ボトムアップ
ボトムアップとは、組織の下位層の意見を吸い上げて、意思決定をしていくといった管理方法のことを言います。

例えば、直接顧客とやり取りをする現場などの声を吸い上げて、本当に顧客の望んでいるサービスを導入するといった事がこのボトムアップのイメージとなります。

こういった風に組織が運営されており、「自分の意見が経営に活かされた!」という実感があればモチベーションも上がると考えられます。

具体的には、稟議制度などの形を採ってこのボトムアップは実現されていきます。

但し、全部の事をボトムアップで決めていこうとすると、非常に時間がかかり非効率であるため、組織を運営していく中ではトップダウン的な方法と併用されるのが一般的です。

■ボトムアップとトップダウンの使い分け

ボトムアップとトップダウンを併用するのが一般的と言われることが多いですが、では具体的にはどのように併用するとよいでしょうか?

まずは、ボトムアップですが、現場の知恵や知見を反映することができる面で優れていますし、みんなで話し合って決めることでやる気も高まっていきます(モラールアップ効果)

例えば文化祭などでの出し物をみんなで決めていくことや、どうやってその出し物を良いものにするかなどはボトムアップで考えるとうまくいきそうです。

しかし、全部が全部話し合いで決めていたらすごく時間が掛かってしまい、タイムリーな意思決定が難しかったりします。

他方で、トップダウンは素早く決める事ができますが、現場の納得感が欠けてしまい、やらされている感などが出てきてしまいます。

文化祭の例を再び出すならば、予算や保健所などへの届け出、避難経路などすぐに決める必要があるものはトップダウンで決めてしまったほうがスムーズです。

そのため、全体の方針や戦略、緊急の意思決定はトップダウン的に一気に決めてしまい、日々のカイゼンやあたらしいアイディアなどはボトムアップで決めていくと両者の利点を取り入れることが可能となります。

その意味で意思決定の階層構造はこのような構造を表しているということができます。

関連用語
ドメインコンセンサス