著作権違反をやらかさないかです。画像ならば要素が多いので無意識のうちに完全に同じようなものを作るリスクは少ないですが、テキスト広告のキャッチフレーズは文字ですからオリジナルだと思った表現が何処かの企業の丸パクリだったりする危険性もあります。

そのため、出稿する前に少なくとも作ったテキスト広告の文字列で検索をするぐらいの手間はかけたいものです。

情報
2013年4月9日

電子入札

電子入札_001
電子入札とは、インターネットなどのネットワーク上で、政府・地方自治体が行う公共事業や物品の調達に対して入札を行うといった仕組みです。

従来の紙で行う入札の代わりに、ネットワーク上で入札をやってしまおうという発想です。いわゆるBtoGですね。

さて、なぜ今まで紙で運用していたモノを、ワザワザ電子入札にするのでしょうか?

もちろん、「インターネットって流行ってるから、行政としても、やっとかなければならないよね?」みたいな、理由になっているようで理由になってない動機でやっているわけではありません。(行政関係の読者の皆様、そうですよね?)

これは、事業者や政府・地方自治体双方にメリットがあるから行っているのです。

例えば、入札者の移動の負担が減る為、入札参加者が増えると考えられます。その結果、競争が今まで以上に働き落札価格が下がると考えられます。

また、事務が効率化されるのも魅力です。(効率化されるという事はコストが下がるという事ですね。)

■電子入札の今(2025年現在)とこれから

電子入札という言葉は昔は非常に強い意味を持っていて、紙での通常の入札に対する例外的な対応というニュアンスが強くありました。

しかし、2000年代に国土交通省などの行政機関で導入が進んだため、現在では公共調達の標準的な手法となっています。郵送したり直接で向いたりしないで済むという入札者の利点だけでなく、事務コストの削減や調達課程の透明化、公平化が進むなどもはやインフラ扱いになっています。

このように、この電子入札はもはや例外の選択肢ではなく、当たり前のインフラですが、従来の単なる紙での提出の代わりから一歩ずつ進んで、改ざん防止機能を付与したり、内容の自動チェックを行ったりとさらなる効率化に向けて進んでいます。

とはいえ、もっとも最安値での落札を重視する従来のやり方だけでは、入札者の適正な利潤が確保されずに品質の担保や事業者の持続可能性、ひいては地域の持続可能性を損なうのではないかという批判もあったりするのです。

その対応として多くの自治体は広く入札を行いつつも地元企業の優遇を掲げたりします。よく市内業者限定とか地域要素による加点なんて言葉を使ったりしますね。(地域の事業者は地域で納税し雇用も守ってるから育成するという論理ですね)

関連用語
EC(電子商取引)
財務・会計
2013年4月1日

手形貸付

手形貸付_001
手形貸付とは、金融機関から資金を借りる際に、手形を振り出すことによって融資を受けるという形態を言います。

手形を振り出してお金を借りるわけですから、比較的短期の資金を借りることが多くなります。

金融機関側としては手形を受け取ることができるので、お金を返してもらうために強いプレッシャーをかけることができます。(手形が不渡りになったら一発アウトですからね。)

また、手形を割り引けば、返済期限が到来しなくても途中で現金化することもできますし、いよいよ融資の回収が困難だとなれば、手形訴訟という形式での訴訟をおこすことも可能です。

一方借り手側としても、証書融資と比較して迅速に手続きができるといったメリットがあります。

■手形貸付のリスクと注意点

手形貸付は短期資金の調達に有効な手段です。ただ、使いすぎると返済のリスクを抱えることになります。

特に手形の場合は返せないと不渡りと言ってかなり厳しい状況に追い込まれます。(6ヶ月内に2回不渡りを出すと銀行取引停止。実際には一度不渡りを出すと、取引先も含めて厳重警戒となるためかなり厳しい状況になります。)

このため、短期的な資金需要の対応では効果的ではありますが、長期的には証書貸付で借入を行う方が望ましかったりします。(というか近年では証書貸付が一般的な方法です)

通常の借入であれば、リスケといって金融機関はいざとなったら支払い猶予に応じてくれるケースも多いですし、こだわりがなければ手形貸付を行う理由はあんまり無いと考えられます。
財務・会計
2013年4月1日

証書融資

証書貸付_001
証書貸付とは、主に、長期資金を借りる際に「金銭消費貸借契約書」という書類を金融機関と取り交わして受ける融資の事を言います。

書類(証書)を取り交わして受ける融資なので、証書貸付なのです。

では、この「金銭消費貸借契約書」には何が書いてあるのでしょうか?「金銭消費貸借契約書」には、借り入れる金額や金利、期間、返済方法などの融資の条件が記載されているのです。
  • 融資の種類
借り手側としてはお金が借りられるなら何でもいいという本音があると思いますが、融資にも種類があります。

そして、この証書貸付は長期の資金を借りる際に取り交わす契約形態です。(借りた当初は、貸借対照表上の固定負債に記載されるような資金です。)

また、証書貸付の場合、返済方法は元金均等になることが多いです。
  • リスクは大きいけど、だれが負担するかというと…
金融機関としては、長期間にわたって資金を貸し付けるわけですから、リスクは大きくなります。そして、リスクが大きくなった分、高い金利を要求します。(この辺は当たり前ですね。)

しかし、現実に金融機関がリスクを負担しているかどうかは別の問題となります。

通常は、信用保証協会の信用保証を要求したり、担保の提供を要求したり、連帯保証人を付けるように要求したりします。

簡単に言うと、金融機関はあまり多くのリスクを負担しないですむようにしているのですね。

関連用語
手形貸付
経営
2013年3月8日

敵対的TOB

敵対的TOB_001
敵対的TOBとは、買収対象の会社側(経営陣や関係する様々な会社)が、買収に同意していないにもかかわらずTOBを仕掛けることを言います。

いわゆる敵対的買収という時に使われる手法がこの敵対的TOBです。「相手が嫌がろうが関係なく、株式を集めて議決権を行使する。」といったイメージですね。

例えば、この敵対的TOBを行い、過半数の株式の取得に成功すれば、経営権を握ることができますし、3分の2以上の株式を保有できれば特別決議を行う事ができるようになります。

(特別決議ができれば、定款の変更が可能となるので、スーパーマジョリティー(絶対的多数条項)といった防衛策を用いて、取締役の解任を行いにくくしていたとしても、取締役の解任を行えるようになります。)

もちろん、買収されそうになっている側もただ買収されるのを待っているわけにはいきません。そのため様々な買収防衛策を取ると考えられます。

■敵対的TOBの事例と我が国の傾向

敵対的TOBは相手の企業が嫌がっているにも関わらず、株式を集めて買収を行うという方法ですが、我が国ではどうしても「のっとり」とか「買収」と言った言葉が全面に出てしまい、あまり好まれないとされています。

我が国の商習慣や株式持ち合い文化などから成立はしにくい傾向があるとされています。成立しにくい理由としては、これらの他にも企業文化とか取引先などの関係者への配慮なども挙げられており、市場のルールに則って買収提案をしているにも関わらず、なかなかハードルが高いのが現状です。

そんな中でも、2005年にライブドアがニッポン放送株を取得に走ったり、伊藤忠商事が2019年にデサント社の株式の買い付けを行ったりしたことが有名な事例となっています。

デサント社の買付には数十%ものプレミアムを乗せて株式を集めるなどが行われました。

これに対し、海外では大企業が敵対的TOBを行ったりと資本論理によるダイナミックな変動が定期的に発生します。


関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ゴールデンパラシュート
ティンパラシュート
第三者割当増資
友好的TOB
ホワイトナイト
ポイズンピル
期差任期制度
パックマンディフェンス
マーケティング
2013年2月27日

デシル分析

デシル分析_001
デシル分析とは、すべてのお客様を購入金額ベースで十等分して、等分された各単位ごとに売上高の構成比を見るという分析手法です。

デシル分析のデシルとは十分の一という意味で、小学校とかで習った「デシリットル」のデシ(十分の一リットル)と同じ意味です。

つまり、全体を十分の一に区切って分析しましょうって手法なのですね。

さて、売上高の8割は2割の顧客によってもたらされるというパレートの法則という法則があります。この法則は、顧客は平等ではないという事を言っている法則なのです。(すごくたくさん買ってくれる顧客と、滅多に購入しない顧客では、顧客としての重要性に差がありますよね?)

そして、このデシル分析を行えば、どの顧客層がどれだけ貢献しているのかがわかります。その為、貢献度に応じてサービスの程度を変えるといった施策が可能となるのです。

例えば、デシル分析の結果、上位1割の顧客が全体の8割の売上高を上げている事がわかったとします。

その場合、上位1割の顧客が離反したら(買ってくれなくなったら)大変ですから、顧客ロイヤルティをさらに高めるため、重点的に手厚いサービスを行うといった意思決定が考えられます。

関連用語
ABC分析 

まんがに出てきた用語
ノベルティ 
法務・支援施策
2013年2月9日

ティンパラシュート

ティンパラシュート_001
ティンパラシュートとは、企業の買収防衛策の一つで、企業が買収された後に、従業員が解雇されるような事があった場合、従業員に多額の退職金を支払う事をあらかじめ決めておくことを言います。

取締役に対する同様の施策をゴールデンパラシュートと言いますが、従業員一人一人がもらう額はそこまで大きくないため、ティンパラシュート(ブリキのパラシュート)というのです。

但し、総額ではかなり大きな額になるため、買収を躊躇させる効果があるとされています。

例えば、従業員が100人の会社でも、一人1,000万円ずつ余計に退職金を出すというティンパラシュートを設定しておけば、総額10億円になるので相当効果的なのです。

また、ゴールデンパラシュートを設定するためには株主総会で決議することが必要なのですが、ティンパラシュートは取締役会で決議すれば設定できるのでより簡単に迅速に設定できるといった長所もあります。

関連用語
クラウンジュエル
焦土作戦
ゴールデンパラシュート 
スーパーマジョリティ(絶対的多数条項)
第三者割当増資
ホワイトナイト
期差任期制度
パックマンディフェンス
生産管理
2013年1月18日

手待ち時間

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手待ち時間とは、仕事を行う際に、部品がなかったり、適切な指示がなかったりすることによって、発生する待ち時間のことを言います。

例えば、「おまんじゅう」を作っている工場で、何らかの手違いがあって中に入れる餡がなくなってしまったとします。

その場合、中に餡をつめる工程で働いている人はどうなるでしょうか?餡がなければ作業はできませんよね?

また、上長の監督の下でデータの集計を行う仕事を任せられている人がいたとします。そして、この人にはあまり裁量を持っておらず、適切な指示がないと作業が止まるような仕事だったとします。

この場合、この人のデータ集計作業が終わった時に、上長が席を外していたらどうでしょうか?

上長が戻ってくるまで仕事がストップしますよね?

このように何らかの利用によって仕事ができない時間を手待ち時間と言います。

■手待ち時間と生産性

手待ち時間は、従業員が働いていない時間ではありません。従業員は働いているけど、適切な仕事を割り振れていない時間です。

そのため、手待ち時間にも当然賃金が発生し、コストが掛かり続けるのです。

野球部の部活で使うボールが届かずに、ずっと待機しているようなものです。部員の時間は奪われ続けますが、何一つ練習していないので上手くならない全くの無駄の時間になってしまうのです。(ボールが届かない間別の練習メニューを組めればそれは手待ち時間にはならないです。)

このほかの例では、1日稼働させると1億円かかる工場があったとします。この工場は人件費や減価償却費などの固定費が1億円かかるイメージです。

その工場で、材料手配の大きな手違いがあり、おまんじゅう1ケース分の材料しか届かなかったとします。

その結果、材料費はおまんじゅう1ケース分しか掛かっていませんが、工場の稼働にかかった費用は1日分かかるので高いおまんじゅうになるのです。

このように無駄な手待ち時間がたくさんあると、会社全体の効率が下がってしまうのですね。

■手待ち時間を避ける工夫

このような誰も得をしない手待ち時間は、ラインバランシングや部品などの材料供給の安定化、段取り替え削減と外段取り化などの工夫を行うことで削減できます。

また、身近な例ではロワーマネジメントなどに権限委譲を進め、判断町を減らすことも手待ち時間を避ける重要な工夫だったりします。

財務・会計
2013年1月2日

デット・ファイナンス | 負債でお金を調達することの利点と注意点

デットファイナンス_001
デット・ファイナンスとは、いわゆる普通の借り入れのイメージです。英語表記ではDebt Financeとなります。

■負債としてお金を調達します

デット(Debt)とは負債の事ですので、負債で資金調達する→借金のイメージで捉えていただければと思います。

このデット・ファイナンスの具体例は、社債の発行や銀行からの借り入れなどになります。そして、このような資金調達の方法を行うと、下の図のように貸借対照表上の負債の部が増えるのです。

企業間信用でお金を調達するのも負債ですが、この場合はデットファイナンスとはあまり言いません。

デットファイナンスはあくまで、いわゆる金融(銀行借り入れ等の間接金融か、社債の発行等の直接金融)にかかる資金調達を指します。
デットファイナンス

■デットファイナンスの特徴とメリット

この、負債を利用した資金調達は企業において一般的な資金調達方法です。しかし、負債に頼りすぎると企業の安全性が脅かされる場合があります。(参照:安全性分析)

負債となりますので、返済義務が生じるためしっかりとした返済計画を立てておく必要が生じます。

以下デットファイナンスのメリットを上げていきます
1.一般的にコストの低いファイナンス手法となる
上手く負債を利用すれば、資本コスト(株主資本コスト)よりも安いコストで資金を調達できます。

返さなくて良いお金である事から、株主資本の方が良いと思う人も多いのですが、資本コストは負債のコストよりも一般的に高いと言われています。

2.レバレッジが効く
経営がしっかりできるのならば、レバレッジ効果も期待できるといった風にメリットも大きいのです。

3.経営権に影響しない
また、エクイティファイナンスと違って、株式の発行が不要ですので、この種の資金調達を行っても企業の支配権には関係ありません。普段は意識しないかも知れませんが、資金調達に伴って、株式の発行を行う場合、経営権に影響が出てきます。

本当に少数の株式発行なら問題は少ないのですが、資金調達で株式を発行する場合はある程度の経営権を要求されるのが一般的ですから、注意が必要です。

4.信用が生じる
金融機関は返済実績などを重視します。今までしっかりと返済を滞りなく行っている企業の方が、無借金経営で金融機関とお付き合いのない企業よりもいざというときに融資を受けられる可能性が高くなります。

これは、返済実績という信用が効いてくる例なのですね。

■デットファイナンスの注意点

デットファイナンスでお金を調達する場合、デメリットもあります。これは難しいことではなくいわゆる借金のデメリットを思い浮かべてもらえれば理解いただけると思います。
そのため、特にデメリットは上げませんが、デットファイナンスのデメリットを少なくするための方策はあります。

1.事業計画に返済計画を盛り込む
借り入れを起こす際に、しっかりとした返済計画を立てておくことが重要です。特に、担保などがたくさんある企業は、金融機関が比較的簡単に融資してくれるため、事前にしっかりとした計画を立てておくことが重要です。

金融機関がなかなか貸してくれないという事は、逆に考えるとしっかりとした事業計画を審査してくれると言うことにつながります。

そのため、財務的に余裕のある企業や担保のたくさんある企業は金融機関が取りっぱぐれを恐れないため、事業計画をシビアに見てくれないと言った面もあるのです。

2.銀行や信用金庫などの金融機関以外から借りない
実務的に、サラ金や高利のビジネスローンを借りている企業については、銀行や信用金庫と言った金融機関は融資を行わない傾向があります。

そのため、一般的な金融機関以外から借り入れを起こさないようにする必要があります。

本サイトでは、金利の高い資金調達の善し悪しは論じません。しかし、現実問題として、そのような資金調達をすると金融機関の貸し出し姿勢は極めて厳しくなります。

■デットファイナンスと財務指標、支援者としての実務的な視点

借金をするときに重要なのはちゃんと返せるかどうかになります。メリット・デメリットは上で述べてきたとおりですが、財務指標の悪化も見逃せないデメリットとなります。

財務指標は常識的な経営をしていれば多少悪化したり量化したりしてもそんなに決定的な要素ではないですが、自己資本比率やDSCR(元利返済カバー率)などが著しく悪化した場合(本当の原因はデットファイナンスではないのですが)貸出姿勢は厳しくなります。


なお、実務的な視点で言えば、デットファイナンスでお金を調達して一息ついたあとは注意が必要です。

経理部門に独立性があり経営陣に対してモノを言える体制になっていないような企業(つまりほとんどの小規模事業者と一定の規模を備えていない中小企業:言ってしまえば、ほとんどの会社)は不思議と『お金が溶けてなくなる』という減少が発生します。

お金が手元にあると強気になりがちで判断が甘くなりがちなんですよね。

なのでコロナ禍などでほとんど無金利でお金を貸してくれるような状況において、論理的にはお金を借りておくのが最適解みたいな状況でも、あんまりお金を借りてくることをアドバイスしないほうが望ましいのです。

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