レピュテーションリスク
レピュテーションリスクとは、組織の評判が悪くなることによって発生するリスクの事を言います。風評によるリスクといった感じですね。

さて、企業は様々な利害関係者(ステークホルダー)に囲まれて存在しています。その為、企業は自らの評判をある程度気にして運営することが大切となってきます。

例えば、「あのお店は儲かっているらしいけど…必要な人員を配置していなくて、従業員が一人でも休むとお店が回らなくなるから、慶弔でも休ませないらしいよ?」とか、「あのお店は、品質が悪いものでも平気で販売するからあんまりお勧めしないよ?」といった風な評判が立ったらどうでしょうか?

そしてこのような評判は事実かどうかに関わらず独り歩きしがちです。でも、どうでしょう、あなたがお客さんの立場だったら、事実かどうかとかはあまり関係なく、ヤッパリ少し敬遠しますよね?

このような事をレピュテーションリスクというのです。

■評判を守るためにはーレピュテーションリスクの対応方法ー

レピュテーションリスクは単なる噂かも知れませんし、風評かも知れません。しかし、企業経営においてはそれを無視する事はできません。

根も派もない噂ならば無視をするのも一つの選択肢ですが、それが広がって悪い評判がますます悪い評判を招くといったことも起こりえます。

逆に異物混入などの不祥事があったとしてもすぐに謝罪し再発防止策を構築し伝達することで「ちゃんとしている信頼できる企業だ」とマイナスをプラスにすることすらできます。

最悪なのは、不祥事を隠したり変な言い訳や責任転嫁をする場合です。そうなると、上場企業では株価下落など、通常の企業では取引停止などが発生してしまうのです。

逆bに考えてみてください。あなたが企業の担当者だっとします。その際、取引先が非常に評判の悪い事件・事故を発生させたとしたら通常の感覚なら取引を躊躇しますよね?(取引先の経営の根幹を揺るがすリスクが有るため、様子を見るというのは正しい選択だったりします)

そのような些細な取引の躊躇が積み上がれば、業績に多大な悪影響を与える事がありうるのです。

なお、米の買い占めで米価のつり上げを狙ったとして、戦前の鈴木財閥の中核である『鈴木商店焼き討ち事件』というのが発生しました。これは鈴木商店側の見解では全くの誤解だったそうですが、評判悪化(レピュテーションリスク)が具現化してが焼き討ちまで至ってしまったということです。

そのため、事実でないならば事実でないと説明することも大切なのです。

その意味で、自社サイトを作っておくことは重要です。口コミサイトでお店の評判などが発信されることがありますが、自社の公式見解を表明する場所を作っておくことが重要になってきます。

事実でないことや誤解に基づく悪評を口コミサイトに書かれた場合、しっかりと公式なチャネルで反論できるようにしておくことが大切なのです。

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