摩擦的失業
摩擦的失業とは、企業側が求める求職者がすぐに見つからない、逆に求職者側が求める仕事がすぐに見つからないという、情報の不足によって発生する一時的な失業の事を指します。

例えば、「あーあー、自分のPCのスキルを活かせて、月20万円以上の仕事があればすぐにでも就職したいのになぁ…」という人がいたとします。

また、企業側としても「PCのスキルを持っていて、月20万程度で働いてくれる人がいればなぁ…」と考えていたとします。

しかし、この両者がお互いのことを知らなかったらどうでしょうか?

求職者側は、自分の条件にあう仕事を探し続けますし、企業側もそうなります。

このように、全体でみると仕事があり、それを満たすことができる求職者がいるにもかかわらず、求職者と企業のマッチングに時間がかかることによって発生するような失業を摩擦的失業というのです。

そして、この種の失業はあくまで一時的な失業という事ができます。その為、本来なら労働市場で形成された適正な賃金水準で就職を望む人であっても、情報のミスマッチが原因なのでこの種の失業は発生し続けるとされています。

■摩擦的失業の解決策

摩擦的失業で失業している人は、採用のターゲットとなります。なぜかというと、求職者は仕事の存在を知らないから、求人側は求職者の存在を知らないからです。

企業の立場にたてば、求職者に求人情報を届ければ採用に繋がる可能性があるということです。SNSをかつ用意した情報発信や、地域の掲示板や広報誌、店頭、もちろんハローワークなどあらゆる媒体で求人情報を届けることができれば、マッチングが上手く行く可能性があります。

マッチングをうまくするという事は摩擦的失業を減らすという社会的な意義もある行為なのです。その意味で商売を営むということは本質的に社会貢献につながっているのです。

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