窓口問屋制_001
窓口問屋制とは、物流機能のみを一つの問屋(卸売業)に集約する事を言います。

物流業務が集約される問屋(物流業務を実際に行う問屋)を窓口問屋とよび、そのような問屋を用いることから窓口問屋制と言われています。

さて、物流業務のみをどうしてワザワザ集約するのでしょうか?商流(取引関係)はそのままにしてので、これは、A社から商品は届くけれども、取引自体はB社とC社と行うといった事をやっているという事ですよね?

こうして書くと一見意味がなさそうですが、実は大きな意味を持っているのです。
  • 窓口問屋制がもたらす大きな改善
例えば、物流業務が集約されていることによって、一回の物流業務で大量の商品を扱う事ができるようになります。

従来の方法では、極端な話をすれば、どこかの業者に対して、何か一つの商品を発注した場合、その商品を運ぶためだけに大きなトラックがお店までやってきます。

そして、色んな業者から小口で商品を取り寄せた場合には、ほとんど商品の載っていない大きなトラックが何台もやってくることとなってしまいます。

しかし、窓口問屋制を採れば、その日の納品業務として一括して商品がやってくるため、上記の例ではトラック一台で済むかもしれません。

このことは、店舗の周辺環境にも良いですし(自分の家の側のスーパーマーケットに一日中トラックが出たり入ったりしたら嫌ですよね?)、地球環境にも良いと考えられます。
 
と、こんな風に『地球環境』なんて大きな事を言わなくても、単純に物流の費用を削減することもできるのです。
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