マークアップ方式とは、価格の決定方法の一つで、仕入れ価格などに一定の利益を付加して販売価格を決定する方法です。
これを計算式で示すと
【仕入れ価格+利益=売価】
といった値段の付け方になります。
このような方法は、商品の仕入れコストに、一定の率の利益を付加して販売するという方式ですので、非常に単純でわかりやすい値段の付け方だという事ができます。
また、売価にしっかりと利益を織り込んでいますので、販売できさえすればある程度の粗利益を確保できるといった点も魅力です。
但し、このような値段の決め方は、自社の都合で決めた値段という事です。どういう事かと言うと、その価格を市場が受け入れてくれるかどうかはあまり考慮されていない価格決定方法であるという事なのです。
例えば、マークアップ方式を用いた場合、市場では800円ならば受け入れられるような商品を900円という自社の都合で販売するといった事が起こってしまうのです。
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