スペンドシフト_001
スペンドシフトとは、お金や時間などの消費の仕方が変わってくることを意味します。spend(消費)がshift(転換)するといったイメージですね。

これは、従来の、「より多くより安く」という考え方ではなく、「価格は高くとも価値のあるモノを手に入れたい」と多くの消費者が考えるようになってきたという指摘です。

そして、その価値も自分だけの経済的な価値の追求ではなく、自分の所属しているコミュニティにとって価値のある事や、環境問題にまで広がっているという事です。

例えば、従来は、同品質で500円のコーヒーと600円のコーヒーが並んでいたら、基本的には500円の方が売れていました。

しかし、割高な600円の方であってもフェアトレード(巨大な購買力で買いたたくのではなく、あえて生産地が持続可能な価格で購入するといった意味です)といった付加価値があればそちらを進んで選択すると言った消費行動があるという事です。

このように、消費のパラダイムが変化しつつあるのではないかという指摘をスペンドシフトというのです。

■スペンドシフトを企業が活用する方法

消費者が「単に安いだけのもの」ではなく、「意味のあるものがほしい」と考えるようになるというのがスペンド・シフトです。

このように消費者の考え方が変わるならば、お店や企業も消費者の行動変化に答えていくことが重要ですし、結果として事業としても儲かるようになるのです。

例えば、安ければ何でもいいと環境に悪い材料を使って製造したものではなく、地球環境に配慮した素材を使った商品などを積極的に仕入れたり、地域の持続可能性を大切にした取り組みから生まれた商品を積極的に取り扱う等を行うイメージです。

それだけでなく、自社も地域の持続可能性を高めるような取り組みをしたり(イオンはずーっと「木を植えています」って店頭で謳っていますよね)すると企業自信のイメージも高まるのです。

その結果、顧客のロイヤルティも高まり、よりこの企業を応援したいと選ばれやすい企業になっていくのです。

価格競争力も大切ですが、社会的意義や持続可能性なども重要な訴求ポイントとなるのですね。