オープンソース_001
オープンソースとは、ソフトウェアを作る際のソースコード(部品というよりも、ソフトウェアそのものですね)を公開して、誰であっても使ったり改良できるようにしているモノを言います。英語ではopen sourceと表記されます。

■普通はソースコードを公開しません

さて、ソースコードは車で言う所の設計図+車自体といった非常に大切なものです。(物理的な製品と異なる点は、ソースコードがソフトウェアそのものであり、設計図が完成した後の製造工程の良し悪しでコスト面に差が出ないという所です。)

その為、自社で開発した製品のソースコードは通常は公開しません。

■皆で使うことで価値が出るのがオープンソースです

しかし、オープンソースは、このような一般的な考え方ではなく、「みんなで使って、みんなで改良すればすごくいいものができるんじゃないの?」という発想を持っているのです。

このオープンソースの例としてはLinuxというOSが良く挙げられます。
  • オープンソースって無償で利用できるフリーソフトと同じ?
但し、オープンソースという考え方は、有料無料とは無関係の考え方です。(大半のモノは無償で利用できますが、オープンソースのソフトウェアを有償で頒布することもあります。)

また、無償で利用できるソフトウェアだからと言って、オープンソースであるとは限りません。

その為、オープンソースとフリーソフトは違う概念であると捉えていただければと思います。 

■無料だからといってライセンスを無視してはダメです

オープンソースは無償だからこそ、そのコミュニティを守るために様々なライセンス条件が存在します。

例えば、GPL(GNU General Public License)は、以下のようなことをプログラムの複製物を所持している者に許諾することを求める条件となります。
・プログラムの実行
・プログラムの動作を調べ、それを改変すること(ソースコードへのアクセスは、その前提になる)
・複製物の再頒布
・プログラムを改良し、改良を公衆にリリースする権利(ソースコードへのアクセスは、その前提になる)
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License
以下せっかくですので、いくつかのライセンス条項についてまとめてみました。

<代表的なライセンス>
ライセンス 主な特徴 商用利用 改変の公開義務 ライセンス継承義務
GPL(GNU General Public License)
出典:Free Software Foundation(FSF)公式サイト
コピーレフト型。改変したソフトもGPLで公開する義務あり。 可能 あり あり
MITライセンス
出典:Open Source Initiative(OSI)公式 MIT ライセンス原文
非常に緩やかなライセンス。クレジット表記があれば再配布・商用も自由。 可能 なし なし
Apache License 2.0
出典:Apache Foundation 公式サイト
MITに似ているが、特許権の明確化条項を含む。商用利用にも適する。 可能 なし なし

■オープンソースの考え方は企業活動に影響を与えています

また、オープンソースの考え方は、企業活動にも大きな影響を与えています。たとえば、WordPressやMySQLのように、商用にも活用されている事例も多く見られます。

あなたのそばにもWordPressでWebサイトを作ってしてもらった企業があると思いますが、Web制作会社にはお金を払って居るはずです。

このような、オープンな取り組みが、結果としてイノベーションの土台になることもあるのです。

ちなみにMySQLはDBMSと呼ばれるでデータベースソフトです。

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