資本生産性とは、事業などに投下した資本の効率性を示す言葉で、資本の投入量と成果の産出量の比率を示す言葉です。英語ではCapial Productivityと表記されます。
この資本生産性とは投入した資本の効率を見るという指標です。一般的に機械や設備を導入すれば産出量は増加しますよね。
例えば、手作業でおまんじゅうを丸めている工場よりも、機械で製造している工場の方が産出量は多くなると思います。
では、機械を導入して製造している工場同士を比べようと考えたときはどうしたらよいでしょうか?
こういった場合に役に立つ指標がこの資本生産性です。
- 資本という資源に着目した生産性指標です
さて、この資本生産性は
【資本生産性 =産出量(付加価値)÷総資本】
といった計算式で算出されます。この式からわかる通り、投入した資本一単位当たりの産出量を求める指標なのですね。
そのため、異なる企業であっても投入した資本が有効に使われているかを比較することができるのです。
例えば、A社は100万円の機械を使って500万円の付加価値を生み出し、B社は50万円の機械を使って300万円の付加価値を生み出していたとします。
この場合、A社よりB社の方が資本生産性が大きくなるのでB社の方がより資本という希少な資源をより有効に活用できていると考えることができるのです。
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