評価替資本
評価替資本とは、企業が保有している資産を評価替えすることによって発生する、自己資本の増加部分の事を言います。

例えば、取得原価が100万円分の資産を持っていたとします。貸借対照表上はそのままでずっと計上していたのですが、評価替えをする必要が出てきたとします。

この際、現在の時価では500万円になるとすると、差額の400万円が資本金の評価益となります。そしてこの評価替えによって発生した自己資本の増加分を評価替資本とするという考え方があるのです。

この場合、株主が「商売の元手を出すよ」といって出資するようなケースではなく(払込資本)もともとあった資産の評価額が変わって、結果として純資産の部分が増えるというイメージですね。

■評価替え資本の特徴

貸借対照表上は評価替え資本文だけ増えますが、お気付きの通りこのお金は内部留保のように見せかけ場のお金しかありません。

例えば、お家を100万円で買ったとして、しばらく経ったら値上がりして500万円の価値が出たとします。その場合でも、財産目録的な貸借対照表を作れば純資産は100万円が500万円に増えた分だけ財産は増えます。

しかし、その差額の400万円は実際に家を売らないと使うことができません。これと同じように、純資産が増加したとしても現金が増えるわけではありませんので、配当原資とはなりえません。

このように、評価替え資本は見かけ上の資本の増加であるというところに注意が必要です。しっかりと配当可能だったり、その他に活用することができる現金収入とはわけて考える必要があるのです。

関連用語
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