クラウドファンディング
クラウドファウンディングとは、不特定多数の人からインターネットなどを経由してお金を集める事を言います。

この言葉は、群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング)を組み合わせた言葉なのですね。英語ではcrowd fundingと表記されます。

■クラウドファンディングの利用例

例えば、「素晴らしい楽曲を作ったけど、みんなに届けるためには資金が足りないのです。それなのでお金を出してくれたら…」という風な案件があったとします。

その案件に、「見返りを求めずにお金を出してください。」という『寄付型』としてお金を集めたり、「お金を出してくれたら作った楽曲を提供します」といった風に『購入型』としてお金を集めたりすることができます。

(この購入型の場合、事前に売上のめどを立てたうえで作るのでリスク低減にも役立ちますね。)

また、「楽曲が売れて収益が上がったら、出資者でシェアしましょう。」という『投資型』のイメージでお金を集めることもできます。

このように、クラウドファンディングは、従来の資金集めの概念を変えたのですね。

■クラウドファンディングの主な種類

クラウドファンディングには上で挙げたようないくつかのタイプがあります。代表的なものを整理してみます。
  • 購入型
支援者が資金を出す見返りに商品やサービスを受け取るタイプです。たとえば「支援してくれた方には完成したCDをプレゼント」などが該当します。
  • 寄付型
見返りを求めない支援を募るスタイルで、社会貢献活動や災害支援、地域活性化プロジェクトなどで使われます。

また、購入型とハイブリッドで運用し、少額の場合は寄付型、ある程度以上高額になれば購入型として商品を送付すると言った事も行われています。

我が国のクラウドファンディングではこの寄付型と購入型のハイブリッド類型を結構見ることが多く、クラウドファンディングといえばこの形と認識している方も多いかもしれませんね。
    • 投資型
    支援者は出資者となり、将来的な収益の分配を期待する形です。証券型クラウドファンディングとも呼ばれ、金融商品としての扱いを受ける場合もあります。

    ただ、実務的には割と難しい類型で、適切に運営するためにはハードルが高くなります。

    ■実務的な捉え方

    支援者として支援する場合、「クラウドファンディングは予約販売です」と簡略化して説明することが多いです。

    しかし、資金調達の一種だと考えて、魅力的な返礼品やリターン(物やサービスだけでなく、満足感も立派なリターンです)を用意しないで企画するケースが多いため、上手くいかないケースも多くあります。

    お金を出す側の気持ちになって一度考えてみてください。例えば、「私の街のお祭りを維持するために寄付してください。」なんてやっても、近所の人間関係がある人ならまだしも、縁もゆかりも無い遠方の人がどうしてお金を出してくれるのでしょうか?

    例えば、返礼を用意できない場合であっても、『私の街のお祭り』は『〇〇という由来があり』、『〇〇という伝統や歴史が息づいている』。『返礼は出せないけどアナタは歴史と文化の立派な守り手です』などと心理的な満足感を提供することが必要です。

    人は必ずしもお金だけを重視するわけではありませんが、お金や物を返せないなら、満足感を返すといった考え方をしていく必要があります。

    関連用語
    クラウドコンピューティング
    クラウドソーシング