二重化
二重化とは、信頼性を高めるためにシステムなどにあらかじめ予備を設置することを言います。英語ではduplicationなどと表記されます。

さて、なんだか難しげに書いていますが、簡単に言うと予備を用意しておいて障害に備えるという発想です。

例えば、絶対に電源が切れてはいけないような装置に、ケーブル一本で電源が供給されていたらなんとなく不安になりますよね?

でも、「もう一本予備の電源供給回路があって、メインで使っている電源供給回路に何らかの問題があったら自動で切り替わります」と言われたら安心感が違いますよね。

このように、予備を用意しておいて、「いくらなんでも2つ同時に壊れることはほとんどないでしょう!」といった感じの発送をするという事なのですね。
  • 本当に壊れない?
さて、先ほど、2つ同時に壊れることは非常に起こりにくいと書きましたが本当にそうでしょうか?少し確かめてみたいと思います。

(少し計算しますので、苦手な人は読み飛ばしてくださいね。) 

まず、99%の確率で壊れないシステムを用意します。(逆に言うと1%の確率で壊れるわけですから、ずいぶん壊れやすいシステムですね…)

このシステムを単体で運用すると、上述の通り1%の確率で壊れて処理が止まってしまいます。

それでは、これを二重化したとしたらどうなるでしょうか?二重化するという事ですから、2つの系統が同時に故障しない限り、システム全体では機能が維持できるという事です。

この場合、同時に故障する確率は、(1-0.99)×(1-0.99)=0.00001=0.01%となります。つまり動かなく名てしまう可能性が、1%から一気に0.01%まで下がるんですね。

カンタンな例ですが、二重化の効果を感じていただけたと思います。 
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