オペレーティングリース_001
オペレーティングリースとは、借り手と貸し手が合意した期間で、貸し手の資産を貸し出すといった事を言います。

簡単に言うと、お金を払ってモノを借りてくる契約といった感じですね。そして、支払うお金の中に、モノの維持費が含まれているといった感じです。 

さて、オペレーティングリースの場合は、自分で資産を購入する場合と比較して、低コストで資産を利用することができます。

というのは、オペレーティングリースの対象となる資産には、一般的には中古市場が存在しており、中古市場でのモノの処分まで考慮した価格設定で資産を貸し出すことができるからです。

また、資産を借りているという位置づけになるため、会計上、資産に計上しなくてもいいといった特徴もあります。

■オペレーティングリースのメリットとデメリット

リース契約は本質的には借りる契約になります。そのため、初期投資を抑えて設備を利用することができます。また、会計上オフバランス(『バランス』シート:貸借対照表に『オフ』(載せないで良い)なのでオフバランスといいます)できるという利点もあります。

そのため、資産効率が高まります。(100万円の資産で1000万円の売上を上げるのと、1000万円の資産で1000万円の売上を上げるのでは資産の効率が変わってきます。)

ただ、このリースは本質的には借りているだけですから、リース会社も儲ける必要があります。そのため一般的には自社で購入するよりも総支払額は高くなりますし、契約内容によっては途中解約も難しくなります。

更に、自分の持ち物でないため、改造をして使い勝手をよくすると言ったこともご法度です。

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