
賃金カーブとは、縦軸に賃金額をとり、横軸に年齢をとって描いたグラフによってあらわされる賃金の推移のことを言います。
一般的には年齢が上がるごとに賃金も上がっていくので、右肩上がりのカーブになると言われています。

上の図のようなイメージで、年齢とともに賃金が上がっていくといったイメージです。この賃金カーブ上の移動(30歳が31歳になるとグラフ上賃金も増えますよね?)が定期昇給であり、賃金カーブ自体の上昇がベースアップとなります。
このような賃金カーブは、終身雇用の元では自分が若年層の間は、自分が会社にもたらした付加価値よりも低い金額で我慢しますが、自分が中高年になり、家計の維持にお金がかかる時になったらその分を受け取れるといった形で正当化されてきました。(またインフレリスクへの対応にもなっていました。)
しかし、雇用が流動化している今日では、若年層にとって、将来受け取れるかどうかわからない形で報酬を留保することは、必ずしも有利ではないと考えられてきています。
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