ネイバーフッド・マーケット_001
ネイバーフッド・マーケットとは、比較的狭い商圏を狙った、スーパーマーケット+ドラッグストアといった品ぞろえをしている業態です。

ウォルマートが開発した業態であると言われており、スーパーセンターショッピングセンターなどの大規模店舗の隙間を埋めていくような事を狙いとしています。

地域の人の隣にあるようなお店といったイメージです。まさにネイバーフッド(隣人)のマーケットなのですね。

価格政策的には、EDLPを基本としていています。

■ネイバーフッド・マーケットの特徴と利用シーン

家の近くで便利に使えるお店と言ったイメージになります。大型のスーパーを補完して、生鮮食品や日用品を効率的に素早く提供する点に利点があります。

消費者にとっては、低価格かつ徒歩圏という利便性がとても高く評価されるのです。例えば、学校帰りや会社帰りにちょっとした食品や飲み物を買いたいときに、徒歩や自転車でちょっと寄れるお店は便利ですよね。

わざわざ大きなお店まで行くのは面倒ですし、そもそも、大きなスーパーはお店に入ってから出てくるまで結構時間がかかりますよね。そのような時間を節約する事も大きな価値です。

他方、売り場の面積はちょっと狭いので品揃えには限りがあります。そのため定番品に特化した品揃えを基本としていきます。

なお、イオン系の「まいばすけっと」はこのネイバーフッドマーケットにとても近いイメージですが、「コンビニとスーパーの間を狙った独自業態」がまいばすけっとのイメージとなり、ウォルマートが開発した業態であるネイバーフッドマーケットの「スーパー+ドラッグストア」の小さい版とはちょっと違う感じです。

とはいえ、利用者としては似たようなものと整理しておけば十分だと思います。

■ネイバーフッドマーケットの出店戦略

このネイバーフッドマーケットは日常の買い物を短時間で済ませたいというニーズを狙い、徒歩圏内で徒歩5分から10分程度(不動産屋さんの換算で言えば800メートル以内ぐらい)の商圏を狙っています。

企業にとっては、通常のスーパーやドラッグストアーの出店が難しいエリアでも、このネイバーフッドマーケットなら開店余地があるという柔軟性が魅力的です。

我が国においては、都市部でまいばすけっとが消費者の動線を囲い込んでいく立地に出店しています。スーパーによる気力が出ない場合にもまいばすけっとならサクッと買い物できるからよれますし、場所によっては従来型イオンというGMSの直ぐ側にまいばすけっとが出店されており、イオングループの徹底した考え方が垣間見れるので興味深いです。