IE
IEとはIndustrial Engineeringの頭文字を取った言葉で、インダストリアルエンジニアリングとカタカナで書かれることもある言葉です。コンピュータ屋さんの業界ではインターネットエクスプローラの略ですが、製造業ではインダストリアルエンジニアリングです。
 
さて、このIEですがカタカナから日本語に訳すと生産工学といったかなり硬めの言葉になります。そのまま訳した感じですが、日本語の響きとしてはかなり硬い感じですよね。

というのも、ごく最近になって導入された概念ではなくかなり前に導入された考え方だからです。昔は外来語の概念が入ってきたとしてもちゃんと日本語訳を付けて紹介していたのですね。(最近では、横着をしているのか、日本語に訳しても正確な意味が伝わらないといった事を恐れてか、外来語のまま使われるケースが多いですが…)

さて、このIEは日本語訳すると、工学と付いています。しかし何も製造現場のみを対象とした考え方ではなく、人、モノ、カネ、情報を効率的に活用し、品質納期コストのいわゆるQCDを高いレベルに持っていこうというものです。

そしてその為に、作業者の動作を分析したり、工程自体が最適であるかについて分析したり、ラインの編成効率について考えてみたりします。

そして、このような実際に現場で発生している事を調査していくことにより、ムリやムダ、ムラを省いて効率化していこうと考えるのです。

■IEの具体的な手法

ただ効率をよくしましょう、生産性を上げましょうと叫ぶだけでは単なる精神論になってしまいます。エンジニアリングと言っているぐらいですから工学的に考えていく必要があります。

例えば、時間研究として時間をストップウォッチで計測して無駄がないかを見つけるような事が考えられます。

また、動作研究として動きを図に示してみたりし、無駄な動きがないかを調べることもできます。

更に、ワークサンプリングなど様々な手法を通じて作業を標準化したり、生産性向上を図っていくのです。

スポーツに例えると、フォームを動画で分析するなど見えるようにして改善ポイントを探っていくのですね。