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WFMとはワークフォースマネジメントの事で、従業員にかかる負荷を最適化して、無駄な人件費の抑制とサービス水準の維持を図る取り組みです。英語ではWorkforce Managementと表記されます。

さて、店舗を運営している場合、どうしても顧客のたくさん来る時間帯とあまり来ない時間帯がでてきてしまいます。

例えば、飲食店では昼時や夕食の時間にお客様が集中します。また生鮮三品を取り扱っているスーパーマーケットなどでも、夕食の食材が売れる時間に顧客が集中します。

このように、忙しい時間帯や忙しくない時間帯は、一日の中でもありますし、一年の中でも当然出てきます。

この時に、何も考えずに「普段通りの人員を確保すればいいよね。」とやっていると、忙しい時間帯(時期)には人が足りずにサービスの水準を落とすことになりかねませんし、忙しくない時間帯(時期)には遊んでいる人員が出てしまいます。
  • 労働負荷を分析する
繁閑に差があるのを前提として、「だったら忙しいときは人を増やせばいいし、忙しくない時は少ない人数で運営すればコストがかからないよね」とする考え方が、このWFMとなります。

この要員管理は上手く活用できれば非常に強力に作用します。というのは、忙しい時期に従業員に過剰に負荷をかけてサービス水準の低下を防ぐこともできますし、忙しくない時期には必要最低限の人員で店舗棟を運営する事となるので費用が抑えられます。

また、勤怠の状況をある程度コントロールすることができますので、労働時間が法令で規制されている上限を超えないようにコントロールすることもできるのでコンプライアンス面でにも役立ちます。
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