公共財とは、色んな人が同時に利用すること(誰かが使っているからと言って他の人が使えなくなる事はない)ができる、もしくは、誰かが使う事を妨げることができないような財の事を言います。
さて、難しい感じの説明ですね。(と言っても、これでもわかりやすいように書いてみたんですよ。経済学的な定義では「非競合性と非排除性の少なくとも一方を持つ財」という風に、もっとわかりにくい定義になっていますからね。)
さて、このような分かりにくい説明をそのまま載せているのでは、偉い先生が書いた用語集と変わらなくなってしまいますので、「まんがで気軽に経営用語」らしくもっと具体的に書いてみますね。
- 簡単に言うと
さて、この公共財を簡単に言うと商店街の街灯のようなものです。
商店街の街灯は、色んな人がその効果を同時に享受できますよね?(こういう性質を非競合性と言います。)
例えば、自分だけ商店街のライトが点灯されているけど、自分の周りだけ明るくならないという事はちょっと考えにくいのですよね。
また、商店街の街灯は誰かがその効果を得ることを妨げることはできませんよね?(こういう性質を非排除性と言います。)
コチラは、「Aさんは商店街の会費を払っていないから、街灯の効果が出ないようにしよう!」なんて事も考えにくいという事です。
このように、みんなが使えるような公共的な財を公共財というのです。
- 誰が提供するの?
さて、ここまでの説明で「だったら、公共財を提供する人はお金を回収できないじゃん。」と思われた方もいるかもしれません。
その通りで、お金を払わなかった人に供給しないという事ができない財なので、その財を提供することによってお金を回収する事は非常に困難となります。
このような性質のため、通常は行政などが税金を財源に提供することになるのです。(先ほどの商店街の街灯も商店街組合などが「みんなのため」という大義名分でお金を集めて、提供するのです。)
逆に言うと、とても大切な財なのですが、市場に任せていたら誰も供給しないといった結果になりかねない財であるという事です。
逆に言うと、とても大切な財なのですが、市場に任せていたら誰も供給しないといった結果になりかねない財であるという事です。
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