ユニットプライスとは商品一単位(○グラムとか○個)あたりの価格のことを言います。
スーパーマーケットなどに行くとよく、1個当たり25円とか、100グラム当たり98円みたいな表示をしている商品があります。
こういった価格表示をしてあれば、消費者が価格を比較することができ、購入しやすくなるといったメリットがあるのです。
このユニットプライスは生鮮三品などに採用されることが多くあります 。
また東京都などのようにユニットプライスの表示を義務付けているような場合もあります 。(全ての商品ではなく一部品目に限ってですが。)
■ユニットプライス表示の具体例
ここまでの説明で、「え、そんなことないと思うよ?」という人もいると思いますので、具体例を示していきたいと思います。
例えば、ココに2つのひき肉がパック詰めして売っていたとします。一つが、193グラムで264円のお肉と、もう一つが90グラムで142円のお肉です。
さて、どちらが安いか、スグにわかりますか?
計算してみると、前者が100グラム当たり138円、後者は100グラム当たり158円となっています。
こんな計算をワザワザ消費者にさせるのではなく、ユニットプライスを明示しておけば手間が省けますよね。
そして、顧客の手間が省けるという事は長期的に見て「サービスが良いお店だ。」とか、「誠実でいいお店だ」といった評判につながると考えられるのです。
オーナーさんお買い物ですか。
そうなのよ計算機持ってかないとね。
どうして計算機を持って行くんですか? 1円単位まで予算を決めてるんですか?
違うわよ、 グラム当たりの単価を比べてお買い物するのよ。
ユニットプライスが表示されてないお店でお買い物してるんですね。
■コストはかかります
とはいえどんなことでもコストはかかります。ユニットプライスの表示にも若干のコストはかかります 。
ただコストがかかってもお客様にとって便利だと判断されるのであればユニットプライスを表示する形になります
そしてお店も別に事前授業でやっているわけではないのでお客様に便利だと考えてもらい、その結果お店の信頼感を増していくことを目的としているのです 。
解説で出てきた用語・関連用語
関連法令
東京都 消費生活条例
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