スーパーマーケットとは、食料品を主に取り扱っており(食料品の構成比が70%を超えており)セルフサービス形式で、店舗面積が250平方メートル以上の小売業の業態のことです。英語ではsupermarketと表記され、SMと略されることもあります。
さて、やけに具体的な数値が出てきましたね。実は、この定義は経済産業省が行っている商業統計で『専門スーパー』に位置付けられるお店の定義なのです。
『専門スーパー』とは、店舗面積が250平方メートル以上で、セルフサービス形式の販売、取扱商品の構成比として衣食住のいずれかの商品が70%を超えるというものです。
そして、その専門スーパーの中で食(生鮮三品などですね)の構成比が高いものを特にスーパーマーケットと呼んでいるのです。
- スーパーマーケットが安い秘密
スーパーマーケットは比較的、低価格で商品を販売しています。それでは、なぜ低価格で商品を提供することができるのでしょうか?
もちろん、お店毎に違う方法を採っているとは思いますが、低価格販売を実現する基本的な考え方についていくつか挙げてみたいと思います。
(これらの方法は今となっては、どれも当たり前のことかもしれません。しかし、スーパーマーケットという業態が生まれた時には画期的な考え方だったのです。)
・セルフサービス
昔の小売業は対面販売が基本だったそうです。お客さんが欲しがる商品を棚から取り出して販売するという、今の薬局みたいなイメージですね。
しかし、スーパーマーケットは「いつも買っている食料品などだったら、ワザワザ商品を詳しく説明する必要もないし、その人を雇う分安くしたらどうかな?」といった発想で、セルフサービス方式を導入しました。
チェーン展開を行っているスーパーマーケットなら、セントラルバイイング方式を取り入れています。
これは本部が一括して仕入れることで、大量に仕入れて仕入れ単価を安くしようという考え方です。
・大量販売
セントラルバイイングで一括して大量に仕入れるという事は、大量に販売しないとなりません。
その為、チラシなどを用いて特売を行い、価格を上げ下げして消費者に購買意欲を持たせるようなHigh Low戦略を採っています。
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