
滞留在庫とは、せっかく仕入れたにもかかわらず、売れなかったり使われなかったりして残ってしまい、売り場や工場などに滞留している在庫のことを言います。
と、難しく書いていますがイメージとしては「売れ残っていつまでもお店にある在庫」の事です。
■滞留在庫があることの問題点
但し、それでも滞留在庫が多いのは問題です。それは、次の理由からです。
■1.現金が回収できない
在庫を仕入れる時にお金を支払っていますよね?そのお金は在庫が売れない限り回収できません。
イメージとしては、お金が滞留在庫という氷になってしまっているような感じです。
現金という水を循環させて企業は生き残っています。そして、在庫という氷を抱えていると、全体としての水は沢山あっても、使える水が少なくなってしまうといったイメージを持っていただければと思います。
■2.付加価値のない管理作業が発生する
滞留在庫があることによって、その在庫品を売場からどかす作業や、売り場に戻す作業、数量の管理作業など様々な作業が発生します。
こういった作業は、いくら行ったとしても別に会社に追加の利益をもたらすことはありません。
ただし、しっかりと管理は行っていかなければならないので、費用だけがどんどん発生していきます。
■3.税金もかかる
税金がかかると言っても、別に固定資産税がかかるといった話ではありません。但し、結果として税金を負担しているという話です。
例えば、もう売れない(使わない)ような在庫でも、在庫として持っている限り貸借対照表の資産として計上されます。
という事は、在庫として持っている以上、資産計上されており、費用となっていないという事です。
これが何を意味するかというと、二度と使わないと判断した段階で、当該在庫を処分して費用扱いしていれば支払わないですんだ分の税金を余計に支払ったという事です。
例えば100万円の在庫を処分して、100万円分費用を発生させれば100万円利益が減少します。
その結果、【100万円×税率】分の税金を支払わなくて良くなるという事です。逆に言うと、支払わなくてよい税金を支払っているという事になりませんか?
こういった形で滞留在庫を抱えていると、企業にとっては不利なことが多く発生するのです。
なお、どれだけ滞留在庫があっても引当済みや不良品等で有効在庫とは言えないケースがあるので注意が必要です。特に在庫が滞留し続けているわけですから、知らず知らずに汚れていたり、古くなって陳腐化したことで商品価値を失っているケースもあるのでしっかりとした管理が求められます。
過剰在庫
こういった形で滞留在庫を抱えていると、企業にとっては不利なことが多く発生するのです。
なお、どれだけ滞留在庫があっても引当済みや不良品等で有効在庫とは言えないケースがあるので注意が必要です。特に在庫が滞留し続けているわけですから、知らず知らずに汚れていたり、古くなって陳腐化したことで商品価値を失っているケースもあるのでしっかりとした管理が求められます。
■ 滞留在庫が発生する原因とは?
それではなぜ滞留在庫が発生するのでしょうか?それは以下のように考えることができます。
そもそも入口で売れないものを仕入れたら滞留在庫になるのはある意味必然です。誤りが判明したら早めに値下げをして売り切ってしまうことが重要だったりします。
ワンシーズンだけで陳腐化してしまった商品をみなさんも沢山挙げていくことができると思います。小売店のワゴンなどに値引きシールが貼ってある古臭くなった商品を見たことがあるとも思います。(ファッド等といいます)
ただ、何が継続的に流行り続けるのかがわからないため、こういった一瞬しか流行らないものでも仕入れないといけないのが辛いところです。
そのため、ちゃんとPOPなどを掲げて商品の魅力を伝えるようにすることが重要です。
また、情報共有が不足しており、川上の製造側では売れ続けていると考えて製造を続けているものの、川下の小売業ではすでに流行が終了する兆候が出ているなどの状況も考えられますね。
この他にも、物流が遅れて販売する旬の時季を逃してしまうということもありえます。(夏物衣料が初夏に届かず、非常に暑い時期に届くなど。一見すると良さそうですが、洋服はナマモノなのですでに値引き販売が始まる時期です)
などが挙げられます。特に小売業ではPOSデータなど需要予測の精度を高めることができる元のデータを持っていますので、これらのデータを活用することが大切です。(とはいえトレンド商品は過去のデータではわからないのが難しいですが)
こういった商品を適正な量店頭に並ぶように調整するのがマーチャンダイザーと呼ばれるお仕事の人で、専門の職種があるぐらい大変な管理項目だったりするのです。
例えば1ヶ月以上全く売れていない商品があれば、滞留在庫になっている可能性が高くなります。
また、多少売れたとしても売れた一人比較して在庫が多すぎたらそれも滞留在庫になっている可能背があります。例えば、スーパーの冷凍エビが微妙に売れているけど、いつも冷凍庫に積み上がっているような状態ですね。
お店全体や企業全体の統計では在庫回転率などを統計として取っていることも多いので、それと連動させて在庫回転率が◯回より低い場合は注意を促すような仕組みにすると良いかもしれません。
またPOSレジなどを入れていれば商品の管理が容易になりますので、商品が動いているかどうかを定期的に帳票として見ていくとよいでしょう。
また、ABC分析なんかも効果を発揮する方法です。重要度の高いA商品は滞留期間を短めに設定する、C商品の処分判断を定期的に行う日を決めておくなどと言った運用です。
また、そこまでお金や管理に経営資源を割けないような中小・小規模の企業であるならば、お店を見回して、最近売れた覚えのない商品を10個程度メモしておくとよいです。
そのメモをレジにおいて、商品が売れたら正の字で書いておく。例えば10個(正の字が2つ)かけたら線を引いて消してしまうけど、4週間経って残っているならば大幅に値下げしてしまい処分すると言った運用です。
いずれにしても、滞留在庫を持っておくことはプラスになりませんので早めの判断が肝心になってきます。
関連用語- 需要予測の誤り(過剰発注)
そもそも入口で売れないものを仕入れたら滞留在庫になるのはある意味必然です。誤りが判明したら早めに値下げをして売り切ってしまうことが重要だったりします。
- 商品のライフサイクル短縮(流行の急速な変化)
ワンシーズンだけで陳腐化してしまった商品をみなさんも沢山挙げていくことができると思います。小売店のワゴンなどに値引きシールが貼ってある古臭くなった商品を見たことがあるとも思います。(ファッド等といいます)
ただ、何が継続的に流行り続けるのかがわからないため、こういった一瞬しか流行らないものでも仕入れないといけないのが辛いところです。
- 販売促進不足
そのため、ちゃんとPOPなどを掲げて商品の魅力を伝えるようにすることが重要です。
- サプライチェーン上の調整不全
また、情報共有が不足しており、川上の製造側では売れ続けていると考えて製造を続けているものの、川下の小売業ではすでに流行が終了する兆候が出ているなどの状況も考えられますね。
この他にも、物流が遅れて販売する旬の時季を逃してしまうということもありえます。(夏物衣料が初夏に届かず、非常に暑い時期に届くなど。一見すると良さそうですが、洋服はナマモノなのですでに値引き販売が始まる時期です)
などが挙げられます。特に小売業ではPOSデータなど需要予測の精度を高めることができる元のデータを持っていますので、これらのデータを活用することが大切です。(とはいえトレンド商品は過去のデータではわからないのが難しいですが)
こういった商品を適正な量店頭に並ぶように調整するのがマーチャンダイザーと呼ばれるお仕事の人で、専門の職種があるぐらい大変な管理項目だったりするのです。
■滞留在庫を早期に見つけるための指標
こんな厄介な滞留在庫ですが、どうやって見つけていけばいいでしょうか?一番簡単な方法は、「最近売れているかどうか」を数字として見ることになります。例えば1ヶ月以上全く売れていない商品があれば、滞留在庫になっている可能性が高くなります。
また、多少売れたとしても売れた一人比較して在庫が多すぎたらそれも滞留在庫になっている可能背があります。例えば、スーパーの冷凍エビが微妙に売れているけど、いつも冷凍庫に積み上がっているような状態ですね。
お店全体や企業全体の統計では在庫回転率などを統計として取っていることも多いので、それと連動させて在庫回転率が◯回より低い場合は注意を促すような仕組みにすると良いかもしれません。
またPOSレジなどを入れていれば商品の管理が容易になりますので、商品が動いているかどうかを定期的に帳票として見ていくとよいでしょう。
また、ABC分析なんかも効果を発揮する方法です。重要度の高いA商品は滞留期間を短めに設定する、C商品の処分判断を定期的に行う日を決めておくなどと言った運用です。
また、そこまでお金や管理に経営資源を割けないような中小・小規模の企業であるならば、お店を見回して、最近売れた覚えのない商品を10個程度メモしておくとよいです。
そのメモをレジにおいて、商品が売れたら正の字で書いておく。例えば10個(正の字が2つ)かけたら線を引いて消してしまうけど、4週間経って残っているならば大幅に値下げしてしまい処分すると言った運用です。
いずれにしても、滞留在庫を持っておくことはプラスになりませんので早めの判断が肝心になってきます。
過剰在庫












