外需_001
外需とは、国外で発生する需要のことを言います。この外需という言葉は、単純に国外の需要(単純に輸出と同義)として使われる場合と、純輸出(輸出-輸入)の額を指し示す言葉として使われる場合の二通りあります。

このように、国外で発生した需要であるところは共通していますが、一言で外需と言っても、純額として捉えるか、総額としてとらえるかの違いがあるのです。

さて、純額で捉える場合は、貿易黒字が発生していれば外需がプラス、貿易赤字が発生している場合は外需がマイナスとなります。

みなさまもよく耳にする、GDPの構成要素として外需という言葉が使用されている場合は、この純額となっています。

【GDP=内需+外需(純輸出)】
といった計算式ですね。

しかし、総額で捉える場合は、貿易赤字が発生したとしても、輸出の額がゼロでなければ外需はプラスになります。

このように、同じ言葉を使っていても相手がどのような意味で使っているかを意識しないと思わぬ食い違いがあるかもしれませんね。

■外需が景気動向にどのような影響を与えるのか

外需は輸出企業を中心に我が国の景気動向に影響を与えます。円安局面では日本製品が海外では安く買えますので輸出増大からの外需拡大と言った流れになります。

その結果、外需関連企業の業績が良くなり、設備投資や雇用が増えて日本景気が良くなるという波及効果が出てくるのです。

他方で、海外の景気悪化に伴い、海外での日本製品への需要が減ると、輸出減少からの外需減となります。

その結果、外需関連企業の業績にブレーキが掛かり景気全体へも悪影響につながっていくのです。

このように、外需は我が国の都合ではどうにもできない要因ですが、フィードバックループを通じて我が国の景気自体を左右する要素となってくるのです。


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