単品管理_001
単品管理とは、SKU単位で商品を管理していくことを言います。単品と言っても、ほんとうに、1個ずつ管理するのではなく、ある程度はまとめて考えるわけですね。

さて、SKUという言葉が出てきました。これは在庫の最小管理単位の事ですが、具体的には次のような単位になります。

例えば、お団子を売っているお店があるとします。

ゴマ団子とみたらし団子があってそれぞれ、1串と3串セットで販売していたとします。この場合SKU単位で考えると(ゴマ1串、ゴマ3串、みたらし1串、みたらし3串)4SKUとなります。(アイテムで考えると団子という1アイテムになります。)

そして、単品管理の考え方では、「ゴマ1串の商品はまだ十分に残っているけど、ゴマ3串の商品の売れ行きが良いため追加で発注をかけよう。」といった風に、SKU毎に在庫の水準を管理していくというイメージです。

■単品管理のメリットと課題

単品管理をしていけば商品毎に売れているか売れていないかを把握できることです。その意味で非常に精緻な販売計画や在庫数量の調整ができます。

例えば、お菓子屋さんでポテトチップスの味毎にどれが売れているかまで把握するイメージになります。うすしお味とのり塩味が売れていて、コンソメ味があまり売れていないまで見ることができるのです。

そうすると、うすしお味とのり塩味という売れ筋を切らさないように数字で見ていくことが可能となります。

ただし、人間の能力には限界がありますし、システム上も膨大なデータ処理が必要となります。そのため、POSシステムや在庫管理システムを導入して運用しないと事実上対応が不可能であるといったことが起こります。

紙とノートでこれをやろうと思ったらゾッとしますよね?その感覚が大切なのです。

■システムをいれるお金がないなら(小規模事業者が単品管理する方法)

小規模事業者さんにおすすめの方法としては、まずは何が売れているかをノートに書いてABC分析をしてみることです。上位20%ぐらいの商品で売上の80%を作っているはずです。そしてソレをいわゆる売れ筋というのです。

そして、売れ筋を掴んだら重点商品群としてソレを単品管理していくといったアプローチがお金をあんまりかけずに、手間も削減すると言ったちょうどいい対応になります。

経営資源はどんな会社でも足りていないものです。なので、経営資源の不足を嘆くのではなく今できることを一個ずつやっていきましょう。

■単品管理を生かした分析と改善策

単品管理をしていくと、どの商品が売れてどの商品が売れていないかがはっきりと分かります。

例えば、パン屋さんでコロッケパンばかり売れて、焼きそばパンが売れ残るならば「コロッケパンの製造を増やして、焼きそばパンは少なくするようにしよう」と考えると思います。

よく、分析などと難しい言葉で言うことがあるのですが、このコロッケパンと焼きそばパンの数量の工夫を分析っていうのです。

このように単品管理を続ければ、販売戦略へも応用することができたりします。

例えば、ずっと情報を取っておけば、時間帯ごとに何が売れやすいかもわかってきますし、天気によっての売れ行きの差もわかってきます。

このような情報があれば、販売促進にも活用できますし、原材料の仕入れにも活かすことができます。

このように、単なる記録かもしれませんがしっかりと情報を残しておくことで改善策を根拠を持って打つことができるのです。