ブーム
ブームとはboomと表記され、急に熱狂的に盛んになる事を示す言葉です。にわか景気などともよばれます。

流行りを指す言葉には短期間の流行から長期的な流行まで順番に


ブーム

トレンド

といった風に言われます。

ファッドは本当に一過性の流行で、ブームはそれよりも長く1年ぐらいは続くことがあるモノをブームと呼びます。

しかし、流行り廃りは世の常と言いますか、流行は去るのが宿命です。しかし、その流行がファッドになるのか、ブームになるのか、それとも比較的長期間のトレンドになるのかは誰にも分からないのが現実です。

その為「よーしこれは息の長いトレンドになりそうだから生産設備を増強して…」と考えていたらあっという間に流行が終わり、後に残ったのは過剰な生産能力(とそれにかかる莫大な費用負担)だけだったといった事もあり得ます。

逆に、ブームはすぐ終わるからと乗らずにいたら、大流行になり、トレンドになる。その結果、ブームに乗っていたら得られたであろう売上を逃すといった機会ロスが発生する場合もあります。

■ブームと在庫政策

ブームの際には在庫を通常よりも大量に保つ必要があります。そうしないと、売り切れに伴う機会ロスが発生したり、自社で製造している商品がブームになった場合は、転売ヤーの横行を許すことになりかねません。

逆に、ブームがいつまで続くか予測が難しいので、過剰在庫になる可能性も否定できません。

というか、多くのブームはその後に過剰在庫を残し、赤札を貼って平台に山積みにされたブームの残骸を見たことがある人も多いと思います。結果として膨大な廃棄ロスを生じたりします。

そのため小売店などの立場では、売り切ることができる、もしくはちょっと余るぐらいの水準を見積もって通常よりも少し多めの在庫水準を売れ行きを見ながら柔軟に発注するといった考え方のほうが功を奏したりします。

■ブームと転売ヤー

さて、ブームとくれば暗躍するのが転売ヤーです。本当に欲しい人が定価で買えなくなるのでブームに冷水を浴びせる行為にほかなりません。
 
この転売ヤーはブームを仕掛けた製造側にとっては天敵のような存在になります。せっかく販売が軌道に乗ってきたのに、人工的に品薄状態を作られ、価格高騰による需要の冷え込みをもたらすからです。

その上、転売ヤーへの対応を誤ると、機会損失だけではなく、商品や店舗イメージの既存というレピュテーションリスクすら負ってしまいます。

そのため、大量購入ができない仕組みを作って、ECサイトでの本人確認の実施や、製造ロットなど一定数毎の抽選販売、転売価格の監視などを行う必要が出てきます。また場合によっては大規模な追加生産体制を持っておくことも転売ヤー対策になったりします。

これらの転売ヤー対策自体が、近年生じてきた余計なコストでそのコストは結局は消費者に転嫁されてしまうのですが、転売ヤーによる需給の歪みは抑制していかないとブームを長期的なトレンドにまで育てることが難しくなっているのです。