内需_001
内需とは国内で発生する需要のことを言います。国内需要を略した言葉です。

内需は国内の民間部門(個人の消費、住宅投資、在庫投資など)で発生する需要+政府部門(政府部門の消費、公共投資など)で発生する需要で構成されています。

国内で発生した需要という言葉のイメージ通りですね。

さて、内需のほかに外需という言葉も存在しています。こちらは海外の需要といった意味です。

そして、みなさまもよく耳にすると思うGDPという言葉は、この内需と外需の合計になります。(わが国のGDPの構成では内需の方が外需よりも非常に大きくなっています。)

■内需拡大策とは

内需を拡大すると言った話をよく聞くかも知れません。この内需拡大は、国内でのお金をより多く動かすと言った意味合いになります。

例えば、蕎麦屋さんで外食したり、PCや家電、スマートフォンを新しくしたりするのも内需になります。そして、この内需が増えれば、お店や工場などの売上が増えていき、働く人のお給料も増えやすくなるのです。

■内需拡大と政策

この内需拡大を政策的に考えましょうというのがマクロ経済政策になります。典型的には公共投資(いわゆる公共事業ですね)の増大や、減税などでの可処分所得増加を図り、需要を刺激することががあげられます。

そして、これらは乗数効果を通じて(100円の公共投資が、公共事業を担う業者の仕入れなど二つながり数倍の効果を上げること)総需要の押上に寄与するのです。

■内需拡大と企業活動

企業は新製品の開発等によって消費意欲を喚起し、その需要に答えるために生産能力の増強を図って生きます。これらの動きもすべて何重にもカウントされて内需が拡大していきます。このように、日々の企業活動が内需としてカウントされていくのですね。

ただ、国内企業(特にサービス業や小売業)は内需に依存する度合いが高いとされています(お客様が国内の人ですからそりゃそうですよね)。そのため、不景気で内需が減れば業績も強く悪化する圧力を受けます。

そのため、内需拡大策が政策として打ち出されれば、こういった内需に関連する企業は強く業績面でプラスの影響を受けてくるのです。

■だったら際限なく内需拡大をすればいいのでは?

と、ここまでのご説明からは「内需拡大は良いことだよね。だったら際限なく内需拡大策を政策として取るべきなのでは?」と考えるかも知れません。

しかし、内需拡大が行き過ぎて需要釣果になるとインフレ圧力が高まってしまいます。内需が拡大して、みんなが少ない量のモノを欲しがったら、モノの値段が上がりますよね。その結果インフレを発生させてしまうことがあるのです。

そして、インフレ率が高まりすぎると今度は逆に購買力の低下をもたらし(お金の価値が下がるわけですから、持っているお金で買えるものが減っていくのです)、内需に悪影響を与えてしまうのです。

これらのことから、やり過ぎは良くないため、政府の基本的な役割としては物価を安定させ緩やかに経済を成長させることなのです。

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