ワークライフバランスとは、仕事と私生活のバランスを取って生き方を目指し、それを実現していくことを言います。
といっても、別に「仕事だけが人生じゃないんだから、そんなに懸命に働かなくたっていいじゃない」といった趣旨の言葉ではなく、「仕事と生活の質を両方高めていきましょう」といった意味合いの言葉です。
それなので、仕事が生きがいな人も、こういった『ワークライフバランス』という言葉を使う人に対して身構える必要はありませんよ。何と言っても、「仕事をしません」というわけではなく、「仕事と私生活のバランスを取ります」と言っているだけですから。
- どうしてワークライフバランスなの?
さて、ここで「なんでそんな事を言い出すの?私生活を犠牲にして一生懸命働き続けたほうが成果も大きくなるんじゃないの?」なんて疑問が出てくるかと思います。
でも少し立ち止まって考えてみてください。私生活を犠牲にして仕事をするって実はそんなに効率的でないという事を思いませんか?
- ワークライフバランスが取れていないと
まずは、企業側の立場から考えてみます。例えば、従業員が私生活を犠牲にして働き続け、過労で倒れてしまったらどうでしょうか?
これって非常にマズイ事態ですよね?
また、私生活を犠牲にする生活に嫌気がさして、貴重なノウハウを持った従業員が会社から去って行ってしまったらどうでしょうか?こちらも非常に良くないですよね。
このほかにも、従業員の私生活が充実していると、自ら自己啓発的に能力開発を行ったり、私生活で得た知見を自社の業務に生かしてくれるかもしれません。(悪い言い方をすると、この種の経済的な利益は、企業としては費用をかけていないわけですから、丸儲けですよね。)
また、従業員の側からしても、ワークライフバランスが取れていない状況は非常に良くない状況です。
まず、仕事仕事では、自分のキャリアを考える時間が取れません。また、自分の家族との生活を楽しむ余裕がなくなってしまいます。
このような状況では、何のために稼いでいるのか分からない状況になってしまいますよね?
また、このような長期的な問題ではなく、疲労による生産性の低下も問題になってきます。
例えば、あなたがリフレッシュした、状態で仕事をするのと、疲労がたまっている状態で仕事をするのを比較したらどちらの方が生産性が高いかは問われるまでもないですよね?
このように、企業にとっても個人にとってもワークライフバランスを欠いているような状況は望ましくないのです。
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