第二創業
第二創業とは、既に事業を営まれている事業の後継者が先代からの事業を引き継いだ際に、新しい分野・事業に進出する・業態を転換するといった事を指す言葉です。

このような行為を行う事によって、既存の事業の活力を回復し、さらに向上するような事を狙っています。

優れたノウハウが眠っている
このような第二創業を行う際には、自社内に非常に有利なノウハウが眠っていたりします。現在の事業を行っていく中で蓄積された既存の技術が思わぬ新分野の事業に役立ったりするのです。

例えば、お米屋さんが自らの目利き能力を活かして美味しいお米のおにぎり専門店を立ち上げるといったイメージです。

既存の事業とのシナジーを狙ったり、蓄積されたノウハウを活用しようという発想なのですね。

■第二創業のリスク

第二創業で後継者が張り切りすぎた結果、先代が作り上げた組織が崩壊したり、ビジネスモデルが崩壊するリスクが存在します。

経営者の時間や意志力というのは中小企業において最大の経営資源なのですが、どうしても第二創業を志すと既存事業への関心が薄くなります。

その結果、本来ならば注視すべき資金繰りや顧客管理、在庫水準、従業員のモチベーションなど様々な分野があやふやになって本業が衰退するリスクが生じます。

また、新規事業に多くの経営資源を振り分けて(設備投資のために多額の借り入れをする、既存事業のエース級の人材を新規事業に割り当てるなど)結果として本業が衰退するリスクもあります。

そうでなくとも、従業員にとっては第二創業で新たな業種・業態へ進出することは大きな負担となります。また、既存事業のまもりに振り向けられた従業員は「新社長に期待されていないのでは?」と思ってしまいモチベーションを下げてしまうケースもありますので、コミュニケーションを積極的に行い、全社が一丸となって新事業に取り組む(新事業に割り当てられていない従業員も『会社の発展』のために頑張っていると納得してもらう)ことが不可欠です。