
アクティブ運用とは、ファンドを運用する際の考え方の一つで、ファンドマネージャーが独自の調査結果などを参考として、自ら積極的に購入・売却する銘柄を選択していくような運用方法です。
イメージとしては「あの会社の業績はこれから良くなりそうだから、この機会に買い増しておこう。」とか、「あの会社は今まで好調だったけど、調子が悪くなりそうだから売ってしまおう」という判断をし、その判断の結果を資産運用に反映しましょうというものです。
そして、このような判断を介在させることによって長期的に市場平均を上回る運用成果を得ることを目的としています。
- それいいじゃない
さて、市場には平均を上回るような運用成果を出す株式や、平均に満たないような非常に悲惨な運用成果を示す株式があります。
そのうち、平均を上回るであろう株式だけをプロが厳選して選ぶというわけですから、とってもよさそうなやり方ですよね?
しかし、一概にこの方法がイイとは言い切れません。
というのは、調査の費用やファンドマネージャーが判断した株式を買ったり売ったりするための費用も掛かりますし、ファンドマネージャーの人件費もかかります。
そのため、パッシブ運用ではかからないような費用が沢山発生するといったマイナス面があります。
- それでも
それでも「かかった費用以上に運用成果がよければ問題ないよ」と考える人もいるかもしれませんね。
但し、運用成果を継続的に市場平均より良くすることは至難の業となります。(市場平均を長期間にわたって継続的に上回るファンドは極めて少なくなっています。)
そして、アクティブ運用は費用が余計に掛かるといったハンデ戦となる為(市場平均が10%の上昇であっても、2%の費用がかかっていれば12%の運用成果を上げないと市場平均と同じになりません。)なかなか厳しい運用方法なのです。
関連用語
パッシブ運用
そして、アクティブ運用は費用が余計に掛かるといったハンデ戦となる為(市場平均が10%の上昇であっても、2%の費用がかかっていれば12%の運用成果を上げないと市場平均と同じになりません。)なかなか厳しい運用方法なのです。
関連用語
パッシブ運用
事業を営むのに必要な情報姉妹サイトとして開業や創業、事業経営に大切な情報をコンサル目線でまとめてみました。