キャッシュ&キャリー_001
キャッシュ&キャリーとは、会員制で、現金購入を行って商品を持ち帰る卸売業者を指します。

キャッシュ(お金)でキャリー(運ぶ)という言葉なので、「お金を払って持っていく」といった、感じの言葉です。卸売業者では、掛けで取引を行ってくれるケースが多いにもかかわらず、「現金のみでお願いします」と言っているようなものです。

会員制かつ卸売りなので、ホールセールクラブと似ていますが、こちらは原則として小売販売はしませんし、現金販売のみになっています。

また、キャッシュ(お金)でキャリー(運ぶ)というように、配送も行わず、顧客自ら購入した商品を運びます。このように運営に費用がかからないような仕組みになっていますので、低価格販売を実現しているのです。

ドイツの「メトロ」がこの業態を開発しました。

もっとも、最近ではサービス競争のため、配送サービスを行ったり、クレジットの利用を許容したりしています。(参考:小売の輪理論

■キャッシュアンドキャリーのメリットとデメリット

このキャッシュ&キャリーのお店は自分で持って買えるということがポイントになります。つまり、在庫管理や配送コストを顧客に負担させるといったイメージになります。

この種のお店があることで、中小小売業者や中小飲食店はこのお店から仕入れて販売するといったことが可能となります。こういった中小の小売業や飲食店にとっても大量仕入れによる価格低減の効果を享受できるのです。

とはいえ、大量に買わない顧客からするとちょっと利用しにくいお店になります。パスタ10キロ単位を安く売ってくれると言われも、お店をやっていない人とかパスタを主食で食べるような人、大家族など大量に消費する人以外にとってはロットが大きすぎてちょっと不便ですよね。

このように、小口取引や個人客にとってはちょっと向いていないといったデメリットもあるのです。

この辺の顧客ターゲットを大胆に絞り込むのが商売の真骨頂ですね。ここでコンセプトを崩して小口顧客向けの取り組みを行ったりするとお店の魅力が損なわれてしまったりします。(ただ、多くの企業がこのコンセプトのブレをやってしまうんですけどね。)

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