BPR
BPRとはビジネスプロセスリエンジニアリングの事で業務に関する内容を抜本的に見直して最適化して行くことを指します。英語ではBusiness Process Re-engineeringと表記されます。

イメージとしては、今までやってきたことを改良するのではなく、そもそも論に立ち返って必要な成果を得るためには何が必要かといった所にまで立ち返って改革を行っていくような感覚です。

例えば、アンパンを作っている工場で「今までは購買係と倉庫の管理係は別々の人がやっていたんだよね。今回、購買係と倉庫の管理係の連絡を良くする仕組みを取り入れるよ。」といった改善策ではなく、「そもそも、購買と倉庫で担当者を分ける必要があるのかな?」といった所まで踏み込んで、業務プロセスを再構築するといった発想がBPRなのです。

このように、目標とするゴールを達成するために現状の業務プロセスを活かしたまま改善をするのではなく、業務プロセスを抜本的に見直して、最適化していくといった考え方なのですね。

■BPRのメリットとデメリット

BPRの良いところは今までのやり方に囚われずに、「もっと良くする方法はないかな」、「もっと楽になることはないかな」と考えられることです。その意味でゼロベース思考が求められます。

今までの業務は、それなりの必然性があってそのような業務プロセスになって来ていますし、その業務を変えたくない人もいますし、なによりその業務で働いている人もいるのです。

そのため、今までの業務を参考にしながら漸進的に改善しようとすると、なかなか抜本的な改革が難しいのです。どうしても現在のやり方に引っ張られてしまうのです。

これに対して、BPRの場合は抜本的に変えることが可能です。業務フローを抜本的に組み直し、特定の業務を行わなかったり、順番を変えるなどをすれば一気に生産性を向上させることも可能です。

しかし、いいことばかりではなく、しっかりと丁寧に説明を行い、合意形成をしないと現場は大混乱に陥ったり、従業員の抵抗を招くこともあります。

また、情報システムの刷新などを伴った大規模投資を行った場合、失敗すると帰って非効率を招く恐れもあります。

例えば、「社長がうるさいから、システムで入力はするけど、従来の伝票が無いと業務が回らないんだよね・・・」みたいなことも発生しかねないのです。(みなさんは、謎の伝票で現場が回っている姿を見たことありますか?)