例えばメーカと卸売業者が取引をする場合を考えてみます。メーカ側としては商品を納入したらすぐにでも、金をもらいたいと考えているはずです。(短い回収サイトの方が望ましい。)
しかし、卸売業者側としては、支払サイトは長い方が望ましいのです。(回収サイトと支払サイトの差を上手く利用できれば、資金繰りに有利になりますからね。)
このように、お金を払う方と受け取る方ではそれぞれ真っ向から対立する望みを持っているのです。(メーカ側がお金を早く受け取れるという事は、卸売業者側は早く支払わなければならないという事です。)
この時、間に商社が入って、メーカにはすぐにお金を支払い、卸売業者には、彼らが望む長期間の支払サイトを受け入れたらどうなるでしょうか?
実質的に商社がお金を融通していることになりますよね?このような形態を商社金融というのです。
もっとも、商社もボランティアではありませんので、いくらかの手数料を取りますし、そのほかにも自社の影響力を強化したいといった思惑もあったりします。
もっとも、商社もボランティアではありませんので、いくらかの手数料を取りますし、そのほかにも自社の影響力を強化したいといった思惑もあったりします。
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