非自発的失業
非自発的失業とは、働きたいという意思があり、求めている待遇も労働市場の適正水準の賃金といった人が、働けないような状態を言います。

このような人々は、労働市場の適正水準の待遇を求めているにもかかわらず、労働力の需要が不足しているために失業状態に置かれていると考えることができます。

そして、そのような原因で失業しているため、「働く意思も、能力もあるこの人たちが働くことができないのは、働く場がないからであり、責任はこの人たちにはない」といった状況となります。

この種の人たちは、働く場があるにもかかわらず、自分の理想と合わないからと言って自発的に働かない自発的失業の人たちに対し、非自発的失業と呼ばれます。「働かない」と 「働けない」の違いですね。

そして、この種の失業が発生する原因の一つとして、賃金の下方硬直性があげられます。

■社会・経済全体への影響

非自発的失業状態は、働きたい人が働けないという状態です。これは個人にとって幸せでないと同時に、社会全体にとっても良いことではありません。

働きたい人たちが働けないことでお給料が入らないことから消費が減退し、その結果、企業の行政機が悪くなり、更に仕事が減るといった悪循環を招いてしまいます。

ニュースなどではGDP成長率を総需要の減少を通じて押し下げるといった感じで説明されます。

また、このような状況が続けば、新たなスキルを学ぶ機会を働く人が喪失することによるスキル水準の相対的低下による労働生産性低下まで招きかねません。

また、社会保障給付の増大も招きますし税収の減少ももたらしますのでマクロ経済としても良いことではありません。そのため、国は非自発的失業を減らすために様々な手を打って完全雇用を目指していくのです。

関連用語
摩擦的失業