一次卸_001
一次卸とは、メーカと直接取引を行って、他の小売業や卸売業に販売をする卸売業者の事を言います。言葉のイメージ通り、直接メーカと取引を行う卸売業者の事をいうのです。

さて、このような一次卸はどのような企業が該当するのでしょうか?逆に言うと、あなたがナショナルブランドを展開しているような大きなメーカの担当者だったとして、どのような卸売企業と取引をしたいでしょうか?

規模の小さい企業ですか?規模の大きい企業ですか?

通常は、規模の大きい卸売業者と取引を行っていきますよね。というのは、大きな一次卸の業者では、傘下に多数の二次卸を抱えているので、一次卸と取引を行うと、傘下の二次卸にまで商品はいきわたります。

逆に言うと、一次卸と取引を行う事によって、取引先の数をあまり増やすことなく、広い範囲に商品をいきわたらせることができるのです。

(各市町村毎の小さな卸売業者と直接取引をしたら大変ですよね?)

このように、比較的規模の大きな卸売業者が一次卸に該当します。

なお、こういった卸売業者を排除して中間マージンを支払わないため安く提供できる市場外流通という発想もありますが、卸売業者や市場が担う機能を内製する覚悟と能力が求められます。

■一次卸と二次卸の違い

一次卸はメーカーと直接取り引きができる大きな問屋さんのイメージとなります。その下には二次卸と呼ばれる小さな問屋さんが地域の小売業などに商品を卸しています。

イメージとすると、地方の問屋さんの問屋といった感じですね。日銀が銀行の銀行とされるようなイメージです。

この一次卸は、取引量が膨大で広域の流通を行うだけの規模と能力を持っている事が特徴です。一次卸と取引をすることで、メーカは地方の小さな卸売業と取引をする必要がなくなり取引にかかるコストを削減することができます。

他方で、地方の卸売業からすれば多数のメーカーと取引をすることをせずにすむので、こちらもコスト削減にもつながってくるのです。