OEM生産_001
OEM生産とは、製造業が自社以外の(発注してきた先の)ブランド名を付けて販売されるような商品を製造することを言います。

OEM生産を行う側にとっては、工場の操業度の向上が狙えますし、発注して来た側のブランド力を使って販売することができますので販売数量も大きくなると考えられます。

また、OEM生産を依頼する側にとっても、自社で生産設備に投資しなくても済むため固定費の発生が抑えられます。(売れ行きが悪くなったときに過剰な生産設備を抱えているというリスクを回避できるという事です。)

一般的には、OEM生産を行う側は生産力に強みがあり、OEM生産を発注する側は販売力やブランド力に強みを持っているという事ができます。

生産に強い企業が生産活動を行い、販売に強い企業が販売活動を行うといった風に、タッグを組んで事業を行うといったイメージですね。(シナジーが狙えるという事です。)

さて、このOEM生産をどんどん推進していけば、自社は生産設備を一切持たない製造業といった形態の企業も生まれてきます(このような形態をファブレスと言います)。

■OEM生産のデメリット

OEM生産を受注して生産活動を行う側にとっては、仕事が安定し、操業度を高めることができる(結果として固定費が薄まるためコストを下げられる)といったメリットがあります。

他方で、OEM受注に依存すると、相手のブランド名で商品を作ることとなるため、自社のブランドを高めることが難しくなります。

そして、生産力だけを相手の会社が当てにしているならば、最終的には価格競争に陥りがちです。また、相手先の企業に依存してしまうというリスクもあります。

そのため、中小企業でOEM生産を行っているような企業は、「OEMからの脱却」といったテーマが語られるのです。