scpモデル
SCPモデルとは、企業の収益はStructure(産業構造)がConduct(事業活動)に影響を与え、その結果Performance(業績)がもたらされるという考え方のことを言います。

イメージとしては、外部環境が企業の活動に影響を与え、最終的に業績に結びついていくとする考え方になります。

言い換えると、外部環境が自社の業績を決め手になるという考え方ですね。

SCPモデルによると、外部環境が自社の業績に対して決定的な重要性を持つわけですから、外部環境(産業構造)が魅力的な分野を発見しそこに参入していくことが重要であるという事が言えます。

例えば、産業内の競争が激しい場合は、超過利潤を得にくくなるでしょうし、現在は競争が激しくなくとも、参入障壁が低い等の理由で新規参入が容易な場合も価格競争に巻き込まれる可能性があります。

また、買い手側の力が強い場合も、高い値段を付けることが難しくなるでしょうし、原材料の供給元の力が強い場合には、割高な原材料価格を受け入れるしかなくなるかもしれません。(どちらの場合も自社に残る利潤は少なくなってしまいます。)

さらに、自社の参入している産業に対して代替品があるような場合、その代替品まで含んだ競争になるかもしれません。

このように産業構造が魅力的ではないとなかなか利益を上げられないとするのがSCPモデルなのです。(説明のための例はファイブフォースモデルを念頭に置いています。)

■SCPモデルの限界と内部要因の重要性

さて、「外の環境が重要ですよ」というこの説明、同意できますでしょうか?会社の力は業績に関係ないのでしょうか?

例えば、「同じような町で同じようにラーメン屋を始めたら、基本的には同じ業績になる。」と言った説明に全面的に同意できますか?

一般的には同意しがたい考え方だと思います。

自社の優れた業務プロセスや経営資源、組織や能力こそが競合他社との競争優位の源泉であるという考え方もあります。こちらはRBV(リソースベーストビュー)といった考え方になります。

このように、もちろん外部環境、内部環境どちらも重要になってきます。

なお、特に小規模事業者においては、なにも数百人の従業員の生活の糧を得る必要はないため、あえて環境の悪く競合が進出してこない場所で戦うという作戦も十分にありです。大規模な事業を営むときは、川の流れに逆らって泳ぐことはこんなんですが、小さな事業ならいくらでもやりようがあるのです。